協働ロボットとは、産業ロボットとの違いを解説!
- #協働ロボット
こんにちは!産業用ロボットの情報を発信している製造DX.comです。[◎△◎]
今回は、検査ロボットについてお話していきます!
もくじ
「わかってるよ!!」と思う方もいらっしゃると思いますが、
以降の話の前提の認識を合わせるためにお付き合いください!
検査工程は、その名の通りものを検査する作業のこと。
寸法、傷や割れなどの外観、硬度なんてものもありますね。
検査工程は、製造業において品質を保証するためには必要不可欠です。
検査のタイミングも様々で、受入検査をはじめ、工程内検査、出荷前検査など
検査を導入するタイミングは、企業によって様々だといえますが、どの企業も必ず1回以上は行っています。
また、その実施方法も製品や品質レベルによって全数検査、抜取り検査など様々です。
従来の検査工程の課題は、手間がかかることでした。
品質を担保するためには、チェックリストにある項目をしっかりとチェックする必要があり、
チェックミスをしてしまうと、最悪の場合、不良流出となる可能性を秘めているため、
作業者には、精神的にも負荷かかってしまいます。
金属製品などは、決められた製造法で作られているため、比較的検査しやすいですが、
食材のように大きさ、形、色などが様々な場合は、職人による熟練作業によって、
検査が行われているケースもあり、それらは、人員の確保が難しい課題を抱えていました。
検査工程は、今、ロボットによる代替が急速に進んでいます!
その理由の1つとしては、ビジョンセンサのスペックの向上です。
精度の向上をはじめ、認識速度の向上、小型化、低コスト化、
様々なスペックが大幅に向上しています。
勿論、ロボットによる検査は、常に高い精度で、ミス漏れなく、行うことができます。
人の目では見えづらい傷なども、赤外線で確認することもでき、
従来よりも確実に品質を向上させることができるといってよいでしょう。
荷重センサを用いて、果物の柔らかさを検査する、など、幅広い検査に対応できる特徴もあります。
検査工程におすすめ出来るろぼっとは現状では、2種類あります。
1つ目が垂直多関節ロボット。
3次元的な動きに強く、対象物をいろんな角度から見ることができ、
日本のロボットSIerの技術をもってすれば、高スピードで高い精度を確保することができます。
2つ目が双腕ロボット。
その名の通り、アームが2つあるため、ワークを持つ手とカメラを搭載している手が
同時に可動するため、通常の垂直多関節ロボットに比べ、さらに複雑な動きをすることができます。
他のロボットタイプも状況によっては活躍できることもあるため、
現場の工程の状況の精査を行う必要があります。
ロボットを導入するうえで最も重要なことが、現場の状況の把握です。
また、把握したうえで、しっかりとロボットSIerと擦り合わせを行う必要があります。
ロボット導入は、仕様検討の段階で詳細に決めておく必要があり、
終盤での条件変更は、仕様を大きく覆してしまい、
導入納期に大きく影響が出ることはもちろん、費用も大きくなる可能性があります。
初めて導入する方は、難しく考えてしまうかもしれませんが、
あなたの会社の業界を得意とするロボットSIerを見つけることで、
そのハードルを各段に下げることができます!
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