ロボットシステムインテグレーター(ロボットSIer)とは?必要性を考える

    こんにちは。

    産業用ロボットにまつわる情報を配信している、ROBoINです。
    あなたが産業用ロボットについて調べていると、『システムインテグレーター(SIer)』という言葉を目にすることがあるのではないでしょうか。

    今回は、ロボットのシステムインテグレーターについてお届けします。

    ロボットSIerとは?

    SIer = “Systems Integrator”(システムインテグレーター)の略

    SIerという単語を初めて見る方もいらっしゃるかと思うので、補足をしますと、”エスアイヤ―”と読みます。

    インテグレーションは日本語で”完成させる”、”まとめる”という意味を持ちます。
    つまり、ロボットシステムインテグレーターはロボットシステムをまとめ、正しく動くように完成させる集団のことを指します。(以下ロボットSIer)
    具体的には、ロボットSIerは、ロボットシステムの導入提案や設計、組立などを行う事業者です。

    一般に産業用ロボットは、『半完成製品』と呼ばれます。
    実は、産業用ロボットをメーカーにオーダーして、お金を支払い、作ってもらったロボットを現場においただけでは、まったく動かないです。

    では、どうすれば半完成製品の産業用ロボットを使えるようになるのでしょうか。
    それは、ロボットに魂である”プログラム”を入れることです。
    プログラミングを専門業者に入力してもらい、動くように設定すると、現場で産業用ロボットが活躍するようになります。
    この場合で言う専門業者が、ロボットSIerです。

    プログラミングなので、ロボットのハードウェアとは違って、ソフトウェアの知識が必要になってきます。
    たいていの場合、ロボットメーカーではティーチングと呼ばれるプログラミング作業を行っておらず、専門のロボットSIerがティーチングを行います。

    ロボットSIerの業務は様々です。
    具体的には、アームの設計、取付けも行う場合がありますし、パーツの提供やアフターサービスとしてのメンテナンスなど、さまざまな工程を一貫して担ってくれるケースもあります。
    特徴的なのはコンサルティングが付帯してくるところで、整備や足りない人員の手配、それにメンテナンスに至るまで、ロボットSIerはかなりの部分をフォローしてくれます。

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    ロボットSIerに依頼するメリットは?

    ロボットSIerに依頼するメリットとしては、コスト・コンサルティング・物品の提供・トレーサビリティのアップなどがあげられます。

    主なメリットは以下の通りです。

    コスト削減

    専門家が行うことで、作業工数圧縮=コスト削減につながります。
    ロボットの動作に対して、必要、不必要なコードを理解しているため、非常に速いです。

    コンサルティング

    業務の効率化に役立ちます。
    リスク判定や繰り返し業務の切りわけロボット化後のシミュレーションなど、さまざまなコンサルティングを行ってくれます。

    物品の提供

    ロボットの消耗品等が欠品が起らないようマネジメントしてくれます。
    安全柵や工具、消耗品など、必要な物品を管理してくれます。

    トレーサビリティのアップ

    データを取得し、分析してもらうことができ、トレーサビリティ(追跡可能性)が著しくアップします。
    その結果、製品の出荷後の動きまでわかるようになり、商品開発や製品の質向上に大きく役立ちます。

    このようなメリットがたくさんあります。

    産業用ロボット導入にロボットSIerは必要か?

    一部の場合を除きロボットSIerは必要

    では、そのロボットシステムインテグレーターの必要性とはどのようなものでしょうか。

    プログラミングにたいしては、市販されているソフトウェアを使い、自社でプログラムの得意な人にコードを書いてもらえばいいだけです。
    そのためのソフトウェアもたくさん販売されています。

    しかし、知見のある第三者の意見を聞くのは非常に大事ですし、専門家に任せることも大切です。
    ロボットは万が一、想定外の動きをしたときに起る事態が被害甚大となります。
    いわば鉄の塊なので、事故が起ったら危険だと言うことは誰しもが予想できるところでしょう。

    よって、正しいプログラミングで動作を制御することはとても大切になります。
    付け焼き刃の自社プログラミングではなく、専門家に依頼して、未然に事故を防ぐことが大切です。
    そのために、ロボットSIerも常に学んで、専門性を磨き上げています。

    シミュレータなどの複雑なソフトウェアの操作も必要ですし、ロボット独特の動きの癖なども理解していますから、より高度なプログラミングが可能になって、かつ、ロボットを簡単に操作できるようになります。

    また、意外に思えるかもしれませんが、人員の手配もしてくれる場合があります。
    どうしても工場は人が足りなくなりがちです。
    人手不足倒産という言葉がある通り、製造現場はなかなか新しい人が入ってきてくれません。

    そこで、ロボットSIerは必要な人員を手配してくれることもあります。
    オペレーターやメンテナンス工員など、工場にはいない人材を派遣してくれて、全体として産業用ロボットの導入をサポートしてもらえます。

    ROBoINでは、こうした産業用ロボットに関する情報を配信し、みなさまのお役に立てるよう日々励んでいます。
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