今話題の配膳・運搬ロボットを導入するべき?メリットデメリットを解説!
- #配膳ロボット
こんにちは!産業用ロボットの情報を発信している製造DX.comです。[◎△◎]
今回は、産業用ロボットから少し離れて
自動運転についてお話していきます!
もくじ
自動運転(自動運転車)とは、人間が運転操作を行わなくても
自動で走行できるシステムのことです。
自動運転車は、ロボットと遠い存在というわけではなく、
ロボットカーとも呼ばれています。
完全な自動運転車は、カメラやレーダー、LIDAR、超音波センサー、GPS等で周囲の環境を認識し、
行き先を指定するだけで自律的に走行することができます。
自動運転の導入のその流れは、まさにロボットの技術の進化と一心同体といってよいでしょう。
自動運転には以下の通りの各レベルの定義が存在します。
レベル0
ドライバーが常にすべての制御の操作を行う。
前方衝突警告などの主制御系統を操作しない運転支援システムもレベル0に含む。
レベル1(運転支援)
加速、操舵、制動のいずれか単一をシステムが支援的に行う状態。
衝突被害軽減ブレーキなどの安全運転支援システムによる。
レベル2(部分自動運転)
システムがドライビング環境を観測しながら、加速、操舵、制動のうち同時に複数の操作をシステムが行う状態。
アダプティブクルーズコントロール(ステアリングアシスト付き)等がこれに該当する。ドライバーは常時、運転状況を監視操作する必要がある。
レベル3(条件付自動運転)
限定的な環境下若しくは交通状況のみ、システムが加速、操舵、制動を行い、システムが要請したときはドライバーが対応しなければならない状態。
通常時はドライバーは運転から解放されるが、緊急時やシステムが扱いきれない状況下には、システムからの運転操作切り替え要請にドライバーは適切に応じる必要がある。
レベル4(高度自動運転)
特定の状況下のみ、加速、操舵、制動といった操作を全てシステムが行い、その条件が続く限りドライバーが全く関与しない状態。
基本的にドライバーが操作をオーバーライドする必要は無いが、前述の特定の状況下を離れると人間の運転が必要になる。
レベル5(完全自動運転)
無人運転。考え得る全ての状況下及び、極限環境での運転をシステムに任せる状態。
ドライバーの乗車も、ドライバーの操作のオーバーライドも必要ない。安全に関わる運転操作と周辺監視をすべてシステムに委ねる。
過去には、道路に磁器マーカーを埋め込む方式も開発されており、現在も稀に議論になりますが、
道路にマーカーを埋め込むコストがかかることや、積雪の影響や除雪の障害にもなるため、普及は難しいでしょう。
そのため、現在では、基本的に車のセンター主体で自動運転ができる自動運転車の開発が中心となっています。
現状、最も自動化レベルが進んでいるのは、ホンダのレジェンドです。
搭載されているホンダ センシング エリートは、前述した自動化レベルで表すとレベル3に相当します。
実証されているレベルでお話しすると、レベル4もすでに公道で実証済みですが、
それらを一般的に普及されるにはまだまだデータが整っていない状態となっています。
前述した、データがまだ整っていないというのも1つの理由ですが、
この先の自動運転技術は、事故の責任についても問題視されています。
勿論今まで通り、各国の道路交通法に従って判断するのは、もちろんですが、
車載のシステムの影響なのか、手動運転の影響なのか、など、様々な内容が
複合的に影響することが考えられます。
自動運転は、私たちの生活に大きな影響をもたらすことでしょう。
しかし、その大きさ故に、新たな制度、法律が必要となります。
最後に産業用ロボットとの関係性をみていきましょう。
ロボットとAIのブームは自動運転車から始まったといってもよいです。
自動運転車に用いられる人工知能は、産業用ロボットにも活用され、また、その逆も存在します。
産業用ロボットのニュースはアンテナを高くしていないとキャッチできないことも多いです。
その理由は、産業用ロボットはロボット単体ではなく、その他のセンサやシステムとの組み合わせによるもので
また、システムの仕様も企業や工程によって様々となってしまいます。
そのため、なかなかメディアは取り上げづらい状態です。
しかし、自動運転車は、完全品であり、注目を集めやすい題材となります。
また、自動車は携わっている業界も幅広く、世界中のトップクラスの技術の集大成です。
自動運転車には、画像認識システムやセンサー、各通信システムが採用されており、
それらは、産業用ロボットシステムで活用することができます。
つまり、自動運転車の技術は、当然のように皆さんの企業の課題解決、ロボット検討に活かすことができます。
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