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生成AIで工場自動化イメージを動画生成!Luma Dream MachineとGPT-4の連携で実現する未来

本記事では、製造業の工場自動化を進める際に有効なAIツール、Luma Dream MachineとGPT-4を使用して装置レイアウトを動画として生成する画期的な方法を解説します。AIを活用することで、設計の効率性と精度を大幅に向上させる方法をご紹介します。

はじめに

製造業における工場自動化は、生産効率を高めるための重要なステップです。近年、AI技術の進歩により、装置レイアウトの設計がより簡単かつ精確になってきました。

本記事では、動画生成AIであるLuma Dream Machineと、画像生成AIであるGPT-4を活用して、効率的に装置レイアウトイメージを動画として生成する方法を解説し、実務で使用できるレベルなのか検証結果を共有します。

1. 使用するAIツールの紹介

2. 装置レイアウト条件の設定

まず、工場自動化のための装置レイアウトの条件を設定します。これには、以下の要素が含まれます:

3. GPT-4で装置レイアウト画像を生成

設定した条件をGPT-4に入力し、装置レイアウトの画像を生成します。具体的なステップは以下の通りです:

  1. 装置の種類と配置条件を入力。
  2. GPT-4が生成したレイアウト画像を確認し、必要に応じて修正。

以下の記事でも生成の検証をしています。

今回は下記のプロンプトで生成します。

自動車部品製造工場の「エンジン部品」組立生産ラインのポンチ絵を描いてください。

組立ロボット1台と組立用のパーツを搬送するコンベアが供給用と払出用の2本あります。

これらのシステムは安全柵で囲われており、システムを設置するエリアは10m×10mの広さです。

組立ロボットに使用する産業用ロボットはFANUC製のロボット(本体は黄色の塗装で、FANUCという文字が赤く印字されています)です。

供給用コンベア – 組立ロボット – 払出用コンベア という配置にしてください。

生成結果はこちらです。以前の検証時よりパワーアップしている気がします。

4. Luma Dream Machineで動画を生成

GPT-4で生成した装置レイアウト画像をLuma Dream Machineに入力し、装置レイアウトの動画を生成します。手順は以下の通りです:

  1. 生成した画像をLuma Dream Machineにインポート。
  2. 動画生成のためのシナリオ設定(装置の動き、操作フローなど)。
  3. 生成された動画を確認し、最終調整。

下記のプロンプトとGPT4oで生成した画像を使って動画を生成してみます。プロンプトは日本語理解に懸念があるため英語にします。

Please turn the attached image into a video showing the following movements.
The robot is taking parts from the conveyor, assembling them in the assembly area, and dispatching the assembled products to the conveyor.

(添付の画像を以下の動きをしている動画にしてください。
ロボットがコンベアから部品を取り、組立エリアで組み立てをおこない、組立した製品をコンベアに払出している。)

生成結果はこちらです。良い結果ではないので、もう一度チャレンジしてみます。

次は下記のように「何を動かしてほしいのか」を付け加えたプロンプトで生成してみます。

The robot and conveyor in the attached image are in motion.
Please create a video of the robot taking parts from the conveyor, assembling them in the assembly area, and dispatching the assembled products to the conveyor.

(添付の画像のロボットとコンベアが動いています。
ロボットがコンベアから部品を取り、組立エリアで組み立てをおこない、組立した製品をコンベアに払出している動画を作成してください。)

生成結果はこちらです。ちょっと残念ですね。

次は下記のように「どんな画像なのか」の説明を付け加えてみます。

The attached image is a punch drawing of an “engine parts” assembly production line at an automotive parts manufacturing plant.
There is one assembly robot and two conveyors that transport parts for assembly, one for supply and one for payout.
These systems are enclosed by a safety fence, and the area where the systems are to be installed is 10m x 10m.
The industrial robot used for the assembly robot is a FANUC robot (the body is painted yellow with the word FANUC printed in red).
The robot and conveyor move in the following arrangement: supply conveyor – assembly robot – discharge conveyor.
Please create a video of the robot taking parts from the conveyor, assembling them in the assembly area, and dispatching the assembled products to the conveyor.

