普及が進む協働ロボットの主要メーカー各社の特徴を紹介
- #協働ロボット
こんにちは!産業用ロボットの情報を発信する製造DX.comです![◎△◎]
5Gのインフラが整いつつありますが、5Gと産業用ロボットの関係性って、理解するのは難しいですね。
5Gとは、第五世代の通信技術の5th Generationで5Gとなります。
通信技術が進み、安定して高速回線を工場内に張り巡らせられれば、さまざまなFA(ファクトリーオートメーション)が進むと期待できます。
なぜなら、データを同時処理したり、設備を一度に動かしたり、通信量や速度に縛られず、自由に工場を動かせるからです。
今回は、5Gと工場・倉庫の自動化についてみていきます。
もくじ
5Gはスマートフォンにも導入されていて、その速さや容量の大きさは、既にみなさんご存知だと思います。
その認識のクォリティの通り、大容量で高速通信が当たり前のように工場に導入されます。
よって、驚くほど早いスピードで通信が可能になります。
動かす側のストレスもなく、待ち時間も発生せず、快適に動くように変化します。
遠隔操作のぎこちなさが取れてスムーズになり、データ通信がリアルタイムになります。
さらに、遠隔操作で産業用ロボットを動かせるようなります。
帯域も増えますので、同時接続数が大幅にアップします。
勿論、一度に並列で動かせる産業用ロボットの数が増えます。
こちらもまた、目に見えてわかる飛躍的進化です。
導入の効果は大きいと感じられることでしょう。
上記のふたつ(大容量高速通信・同時接続数増加)が重なると、生産性が向上しているのがわかります。
生産性そのものは目に見えませんが、データを計測することで、インプットあたりのアウトプットが増えていることがわかるはずです。
一方、品質は向上し、質の向上は目でもわかります。
それに、データにも出てきます。
生産力が著しく上がっても質が下がれば意味がないですが、5G導入によって、品質は向上します。
なぜなら、多数の同時接続という5Gの特性によって、検品しながら生産、が可能になるからです。
検品はできあがってからのチェックが主でしたが、同時多接続が可能になることで、コンベアとロボットアームと検品ロボットを、工場のライン内で同時に動かせます。
つまり、何かしらの瑕疵を発見したらすぐさまラインから取り除き、最終成果物としての製品の結果保証が容易になります。
さらに、帯域が太くなってデータの処理能力が向上します。
5Gになれば、1kmあたり、100万台もの同時接続が可能となる予定で、これは従来の10万台の10倍です。
つまり、細かい部品やパーツ、小さなロボットに至るまで、すべてにインターネットを接続させてもなんら回線に支障がないのです。
これらによって、取得できるデータも豊富になります。
そのデータの処理性能が向上がすれば、さらに分析の解像度が上がって、新しい価値の創造にもつながります。
つまり、現場から何かしらの新しい発明ができる可能性がひらけます。
そして、異常検知が鋭くなるので、組織としての危機管理能力が上がります。
異常なふるまいをするロボットを見つけるために、ネットワークを張り巡らせても、5Gなら問題なく動きます。
部品に検知機能をつけたり、センサーを搭載したりと、できることは膨大にあるのです。
それらによって、危機管理能力を向上させれば、変化の早い時代のリスクヘッジになり得ます。
工場での異常は、社会に大きな負のインパクトを与えてしまいますので、早期に気づいて事前対処することが大切です。
素早く異常検知できるのが、5Gのある工場の特徴です。
工場には、何らかの作業に熟練したベテラン職人がいます。
彼らの技術は日頃活躍してもらっていることだろうと思いますが、手などの身体的な活用だけではなく、頭脳や知見のほうはどうでしょうか、活用できているでしょうか。
5Gを工場に導入すれば、データ分析もスムーズになり、画像処理技術も上がりますので、職人の動きを映像に投影し、熟練した動きとはどういうものか、言語化に頼らずともデータ化・見える化してしまえるのです。
また、AIに、知見を覚えさせることで、これまで属人性が高く人に依存していた技術そのものを、次世代に引き継げるのです。
技術継承につながります。
5Gがあれば、かなり工場は進化します。
とりわけ自動化の部分と、生産性向上は大きいのではないでしょうか。
産業を変える可能性すら持った5G。その浸透が待たれます。
これは決して夢物語ではなく、近い未来に起こる変化です。
なぜなら、帯域そのものが増えたのは携帯電話などの無線通信技術ができてここ20年間のインフラ整備の歴史そのものだからです。
インフラ整備が得意な日本において、5Gは期待できる発展となりえます。
製造DX.comでは、5Gにまつわる情報の発信や、5Gが産業用ロボットと工場に与えるインパクトを研究し、お伝えしていきます。
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