ロボットは壊れやすい? メンテナンスの必要性と確認事項を解説
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こんにちは!産業用ロボットの情報を発信している製造DX.comです。[◎△◎]
今回は、パレタイズロボットについてお話していきます!
もくじ
パレタイズロボットとは、パレタイズ、つまり、荷積みに特化したロボットです。
パレタイズに”ing”を付け“パレタイジングロボット”と呼ばれることもあります。
もちろん、荷下ろし(デパレタイズ)も人間の代わりに行うことができます。
つまり、人手作業で重い荷物を荷積み、荷下ろししていたものを
ロボットが簡単に、軽々と持ち上げ、パレットに並べたり、他の場所に移動させることができます。
また、他のロボット同様、ハンド先端の設計により、段ボール、紙袋、様々な形状のものを扱うことが可能です。
パレタイズロボットは各ロボットメーカーから販売されていますが、
その多くが、垂直多関節ロボットに分類されます。
垂直多関節ロボットは、複数の関節を持ち、人の腕に見えることから、
一般的に”ロボットアーム”と呼ばれることも多いです。
垂直多関節ロボットの特徴は、柔軟に動くことができ、自由度が高いことがあげられます。
一般的なハンドリング等に用いられる垂直多関節ロボットは、6軸が主流ですが、
パレタイズロボットは、重量物の搬送を行うことを考慮して開発されているため、
軸を減らし、重量物に耐えうる剛性を確保していることが多いです。
人の腕も、関節は脆く、骨折するよりもわずかな力で脱臼してしまいますよね。
ロボットの関節も同様に関節は脆いとされます。
現在のパレタイズロボットの主流の軸数は、4軸となっています。
パレタイズロボットのメリットは、なんといってもやはり、
重量物の搬送を簡単に行えることでしょう。
一言で終わらせてしまうと、「それだけ?」と思われてしまいますが、
その恩恵は非常に大きいものといえます。
人間が手作業で行うことができる重量は、厚生労働省により定められています。
つまり、配置する人の体格や性別が制限されてしまうため、人員確保が非常に難しくなります。
また、法令によって定められた重量以下でも、慢性的な腰痛や椎間板ヘルニアを発症させてしまい、
作業が困難になったり、突発的な休暇が必要となってしまうこともあります。
パレタイズロボットは、それらの課題をクリアにすることができ、
また、従業員の満足度を向上させ、会社全体を活気立たせることができます。
パレタイズロボットの導入ポイントは以下の通りです。
可搬重量は、ロボット機種によって様々です。
導入工程にあった重量を選ぶことはもちろん、
今後、数年の間に扱う可能性がある重量も考慮することも視野に入れておきましょう。
次に導入スペース。
パレタイズロボットのほとんどが重量物を扱うことでしょう。
そのため、安全柵が必要となることが多いです。
十分なスペースがあるか確認しておきましょう。
予算については、ご相談するロボットSIerや、導入用途によって大きく変わってきます。
簡単に『コストが安いか、高いか』だけを判断するためには、導入工程が一般的な工程か、
取り扱っているものが段ボールなど一般的な梱包か、それらで判断することができます。
一般的な工程、梱包であれば、流通量が多いため、比較的コストが低いといってよいでしょう。
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