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【ロボット導入事例】品目別にストッカー管理されている小型部品の多品種少量の梱包作業を自動化

製造DX.comでは工場自動化の事例を紹介しております。参考資料は経済産業省が展開しているロボット事例となりますが、見やすく、わかりやすく、をモットーに初めての方でも問題なくご覧いただける記事制作を行っております。

主な導入内容

【導入内容】

【企業情報】

【導入工程情報】

生産現場の課題

発注量が多い日は作業者への負担が増加し、出荷が遅延する

今回のエンドユーザー様は生産用機械器具に使用する小型部品の製造を行っていました。形やサイズ素材が異なる多種多様な小型部品を品目別のストッカーで保管し、発注内容に合わせて作業者がストッカーから部品を取り出して、梱包を行っていました。従来の行程内容で最も大きな課題だったこととして、発注量が多い日は作業者への負担が増加し、出荷が遅延することでした。また、作業者も10名と非常に多かったことも課題の一つでした。それら課題を解決するため、自動化を検討しました。

ロボットシステムの導入

主な導入製品

  • 垂直多関節ロボット(協働ロボット)
  • 画像処理カメラ
  • 直交ロボット
  • 治具付きのテーブル

今回のシステムは、従来のストッカーとパレットを流用しました。そのため、主作業の”梱包”を垂直多関節ロボットが担い、ストッカーから適切なパレットの引き当てを行う直交ロボットを導入しました。引き当てられたパレットから画像処理カメラを用いて、指定の数量を計測後、小分けの梱包を行いました。更には、日毎の受注中品目から品目別、数量別等で分析・抽出機能を持たせることで、効率よいスケジュール管理が可能となりました。

自動化による効果

本案件は、弊社が設計したものではないため、具体的な導入費用を掲載することができませんが、効果などとしては下記のようになっています。

主な効果など

  • 投資回収年数 :約1.7年
  • 生産性    :約2.5倍
  • 導入部門人員 :4人削減
  • 効果     :1200万円/年
  • その他の効果 :生産性の安定、部品管理の効率化

※参考動画は本案件のロボットシステムではありません

ロボット導入のお問い合わせは製造DX.comまで

自動化を行うにあたって知っておくべき事項をまとめた「工場自動化ガイド」を作成しました。これから自動化を行っていきたいと考えている企業様は是非参考にしてみてください。

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