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【2023最新版】福岡でお勧めの工場見学5選!

こんにちは!
産業用ロボットの情報を発信している製造DX.comです。[◎△◎]

先日、福岡県の製鉄所を見学してきました。鉄のできあがるところは感動ですね。お土産に明太子やラーメンを買ったら鞄の中に入らなくて大変でした。

福岡県は食べるものも、工業製品の見どころも満載ですね。
ちなみにお土産はまだ手元に届いてませんが……

福岡県には福岡市と北九州市の2つの政令指定都市があり、人口も多く産業も盛んな県です。食料品ではラーメンや明太子など、工業製品では自動車産業やロボットなども有名でしょう。また、古くからは官営八幡製鐵所もあり、明治時代に日本の産業を支えたと言っても過言ではありません。

そこで本記事では、福岡でお勧めの工場見学が可能な施設について、2023年の最新情報を紹介します。

福岡ならではの名産品や文化、歴史と触れ合うとともに、今後の活動にも活かしていきましょう。

なぜ工場見学がおすすめなのか

工場見学は製造工場の設備や施設を見学するものです。見学する側だけでなく、工場側にもメリットがあり、近年はツアーとしても人気があります。

工場見学と聞くと、小中学生の課外授業というイメージかもしれません。しかし、多くの経験を積んだ大人になった今こそ楽しめる企画ではないでしょうか。

それでは早速紹介していきましょう。

福岡県内の工場見学が可能な工場を5ヶ所紹介

福岡県は北九州工業地帯と呼ばれ、太平洋ベルトの西端部に立地しています。近年は出荷額が減少していることから四大工業地帯から外されているとはいえ、今でも産業は盛ん。現在も多くの工場があり、中には積極的に工場見学を受け入れている企業もあります。

今回は主に工業製品の工場の中からお勧めの5ヵ所紹介します。

安川電機のロボット・インバータ工場

画像出典:安川電機

安川電機といえば、ロボットに興味のある方なら誰もが知っているのではないでしょうか。安川電機は1915年(大正4年)に創立された、サーボモータ、インバータ、産業用ロボット等の製造販売をしている企業です。

産業用ロボットでは「世界の4強」に名を連ね、常に最前線を走り続けています。そんな産業用ロボットの製造工程や利用されている様子を見学できるのが、ロボット村や中間事業所です。また、行橋事業所ではモータ制御を行なうためのインバータ工場の見学もできます。

各事業所で見学可能な製造ラインは下記を参照してください。

  • ロボット村(福岡県北九州市)
    安川電機みらい館・小型産業用ロボット組立工場
  • 中間事業所(福岡県中間市)
    中・大型産業用ロボット組立工場
  • 行橋事業所(福岡県行橋市)
    インバータ工場

近年は新型コロナの影響を受け、現地まで行かずにZOOMによるリモート見学も可能です。今まで、福岡は遠くて行けなかったという方も、工場見学の臨場感を味わえるでしょう。

工場見学は事業所によって申し込み方法や人数制限、時間なども異なるので、各事業所の案内に従う必要があります。「安川電機 ロボット村・中間事業所・行橋事業所」の工場見学についての詳細は、下記の公式サイトを御覧ください。

安川電機さんには大変お世話になっています。一度は見学に行きたいと思っていたので、今度リモート見学を申し込んでみようかな。

トヨタ自動車九州(宮田工場)

画像出典:トヨタ自動車九州株式会社

トヨタ自動車九州株式会社(宮田工場)は世界最高峰の技術でLexusを製造している工場です。工場内では下記5つの工程を経て製品が完成します。

  1. プレス工程
    ドアやフェンダーを大型プレス機の先駆的な技術で加工
  2. 溶接工程
    約1,000台のロボットでボデーを溶接
  3. 塗装工程
    熟練工の技能を再現した塗装ロボットによる塗装
  4. 組立工程
    約6,500点もの部品を組み付ける
  5. 検査工程
    約1,800項目を厳格にチェックした後に走行試験を行う

残念ながら、2023年6月現在は新型コロナ感染症の影響により、工場内に入って見学することはできない状況です。したがって、ZOOMを利用したリモート工場見学のみとなっています。

リモート工場見学は小学生向けと中学生以上(一般)向けの内容に分かれていますが、どちらも45分程度の見学内容です。小学生向けには内容がわかりやすいような工夫がされています。

