
【話題のGPTs】製造業の安全性を革新するAI – 「ロボ・リスク・アナリスト」をつくってみた
- #ChatGPT
製造DX.comでは工場自動化の事例を紹介しております。参考資料は経済産業省が展開しているロボット事例となりますが、見やすく、わかりやすく、をモットーに初めての方でも問題なくご覧いただける記事制作を行っております。
もくじ
人手不足により現在人が行っている複雑な作業を今後継承していくことに不安があった
今回の事例のエンドユーザー様は、食品工場でケーキを生産していました。お菓子作りをしたことある方ならご存知だと思いますが、ケーキの生地を型へ充填する前にクッキングシートを型へ取り付ける必要があります。底面ある円筒の型には2種類のクッキングシートが必要であり、底面には、円形のシートを、側面には細長い短冊形のシートをそれぞれ取り付ける必要がありました。
町のケーキ屋さんのように比較的少量かつ一流職人であれば問題ありませんが、今回の事例のように工場を持ちパートやアルバイトの方で大量生産をしている場合、その作業は非常に困難です。対象部門には9名の作業員を配置しており、労働者が不足しつつある現代から考えると将来的に人手不足になる可能性が高かい状態でした。そのため、自動化したいと考えていましたが、2種類の取付があり、かつ、ハンドリングの対象となるクッキングシート自体が薄く柔らかく、つかみづらいものだったため、自動化が難しいと考えていました。
今回の事例では、2種類の取付方法があったため、各取付に対してロボットを導入、合計で2台のロボットを導入しました。側面用のシートについては、ハンドリングするために、巻取り用のハンドを設計。端部を挟み、ハンドを回転させ巻き取る機構を設計し、導入を実現させました。底面用のシートは吸着ハンドを採用しましたが、対象が紙であるため、1枚ずつ掴むのが課題の1つでした。そのため、シートを1枚ずつ取り出す機構を設計し、架台を解決しました。
本案件は、弊社が設計したものではないため、具体的な導入費用を掲載することができませんが、効果などとしては下記のようになっています。
製品の安全性と品質を確保しつつ生産性をいかに向上させるかは、製造業にとって永遠のテーマであり使命です。しかし、生産性のカギとなる人材の確保が年々難しくなっている今、設備の自動化・ロボット化に期待するところは、非常に大きい物があります。作業員の配置環境が高温であったりいわゆる3K(きつい、きたない、危険)であることは、作業員の離職にもつながりかねません。貴重な人材を失ってしまわぬようにするためにも、ロボット導入を進めていきたいですね。
※参考動画は本案件のロボットシステムではありません
いかがだったでしょうか?今回の事例は、「そんな繊細なものを掴むことができるんだ!」と驚いたかたもいらっしゃると思います。
「これは人の手でないと無理」という常識を壊すところまでロボットの進化は進んでいます。また、ロボットSier様はたくさんの知識を持っており、ロボットに更なる自由度を持たせることができます。みなさんの職場の課題解決のハードルを大幅に下げていただけるのではないかと思います。一歩踏み出して、ロボット導入を検討を進めることにより、飛躍的な成果を収めることにつながることでしょう。
自動化を行うにあたって知っておくべき事項をまとめた「工場自動化ガイド」を作成しました。これから自動化を行っていきたいと考えている企業様は是非参考にしてみてください。
AIエンジニア安野貴博 氏をはじめ、豪華業界著名人がゲスト登壇するITトレンドEXPOに製造DXドットコムを運営する株式会社ファースト・オートメーションが出展します!
製造業のデスクワークを簡単にする生成AIツール「SPESILL」を展示します!ぜひご参加ください!
製造DX.comでは、製造現場の生産性向上に役立つ先進的な情報を発信するメールマガジン「製造DX.com-Plus」を配信しています。メールマガジン読者限定の情報を配信しておりますので、ぜひご登録ください!
製造DX.comを運営する株式会社ファースト・オートメーションは製造業に特化した生成AI「SPESILL(スペシル)」を提供しています。製造DX.comでは生成AIに関する研究開発の成果を投稿しています。
厳選した記事を定期配信
キャンペーン情報などをいち早く確認