ロボットビジョンセンサとは? 活用方法は?
- #ロボットビジョン
産業用ロボットを導入したいと考えるとき、最初に何をすべきでしょうか?
導入までの流れはどのようなものでしょうか。
基本的にメーカーに依頼してロボットを作ってもらい、現場に導入して、生産性を高める。
これがロボットの導入のイメージではないかと思います。
それはその通りなのですが、まずオーダーを伴うロボットの場合、何をしたいか具体的でなければなりません。もちろん産業用ロボットでできることは幅広く、何でもできてしまいますので、ロボット商社から卸してきた産業用ロボットでも対応は可能です。それでも目的・手段・求める効果あたりは明確にしておかなければなりません。
たとえば、旅に出たいと考えるとき、タクシーを捕まえて「ここではないどこかへ行ってください」と頼んでも、なかなかロマンティックな出来事は起りませんよね。タクシーの運転手さんはプロなので、きっとどこかへは連れて行ってくれますが、風景の好みや予算や移動に許される時間などを具体的に提示しないと、感動するような素晴らしい風景とは出会えません。
もくじ
まず、課題の整理からです。なぜロボットを導入したいのか。何が自社の工程のボトルネックとなっていて、何を解決すればスムーズに流れるのか、そして何のために導入し、生産性はどのようにしてクリアすると定義するのか。そのあたりを決めていきます。
旅とタクシーのたとえでいうならば、風景の好み、予算、移動に費やせる時間を明記すれば、プロのドライバーさんはきっと、素晴らしい場所へつれていってくれるはずです。
まずはあらゆる手段を使って情報収集を行いましょう。他社の事例や機器情報など事前に知っておいて損をすることは絶対にありませんし、何も情報を持っていない状態で導入を進めてしまっては、本当に正しい方向へ進んでいるのかの判断も難しいでしょう。世の中にあるロボットをたくさんみて、最新のトレンドや傾向から、自社の課題感を具体的にしたものに近いロボットや、イメージを明確化できるかどうか確認していきます。
また、展示会に行って実際に動いているロボットを見学するのもおすすめです。導入するロボットがどのような動きをして、どのような配置で、導入した結果同のような効果をもたらすのか。そうした具体的なロボットのイメージができることが大切です。
ROBoINでも各種事例をまとめていますので、参考にしてみてください。
そして、本格的に検討段階に入ると依頼書を作るという実作業が発生します。課題や目的、費用感、スケジュール、対象の工程、効果を見込める生産性、物理的な設置条件、その他作成側から提案して欲しいこと・・・このあたりを書ければ、作る側も具体的なロボットを提案できます。逆にこの辺りが疎かになっていると、必ず後になってトラブルが発生するでしょう。ただあちらから提案されるのを待つ姿勢では良い設備導入にはなりません。
依頼書は正確にはRFP(提案依頼書)といい、ここをどう要件づけられるかでプロジェクトの成功も決まるといっても過言ではありません。弊社が開発しているROGEARではこの辺りの作業を初めての方でもスムーズに進められる機能が搭載されています。もし、右も左も分からないという方は一度お問合せください。
そして、付き合いのあるメーカーや、繋がりがなければ展示会やネットで見た希望するメーカーの営業パーソンに連絡をとり、提案依頼書を渡して実際の見積もりを取ります。ロボットを導入する流れとしては以下になります。
製造(メーカー)>販売(代理店)>システム(ベンダーやSIer)> エンドユーザー(あなた)
このようにさまざまな組織が絡んできます。ただし、高額な発注になるので相見積もりを取らないと、無駄な機能に法外な予算が取られてしまうことがあるので、注意が必要です。例外的な処理がやたら高機能であったり、正規ルートの処理にエラーが多発したりなどのことも考えられますので、金額だけで決めるのではなく、中身をしっかり精査しましょう。
そして、ティーチングと呼ばれる、ロボットの動作を定義する作業も必要です。このステップは自社で行うこともでき、そうした場合は、コストダウンを図ることができます。といっても、初回の立ち上げ時には、メーカーかSIerにお願いしないことには正確な定義づけができないので、再ティーチングと呼ばれる組替えの際に簡単なプログラムを自社で行うといいと考えられます。
ロボットの導入の簡単な流れについてお伝えしてきました。
まず、具体的なイメージを持ちましょう。どこに配置し、どのように動いて、どんな業務を担当し、誰が喜んで、日々動いているか・・・そのイメージをつかんだ上で、オンライン展示会やロボットSIer企業に相談し具体的なロボットと自分のイメージを突き合せ、依頼書に落とし込んでいきます。
その依頼書を元に各種ベンダーの担当者と話し合い、ロボットの仕様書を作り上げていくことが大事です。そして、いい提案をくれるベンダーが決まったら、最終的な納品物のイメージをすりあわせます。頭の中にあるイメージを書類に落とし込んで、情報の認識違いがないようにしていく必要があるのです。
当サイトROBoINでは、このように産業用ロボットの導入方法や流れをご紹介しながら産業用ロボットを希望される方のお役に立てる情報を発信して参ります。お楽しみください!
インターネット接続せずに使える生成AI「ローカルLLM」を使いたい方はこちら
https://spesill-local.studio.site
インターネット接続せず、セキュアに生成AI活用ができる環境を提供します。具体的には、ローカルLLMを使用して、専用アプリを50万円~提供します。買い切りになるのでランニングコストはかかりません。
DIfy、Microsoft Copilot Studio、GPTsの構築支援のご相談はこちら
DifyやMicrosoft CopilotなどのノーコードAIツールの活用方法がわからない、社内に導入したけど使用している社員が少ない、生成AIを活用した新事業を立ち上げたい、という企業様を徹底的にサポートします!
お気軽にお問い合わせください。
汎用的な生成AIツールを導入したい方はこちら
Word、Excelと親和性が高く、高度な文章生成、図表から文字・文字から図表の生成ができ、ナレッジ検索ができるAIアシスタントツールです。
専門文書の作成や社内外からのお問い合わせ対応などに課題を感じている、人手不足で業務が逼迫している、埋もれている有益なデータが大量にあるなどナレッジマネジメントのお悩みがあれば是非お気軽にお問い合わせください。
運営会社について
製造DX.comを運営する株式会社ファースト・オートメーションは製造業特化の生成AI活用支援会社です。製造DX.com内で研究成果の一部を投稿しています。また、製造業のデスクワークをAIで簡単にする「SPESILL(スぺシル)」を開発提供しており、特に反響をいただいております。ぜひご活用ください!
厳選した記事を定期配信
キャンペーン情報などをいち早く確認