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【製造DXニュース】生成AIで2D図面を3DCADモデルに自動変換する実証実験が愛知県で始動!

 株式会社ファースト・オートメーション株式会社ナツメは、生成AIを活用し、2次元の設計図面を3DCADモデルに自動で変換するシステムの実証実験を2024年11月から開始しました。実用化に至ると機械や部品の設計業務の手間や負担が大幅に削減され、効率的でスピーディーな製品開発が可能となる技術です。愛知県のスタートアップと中小企業が連携して取り組む、先進的な製造業のデジタルトランスフォーメーションの取り組みと言えます。

 引用:PRTIMES「生成AIで2D図面を3DCADモデルに変換する実証実験を開始」

 このほど始まった実証実験は、愛知県の主催の下でスタートアップと地域の企業が地域課題解決を図るプログラム「AICHI CO-CREATION STARTUP PROGRAM 2024」の一環で実施する取り組みとのことです。自動車産業など製造業が集積する豊川地域が抱える「新事業創出・DX推進の機運醸成」の課題解決を図る目的で、ファースト・オートメーションとナツメの両者に加え、豊川市と豊川商工会議所、豊川信用金庫の協力も得て実証実験に取り組むとのことです。

 今回の実証実験では、ファースト・オートメーションが開発・提供する製造業向け生成AI「SPESILL」を活用するとのことです。ナツメが制作した2次元の設計図面を生成AIに読み込ませ、製品の実際の形状や動作をコンピュータ上でシミュレーションできる3DCADモデルに変換する取り組みです。2024年11月から2025年3月ごろまでの約4ヶ月の実証実験を通じ、業務として利用できるかの実用性や、変換の精度、設計者の業務フローの検証と確立などに取り組む予定です。

 ファースト・オートメーションが実証実験で活用する、2次元の設計図面を3DCADモデルに変換する技術は、米Meta社の日本法人Facebook Japanが主催した生成AI活用をテーマとしたピッチコンテスト「Llama アイディアソン」にてGrand Prize(最優秀賞)を獲得したものです。ファースト・オートメーションは、本技術についての実証事業は国内初としています。

 引用:PRTIMES「Meta主催の生成AI活用コンテスト日本大会で最優秀賞を獲得」

 スタートアップと中小企業がタッグを組んで始まった製造業DXの取り組み。工場の生産性をどれだけ高める効果を発揮するかが注目されます。

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運営会社について

製造DX.comを運営する株式会社ファースト・オートメーションは製造業に特化した生成AI「SPESILL(スペシル)」を提供しています。製造DX.comでは生成AIに関する研究開発の成果を投稿しています。

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