小学生向けの工場見学については、紹介動画がありましたので、ぜひご覧ください。

「トヨタ自動車九州(宮田工場)」の工場見学についての詳細は、下記の公式サイトを御覧ください。

Lexusカッコイイですね。最近、国内でも見かけることが増えたので、製造工程にも興味あります。リモート工場見学に申し込もうかな。

株式会社ムーンスター

画像出典:株式会社ムーンスター

株式会社ムーンスターは1873年(明治6年)に座敷たびの生産からスタートしました。150年以上も足袋や靴を作り続けている老舗企業です。150年の歴史の中で多くの社会貢献活動を実施し、地域社会との触れ合いにも力を入れています。

そんな株式会社ムーンスターでは、靴の工場見学が可能です。見学が可能な靴の製造工程は下記の5つ。

  1. アッパー(足の甲部分)を作る工程
  2. ゴム(スニーカーの底部分)を作る工程
  3. 成型(アッパーの形を作る)工程
  4. 加熱・加圧(アッパーとゴムを接合する)工程
  5. 検査・出荷工程

製造工場の様子は株式会社ムーンスターの公式サイトをご覧ください。普段、何気なく履いている靴の製造過程がよくわかる、貴重な工場見学です。

「株式会社ムーンスター」の工場見学についての詳細は、下記の公式サイトを御覧ください。

「月星化成」の名前の方がなじみ深いという方も多いかもしれません。商号がムーンスターに変更されたのは、2006年と比較的最近のことだそうです。

シャボン玉石けん株式会社

画像出典:シャボン玉石けん株式会社

シャボン玉石けん株式会社は1949年(昭和24年)に設立された会社です。昔ながらの無添加石鹸の良さを伝えるために尽力されています。合成洗剤が普及した現代社会においても、無添加せっけんにこだわって製造し続けている優良企業です。

石けんの製造方法は「ケン化法」と「中和法」がありますが、シャボン玉石けん株式会社では保湿成分が石けんに残る「ケン化法」にこだわり続けて製造しています。

工場見学では、実際の製造工程を見学する前に原料や製造方法について学習。その後約40分間の工場見学を行ないます。工場でしか購入できないオリジナル製品もあるので、お土産の購入もおすすめです。

「シャボン玉石けん」の工場見学についての詳細は、下記の公式サイトを御覧ください。

石けん工場にも興味あります。企業理念は「健康な体ときれいな水を守る」だそうです。天然成分へのこだわりを工場で感じるのもおすすめ!

日本製鉄 九州製鉄所

画像出典:日本製鉄

日本製鉄は、新日本製鐵と住友金属工業が合併した、世界でもトップクラスの鉄鋼メーカーです。新日本製鐵は前述した官営八幡製鐵所の流れを汲み1908年から操業を開始。日本の製鉄業を牽引してきた企業です。

九州製鉄所は東京ドーム約150個分の広大な工場で鉄鋼製品を製造しています。工場見学では、下記2つの工場見学が可能です。

  • 高炉工場:原料を溶かし、銑鉄を造る工場
  • 熱延工場:真っ赤な鉄の塊(鋼片)を薄く延ばす工場

安全面を考慮した年齢制限が設けられていますが、小学校5年生~75歳までと幅広い年齢層の見学が可能。見学は90分コースと120分コースの2つから選択できます。

通常なら見られないようなダイナミックな製造工程を見学できるとあって、人気の工場見学です。「日本製鉄 九州製鉄所」の工場見学についての詳細は、下記の公式サイトを御覧ください。

製鉄工場の工場見学はとにかくダイナミック。一見の価値ありです。福岡県で工場見学に行くなら、外すことはできません。

まとめ

本記事では福岡県でお勧めの工場見学施設について紹介しました。福岡県はかつて四大工業地帯の一つとされた、製造業の盛んな地域です。

記事内では、数ある製造工場の中から厳選した下記の5社を紹介しました。

  • 安川電機のロボット・インバータ工場
  • トヨタ自動車九州(宮田工場)
  • 株式会社ムーンスター
  • シャボン玉石けん
  • 日本製鉄 九州製鉄所

また、今回の記事では取り上げませんでしたが、福岡県内にはラーメンの製造工場や明太子、土産物などの工場でも見学可能な施設がたくさんあります。

製造している製品は身近なものばかりなので、大人も子供も製造工程の見学は楽しめることに違いありません。ぜひ、機会を作って工場見学に出掛けてみてはいかがでしょうか。

また、新型コロナ感染症の影響もあり、ZOOMなどを利用したリモート工場見学も行われています。福岡県までは遠くて行けないと、今まで諦めていた方にもチャンスです。ぜひ、この機会に利用してみてください。

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