【ロボット導入事例】油圧ブレーカ部品の内径のR面取作業を自動化!専用治具で着脱作業を削減
- #垂直多関節ロボット
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製造DX.comでは工場自動化の事例を紹介しております。参考資料は経済産業省が展開しているロボット事例となりますが、見やすく、わかりやすく、をモットーに初めての方でも問題なくご覧いただける記事制作を行っております。
もくじ
過酷かつ危険な作業であったため自動化したかった
今回のエンドユーザー様は事業の一環として屋根の塗装作業を行っていました。家を購入された方や、倉庫を持っている方は、ご存知だと思いますが、屋根の塗装は、定期的に行わなければならなりません。塗料自体に、汚れ防止や、防腐、防錆など、効果があることが多く、また、塗料は経年劣化により取れてしまったり薄くなってしまうのが実態です。
しかし当然、屋根の上に上がるため、高所での危険作業になります。さらに、塗料には有害な物質を含んでいることもあります。作業自体、炎天下の直射日光の下、長時間かがんだ姿勢で、単調作業をしていて、作業者にもきつい環境だったこともあげられたため、自動化の検討を進めました。
今回は、大前提として、ロボットを屋根の上に上げなければいけなかったため、流通の自走式ロボットではなく、自社開発により、軽量化を図りました。全ての屋根材に対応するのは非常に困難なため、一般的な倉庫等に使われている鋼板材のハゼ折板に絞り導入検討を行いました。
本案件は、弊社が設計したものではないため、具体的な導入費用を掲載することができませんが、効果などとしては下記のようになっています。
人手作業に比べ、1度に塗ることができる面積が増え作業速度が格段に上昇しました。
また、作業者によるバラツキも解消することができました。
※参考動画は本案件のロボットシステムではありません
高所による危険作業は、年間でも何件もの事故が発生しています。どんなに強靭な方でも、炎天下の中、長時間作業することにより、集中力が低下してしまいます。危険作業は、やはり、人ではなく、ロボットに代替し、人は更に生産性を向上させることができる作業へと移り替えていくことが大切ですね。
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