検査工程を自動化するために必要な〇〇!技術の進歩により低コスト化も?
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こんにちは!産業用ロボットの情報を発信している製造DX.comです。[◎△◎]
今回は、バリ取りロボットについてお話していきます!
もくじ
バリ取りとは、金属や樹脂製品を成型、加工した際にできてしまうバリ(トゲや出張り)
を取り除く作業のことです。
一般面から飛び出ているため、危害性や部品間同士の接触を防ぐ等、様々な理由で
バリ取りは必須作業といえます。
類似作業に面取りという作業があります。
面取りは、尖りのある角を落とす作業のことです。
バリ取り同様、危害性を考慮して角をなくすほか、簡単な挿入ガイドとして使われることもあります。
どちらも、不要なものを削り落とすという点では同様です。
今回は、面取りをピックアップお話していきます!
前述したバリ取りは、非常に簡単なものから、熟練工の技術を借りないと困難な場合がありました。
その理由として、対象の製品の形状、材質によって難易度が異なることがあげられました。
例えば、非常に複雑な形状であったり、割れやすい材質の場合、
力加減によっては不良品となってしまったり、取り残しができてしまうことがあります。
高難易度のバリ取りは、やはりコストをかけてでも熟練工に頼っていました。
また、材質や成型上、どうしてもバラツキが大きい場合、自動機の導入がハードルが高かったです。
それらは、従来のバリ取り自動化の課題として、あげられました。
現在は、力加減を調整することができ、課題を解決することができる、
そんなロボットが作ることができるようになりました。
バリ取りロボットのその多くが、垂直多関節ロボットとなります。
垂直多関節ロボットは、3次元的な動きに強く、
製品全体に発生してしまうバリを処理するのには最適といえます。
協働ロボットを始め、様々な機種がバリ取りに対応しており、
パッケージ販売を行いっているメーカーもあります。
バリ取りに適応しているロボットは、基本的に加工粉塵や水滴の多い環境でも
問題なく能力を発揮することができます。
バリ取りロボットを導入することで得られるメリットは以下の通りとなります。
バリ取りロボットを採用している企業は、
前加工のすぐそばに配置することにより、前加工~バリ取りの一連の作業を
自動化し、24時間対応を可能としている企業もあり、
人が行う作業は、切子の掃除など、メンテナンスだけでよくなる点も非常に大きなメリットといえます!
一番大きな課題は、3Dデータで対応する点だと考えられます。
大手企業の多くは、3DCADへの柔軟対応が行えますが、
まだまだ3DCADに対応できていない企業が多いのは事実です。
バリ取りロボットは、ティーチングの際、3Dデータを活用することが多いため、
3DCAD対応が難しい企業は、導入と同時に3DCADオペレートが可能な
人員の確保が必要となります。
バリ取りは、製品の形状が同一である以上定型的な作業となります。
そんな定型作業は、やはりロボットが強いといえますね!
熟練作業員の方も、いずれはその現場を去ってしまいます。
そういった場合、後継者の育成や人員確保が必要不可欠となります。
ロボットの場合、それら課題をクリアにし、また、作業時間も増やすことができます。
課題として上げられる、3DCAD対応については、
いずれは超えなくてはいけない壁であると私は、認識しております。
3Dデータは、バリ取りの他にも寸法精度など検査にも活用できます。
取引先とのやり取りも格段にスムーズになりますし、
ぜひ、これを機に企業をレベルアップさせましょう!
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