【ロボット導入事例】洗浄、検査、ハンドリングの一連作業を自動化!生産性28倍へ
製造DX.comでは工場自動化の事例を紹介しております。参考資料は経済産業省が展開しているロボット事例となりますが、見やすく、わかりやすく、をモットーに初めての方でも問題なくご覧いただける記事制作を行っております。
もくじ
主な導入内容
導入内容
- 人手作業をしていた機械加工部品の清浄、異物検査、トレーへ移載作業のロボット化
- ロボット導入による省人化、生産性向上、及び人的ミス防止による品質の安定化
企業情報
- 中小企業
- 製造業(非鉄金属)
導入工程情報
- 検査工程・洗浄工程(測定作業)
- 労働生産性の向上
生産現場の課題
今回のエンドユーザー様は事業の一環として、車載電装品用の水冷基板の製造を行っていました。水冷基板は、車載用電装製品へ組みつけられるため、異物混入は致命的な欠陥を招くものです。しかし、水冷基板は複雑な形状をしているため、異物混入を防止する清掃、異物の有無の検査を人手作業でおこなっていました。今後の生産拡大に向け、省人化や顧客からの製造コスト低減の要求に対応できるよう、自動化の検討を進めていきました。
ロボットシステムの導入
主な導入製品
- 垂直多関節ロボット
- 画像処理カメラ
今回の事例では、1台の垂直多関節ロボットで、ハンドリング、清掃、検査の一連の工程を行うことができるようになりました。ロボットハンドは特殊設計となりましたが、異形製品のハンドリングを実現し、また、製品位置角度の調整を可能にすることで、画像処理技術を活用し、検査、洗浄工程の自動化を実現することができました。
自動化による効果
本案件は、弊社が設計したものではないため、具体的な導入費用を掲載することができませんが、効果などとしては下記のようになっています。
主な効果など
- 投資回収年数 :約1.0年
- 生産性 :約28.5倍
- 導入部門人員 :3人削減
- 効果 :1200万円/年
- その他の効果 :品質の向上、過酷作業の代替
※参考動画は本案件のロボットシステムではありません
最後に
洗浄工程を人手で行う場合、埃が舞わないように徹底する必要があります。人ではどうしても体毛が落ちたり、移動する際に埃が舞ったりします。また、現場に入場する際に、洗浄を徹底しなければ、外から埃を持ち込んでしまいます。ロボットで自動化する場合、一部区間をロボットに担うことにより、人が立ち入る回数を極限まで減らすことができ、ムダな管理を省くことができます。ロボット導入によって品質向上以上に、得られる効果があるかもしれませんね!ロボットSIerに相談することにより、それらメリットを洗い出すことができます。お気軽にお問い合わせください!
ロボット導入のお問い合わせは製造DX.comまで
自動化を行うにあたって知っておくべき事項をまとめた「工場自動化ガイド」を作成しました。これから自動化を行っていきたいと考えている企業様は是非参考にしてみてください。
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