【ロボット導入事例】ワークの着脱をロボット化することで24時間無人運転可能に
- #垂直多関節ロボット
製造DX.comでは工場自動化の事例を紹介しております。参考資料は経済産業省が展開しているロボット事例となりますが、見やすく、わかりやすく、をモットーに初めての方でも問題なくご覧いただける記事制作を行っております。
もくじ
今回のエンドユーザー様は事業の一環として、化粧ブロックの製造を行っていました。化粧ブロックとは、家庭のブロック塀に使用されるブロックで、複数個積み重ねることにより良い見栄えになるものです。導入工程の化粧ブロックは、製品に凹凸の加工を施した物で、加工後、検品整列作業、印字作業、手動でパレット積み作業を合計3名で行っていました。重量物かつ壊れやすい製品であるため慎重に作業を行う必要があり、作業者には過酷な作業であると共に残念ながら生産性も低い状態でした。
今回は、印字工程に直交ロボットを選定し、パレタイズには、パレタイズロボットが選定されました。また、トレーの最終移動は、重さ約500kgにもなり、多関節ロボットを採用する場合、コストが上がってしまうことを懸念して、直交ロボットを採用しました。検品の割れ欠けの確認は従来通り、人手作業で行い、検品した製品をそのままコンベアに載せることで、搬送ライン先で自動で印字を行うことができ、その後、パレタイズロボットにより、自動で製品をパレットに積むことが出来るようになりました。
本案件は、弊社が設計したものではないため、具体的な導入費用を掲載することができませんが、効果などとしては下記のようになっています。
※参考動画は本案件のロボットシステムではありません
今回の案件では、検品を人手作業で行うことを選定していましたね。一般的な考え方であれば、ロボットによる検品のほうが質が高いとされています。しかし、今回はワークが重量部でさらに、土石製品でした。検査する箇所は割れ欠けが発生する箇所すべてを見なければならないため、重量物を360度自由にチェックができるスペックを供給する必要があり、更に、土石製品は、割れ欠けの確認精度を向上させるためには、性能が高いカメラを用いる必要があります。コストとのご相談にはなりますが、今回のように人手作業で行うことにより、導入規模とコストに見合った自動化が行えます。製造ライン全てを自動化するのは1つの夢ではあると思いますが、導入費用と導入効果を天秤にかけたとき、一番バランスの良いロボット導入ができるとよいですね。
自動化を行うにあたって知っておくべき事項をまとめた「工場自動化ガイド」を作成しました。これから自動化を行っていきたいと考えている企業様は是非参考にしてみてください。
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