【ロボット導入事例】協働ロボットにより弁当盛付自動ラインを実現!瞬時に向きや形状を認識
- #協働ロボット
- #垂直多関節ロボット
製造DX.comでは工場自動化の事例を紹介しております。参考資料は経済産業省が展開しているロボット事例となりますが、見やすく、わかりやすく、をモットーに初めての方でも問題なくご覧いただける記事制作を行っております。
もくじ
今回のエンドユーザー様は事業の一環として、トルクコンバータの製造を行っていました。トルクコンバータは、AT自動車のエンジンとトランスミッションの間で使用される機器で「トルコン」と略されることが多く、流体力学的作用を利用した変速機です。トルコン内部には、多くのブレード(プロペラ)が設定されており、そのブレードによりタービンが回転し、トランスミッションからタイヤへと伝わり、車を発進させます。そんなトルクコンバータの組み立て工程、シェルと呼ばれる筐体にブレードの爪を合わせ、ハンマーで打ち込む作業を1台につき、31枚分行う必要があり、作業者の経験とコツが必要となっていました。また、作業者ごとに打ち込む量や角度が異なるため、品質が安定しない課題を抱えていました。昨今の人手不足を補うためにも、工程の自動化を検討しました。
今回は、ブレードのピッキング作業が必要だったため、ピッキング作業に強いパラレルリンクロボットが選定されました。パーツフィーダーでブレードをコンベアに流し、流れてきたブレードをパラレルリンクロボットがピックアップし、治具に載せ、垂直多関節ロボットがブレードを掴み、シェルへ組付けを行う一連の自動作業を実現しました。熟練作業者を観察し適したハンドを選定できた事と作業者の『コツ』を忠実にロボットに再現することができ、より効率的な導入を行うことができました。
本案件は、弊社が設計したものではないため、具体的な導入費用を掲載することができませんが、効果などとしては下記のようになっています。
※参考動画は本案件のロボットシステムではありません
今回の事例では、導入規模が大きく、ロボット2台、周辺機器も複数台必要でした。そんな中でも投資回収がしっかりと出来るのは、ロボットの代替による人員の削減数が大きく、結果、生産性もおよそ13.5倍と非常に高いです。ロボットSIerと密に情報共有を行ったり、現地調査を行うことで、無理なく、投資回収のしやすい構成、条件出しを行うことができます。どこで、どのようなものを、どのように、作業を行っているのか、作業者が注意していることは何か、そういった細かいところまで洗い出すことで、ロボットは、より大きな効果をもたらしてくれることでしょう。
自動化を行うにあたって知っておくべき事項をまとめた「工場自動化ガイド」を作成しました。これから自動化を行っていきたいと考えている企業様は是非参考にしてみてください。
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