こんにちは!産業用ロボットの情報を発信している製造DX.comです。[◎△◎]
今回は、溶接ロボットについてお話していきます!
「溶接ロボットってちゃんと精度出るの?」
「うちは優秀な職人がいるから大丈夫だよ」
そんなあなたにピッタリな記事となっています。
もくじ
①溶接ロボットとは?
溶接ロボットとは、溶接機を搭載したロボットです。
一般的に流通しているものは、垂直多関節ロボットが主流です。
みなさんのご想像の通り、人の手を借りず、プログラム通りの動きを再現することができます。
従来の溶接作業は、高度な技術が要求されていたため、自動化はとても革新的といえ、
各ロボットメーカーが複数の機種を製造していて様々な作業に対応することができます。
ロボットシステムの中に溶接機が必要となること以外は、
基本的には、一般的な垂直多関節の導入と同様で、
ティーチングを行うことでロボットの動作プログラムを設定することができます。
②溶接ロボットのメリット
そんな溶接ロボットを導入することにより、以下のようなメリットが得られます。
- 品質の平準化
- 生産性の向上
- 危険作業からの解放
- 人手不足の解消
他の作業工程を自動化する際に得られるメリットと同一です。
しかし、溶接作業では、必ずといっていいほど危険と隣り合わせです。
アーク溶接では、肉眼で直接見てはいけない“アーク光”が発生したり、
スポット溶接では、高圧で母材を押さえ、大電流を流す必要があります。
更には溶接によって人体に対して、有害物質を発生させてしまうこともあります。
そんな危険作業から解放できるのは非常に大きなメリットといえます。
また、手作業の溶接の品質を平準化させるのは非常に困難です。
木を接合させる際、毎回決まって同じ量の木工用ボンドを使い、
組み立てるのは難しいですよね。
自動化では、高品質を維持し続けることができ、同時に生産性を向上することができます。、
③溶接ロボットの特徴
メリットで前述した通り、高品質を安定させることができます。
また、溶接ロボットは、プログラム通りのムダのない動作を
ひたすら行うため、作業スピードが非常に速いといえます。
更には、ロボットのアームが届く範囲であれば、
人間の手作業では不可能なポジションの溶接を行うことができます。
④対応できる溶接方法
製品の用途や、必要な強度によって溶接方法が異なってきますよね。
溶接ロボットは、幅広い溶接の種類に対応することができます。
アーク溶接、スポット溶接はもちろん、TIG溶接、溶接等、
主流の溶接は一部のケースを除き、対応可能といってよいでしょう。
ただし、対応している溶接方法は機種によって異なるので注意が必要です。
また、上向きの作業姿勢は、溶接材料が重力に従って、流れ落ちてしまいます。
ロボットによる作業で自動化することができても、
物理的に不可能なケースがあることを忘れないようにしましょう!
⑤最後に
優秀な作業者も一人の人間ですから、集中力が低下したり、
いろいろな要因で労働災害に繋がってしまいます。
昨今では、危険作業に対して取り締まりがどんどん厳しくなってきています。
今後、特定の作業に対しては、ロボットの義務化もあり得るとの意見もあります。
そうなったとき、慌てず対応することができるように、今から導入の検討を進めていきましょう!
溶接ロボットは、一般的なハンドリングロボット等とは異なり、
レイアウト検討も、仕様検討も複雑になります。
はじめて導入する方は、機種の選定から躓いてしまうこともあります。
ロボットならではの特性を熟知しているロボットSIerの力を借りることにより、
あなたの改善目標へ飛躍的に近づくことができます。
ロボット導入のお問い合わせは製造DX.comまで
自動化を行うにあたって知っておくべき事項をまとめた「工場自動化ガイド」を作成しました。これから自動化を行っていきたいと考えている企業様は是非参考にしてみてください。
ITトレンドEXPO2024 Summerに出展します!
弊社からは、製造業のデスクワークを簡単にするAI「SPESILL」を出展します。
ITトレンドEXPO 2024 Summer イベント概要
開催日時 2024年9月18日(水)~20日(金)
開催場所 オンラインでの開催
参 加 費 無料
※過去ITトレンドEXPOに参加いただいた方も再度参加登録をお願いします。
インターネット接続せずに使える生成AI「ローカルLLM」を使いたい方はこちら
https://spesill-local.studio.site
インターネット接続せず、セキュアに生成AI活用ができる環境を提供します。具体的には、ローカルLLMを使用して、専用アプリを50万円~提供します。買い切りになるのでランニングコストはかかりません。
DIfy、Microsoft Copilot Studio、GPTsの構築支援のご相談はこちら
DifyやMicrosoft CopilotなどのノーコードAIツールの活用方法がわからない、社内に導入したけど使用している社員が少ない、生成AIを活用した新事業を立ち上げたい、という企業様を徹底的にサポートします!
お気軽にお問い合わせください。
汎用的な生成AIツールを導入したい方はこちら
Word、Excelと親和性が高く、高度な文章生成、図表から文字・文字から図表の生成ができ、ナレッジ検索ができるAIアシスタントツールです。
専門文書の作成や社内外からのお問い合わせ対応などに課題を感じている、人手不足で業務が逼迫している、埋もれている有益なデータが大量にあるなどナレッジマネジメントのお悩みがあれば是非お気軽にお問い合わせください。
運営会社について
製造DX.comを運営する株式会社ファースト・オートメーションは製造業特化の生成AI活用支援会社です。製造DX.com内で研究成果の一部を投稿しています。また、製造業のデスクワークをAIで簡単にする「SPESILL(スぺシル)」を開発提供しており、特に反響をいただいております。ぜひご活用ください!