ティーチングペンダントとは?使用方法や機能について詳しく解説
- #ティーチング
こんにちは!産業用ロボットの情報を発信している製造DX.comです。[◎△◎]
今回は、自動化によるメリットの品質向上をピックアップして見ていきます。
「自動化で本当に品質向上するの?」「人手で成り立つならそれで問題ないんじゃない?」
そんなあなたの疑問を解決するためのコラムとなっています!
もくじ
比較のため、人手作業について確認していきましょう。
人手作業によるメリットは以下の通りです。
1.柔軟な対応ができる
作業するのが人であるため、会話もできますし、ちょっとした作業内容の変更は、簡単に対応することができます。
立ち位置の変更、レイアウトの変更にも対応できるの非常に大きな強みですね。
2.学習ができる
作業員自らが考え、改善していくことができます。
管理者が決めたレイアウトが作業工程が決して正しいとは限りません。
そんなとき、作業員がブラッシュアップをしてくれるというのは、人間ならではの強みではないでしょうか。
更には、作業員同士が教え合うことができるため、作業員のレベルアップも簡単に図ることができます。
3.複雑な作業ができる
“職人”と言われる作業員がいるだけあって、流行り、熟練ができるのも強みです。
“2.”と通ずるところはありますが、自ら学習したことを作業に織り込むことができ、その人ならではの力を発揮することができます。
“その人しかできない作業”を生み出すことができます。芸術品などがまさにそうですね。
勿論、人手作業によるデメリットも存在します。
1.欠員する可能性がある
理由は様々ですが、作業員が人間である以上、いつかその作業工程から去ってしまうことでしょう。
突然の欠員による影響は甚大で、職人の場合には、補填することができなくなってしまう場合もあります。
2.品質にムラができてしまう
人が作業する以上、ムラができてしまうのは避けて通れません。
体調や、モチベーションによる作業ミスや慣れない作業によるミスもありますね。
また、配置転換により、作業員の熟練もリセットされることもあり、品質の維持は難しいです。
3.生産のコントロールがしづらい
作業員の熟練度により、生産数が変わってしまいます。
また、休憩も必要ですし、残業や休日の対応には、多くの費用を必要とします。
残業手当や休日出勤手当など、別途費用を計算に含めないといけないこともあり、
急激な生産数の増加の場合、管理が難しくなってしまいます。
続いて、ロボットによる自動化のメリットです。
1.品質が安定しやすい
ロボットはバラツキを規格内の精度に収めることができます。
人手とは異なり、ムラがありません。
また、ビジョンセンサにより、見落としも減るので、流出不良も防止することができます。
2.生産管理がしやすい
品質が安定すれば、不良も少ないです。
不良が少なくなれば、極論ですが、作った分だけ出荷することができます。
また、品質以外にも、時間当たりの生産数が設定した通りとなりますので、非常に管理がしやすくなります。
3.フル稼働することができる
少し可哀想ですが、休憩なしで働き続けることができます。
急な生産数の増加にも簡単に対応できることでしょう。
最後に、ロボットのデメリットを確認していきましょう。
1.レイアウト変更に柔軟に対応できない
ちょっとしたレイアウト変更もロボットが加われば、大変更となります。
設置型のロボットについては、設置場所を設定してしまっているので、変更が困難。
可動型のロボットは、レイアウト変更による可動範囲の見直しが必要となります。
2.作業の変更に柔軟に対応できない
ロボットにはティーチングが必要であり、最初に複雑な作業を覚えさせることはできますが、
作業自体が変更してしまうのに対しては、弱いといえるでしょう。
しかし、ハンドの先端をアタッチメント式にする等、複数の作業に対応することが可能です。
あらかじめ、導入検討に織り込むことで費用を抑えることが大切です。
3.安全柵が必要
一部、協働が可能な条件以外は、安全柵が必要となります。
ロボットシステムのスペースは勿論、システムを囲う安全柵のスペースの考慮も必要です。
スペースは空いていれば一見、問題ないように思いますが、その範囲には資産価値があります。
そういった面でも大きなコストを必要をします。
“人手作業”と”ロボット”、どちらもメリットデメリットを確認していきました。
その中でも、ロボットには、品質に関するデメリットがありませんでしたね。
品質向上のためには、やはり、ロボット導入が最も適しているといえます。
人手作業においての、もっとも大きなデメリットとして、
『生産コントロールがしづらい』ことをあげました。
コントロールがしづらいということは、すなわち、ヒューマンエラーの可能性も秘めていることになります。
突然の生産数の増加により、作業が追い付かず、ミスを冒してしまうこともあります。
流出不良は、企業のブランドに傷をつけることに繋がります。
確実な品質を確保することで、信頼を向上していきましょう。
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