(添付の画像は自動車部品製造工場の「エンジン部品」組立生産ラインのポンチ絵です。
組立ロボット1台と組立用のパーツを搬送するコンベアが供給用と払出用の2本あります。
これらのシステムは安全柵で囲われており、システムを設置するエリアは10m×10mの広さです。
組立ロボットに使用する産業用ロボットはFANUC製のロボット(本体は黄色の塗装で、FANUCという文字が赤く印字されています)です。
供給用コンベア – 組立ロボット – 払出用コンベア という配置でロボットとコンベアが動いています。
ロボットがコンベアから部品を取り、組立エリアで組み立てをおこない、組立した製品をコンベアに払出している動画を作成してください。)

生成結果はこちらです。なかなかうまくいきませんね。

最後にもっとシンプルなプロンプトにしてみます。

Use the image as a reference to generate a video of a robotic system assembling parts flowing from a conveyor.

(画像を参考にしてコンベアから流れてくる部品を組立するロボットシステムの動画を生成してください。)

生成結果はこちらです。今までで一番いいですね!

結論

動画生成の参考データに画像を使うときはシンプルなプロンプトの方が良さそう。

おまけ

画像データを与えずに生成させるとどうなるのかも検証してみます。

情報量多い場合

Create a video of an “engine parts” assembly production line at an automotive parts manufacturing plant.
There is one assembly robot and two conveyors that transport parts for assembly, one for supply and one for payout.
These systems are enclosed by safety fences, and the area where the systems are installed is 10m x 10m.
The industrial robot used for the assembly robot is a FANUC robot (the body is painted yellow with the word FANUC printed in red).
The robot and conveyor move in the following arrangement: supply conveyor – assembly robot – discharge conveyor.
The robot takes parts from the conveyor, assembles them in the assembly area, and discharges the assembled products to the conveyor.

(自動車部品製造工場の「エンジン部品」組立生産ラインの動画を作成してください。
組立ロボット1台と組立用のパーツを搬送するコンベアが供給用と払出用の2本あります。
これらのシステムは安全柵で囲われており、システムを設置するエリアは10m×10mの広さです。
組立ロボットに使用する産業用ロボットはFANUC製のロボット(本体は黄色の塗装で、FANUCという文字が赤く印字されています)です。
供給用コンベア – 組立ロボット – 払出用コンベア という配置でロボットとコンベアが動いています。
ロボットがコンベアから部品を取り、組立エリアで組み立てをおこない、組立した製品をコンベアに払出しています。)

情報量少ない場合

Generate a video of a robotic system assembling parts flowing from a conveyor.

(コンベアから流れてくる部品を組立するロボットシステムの動画を生成してください。)

5. まとめ

精度の問題はまだまだありますが、生成AIツールを活用することで、工場自動化の装置レイアウトイメージを効率的に設計し、効果的なシミュレーション動画を作成することができます。Luma Dream MachineとGPT-4の連携により、製造業の未来がさらに明るくなることでしょう。

6. 今後の展望

今後、AI技術はさらに進化し、より精密で効率的な装置レイアウトの設計が可能になると期待されます。製造業界におけるAIの活用方法は、今後ますます多様化していくことでしょう。

終わりに

本記事では、Luma Dream MachineとGPT-4を使用した装置レイアウトの動画生成方法について解説しました。AI技術を駆使して、より効率的かつ正確な工場自動化を目指しましょう。

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製造DX.comを運営する株式会社ファースト・オートメーションは製造業特化の生成AI活用支援会社です。製造DX.com内で研究成果の一部を投稿しています。また、製造業のデスクワークをAIで簡単にする「SPESILL(スぺシル)」を開発提供しており、特に反響をいただいております。ぜひご活用ください!

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