【ロボット導入事例】集中力が必要な極小の光学レンズの整列作業をロボットへ代替!労働時間を1/16へ
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製造DX.comでは工場自動化の事例を紹介しております。参考資料は経済産業省が展開しているロボット事例となりますが、見やすく、わかりやすく、をモットーに初めての方でも問題なくご覧いただける記事制作を行っております。
もくじ
品質を安定させるのが困難で大きな課題の1つ
今回のエンドユーザー様は自動車用のボデーフレームの製造を行っていました。従来、ボデーフレームの溶接は熟練した作業員による手作業で行っていました。1基のフレームに対し、2名で行い、1日で1台の生産能力であり、生産性は決していいとはいえませんでした。また、手作業による溶接は品質を安定させるのが困難で大きな課題の1つでした。そのため、今回自動化を検討しました。
今回の溶接システムは、溶接6ガンまで自動交換が可能なものを選定しました。また、溶接ロボット自体を直交ロボットに設定することにより、溶接ロボット本体が可動できるようにし、位置決め精度を向上しました。結果、不良率を1/2削減することができ、生産台数も3倍に向上することができました。
本案件は、弊社が設計したものではないため、具体的な導入費用を掲載することができませんが、効果などとしては下記のようになっています。
※参考動画は本案件のロボットシステムではありません
溶接作業は、繊細かつ、高い品質が問われる作業です。例えば、同じ速度、同じ送りで溶接を行っていかなければ、溶接が均一にできず、場合によっては、使用時に応力集中が発生してしまう可能性もあります。品質の向上は勿論、安定させるためには、自動化が必要となってきます。いろいろなメーカーが溶接ロボットを製造しているため、導入イメージが比較的しやすく、作業目的も定まっているため、ハードルは決して高くはありません。更なる発展のためにも、ぜひロボットを迎え入れたいですね。
自動化を行うにあたって知っておくべき事項をまとめた「工場自動化ガイド」を作成しました。これから自動化を行っていきたいと考えている企業様は是非参考にしてみてください。
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