【話題のDALL·E 3】ChatGPTで工場自動化検討のポンチ絵が作成できるか検証してみた
- #ChatGPT
こんにちは!
産業用ロボットの情報を発信している製造DX.comです。[◎△◎]
医療・介護業界の市場はどんどん拡大しているようですね。
あまり喜ばしいことではありませんが・・・
しかし、逆にビジネスチャンスと捉える人も多いようですね。
医療・介護業界の市場は、2035年には約5,000億円になると言われています。また、別のデータでは2035年の国内医療ロボットの市場が約8,000億円という調査結果も出ていました。どちらにせよ、将来的にはますますロボット自動化が進むということがわかります。
これだけロボット自動化が進むと予測されているということは、医療・介護業界への効果が期待されているということに他なりません。
そこで今回は、ロボット自動化が医療・介護業界にもたらす効果について詳しく解説しましょう。記事は最初に医療業界でのロボット自動化について解説し、続いて介護業界についても解説します。
医療・介護業界でロボットの導入を検討している場合には参考になると思いますので、ぜひ記事を最後まで御覧ください。
もくじ
ロボット自動化が
医療業界にもたらす4つの効果
医療業界でロボット自動化が導入されているのは、主に手術支援ロボットです。他にも検査を行うロボットや調剤支援ロボットなどもあります。ここでは需要の多い「手術支援ロボット」を焦点にして、どのような効果があるのか見ていきましょう。
手術支援ロボットとして有名なのは「ダヴィンチ」です。
ダヴィンチに代表されるような医療業界でのロボット自動化による効果としては次のような4つの事柄が考えられます。
それでは、それぞれについて詳しく見ていきましょう。
医療用ロボットによる手術は患者としても大きなメリットがあります。なぜなら、医療用ロボットを使用すると、開腹をせずに手術をすることが可能だからです。それを踏まえた上で、下記のような効果が期待できます。
傷口が小さいことで、従来の開腹手術を比較すると傷口が小さくなります。そのため、出血量も輸血量も減ります。また、同様に手術時間も少なく、それに伴い麻酔も従来よりも短時間の効果で良いでしょう。
更に、傷口が小さいことで、回復も早いので入院期間も短くなります。傷痕がほとんど残らないという点も大きなメリット。
では、続いて医師にとっての効果について解説します。
人間の手は様々な状況に対応できる万能なツールと言えます。したがって、ロボットの性能が良くなったと言っても、人間の手に勝るものではありません。しかし、実際は手術支援ロボットを利用することで、人間には出来ないような高度な手術も可能です。
たとえば、手術支援ロボットでは手の部分と目の役割をするカメラを別の人が操作することになります。これにより、人間の目ではなかなか見えないような部分を見ながらの手術も可能です。つまり、より確実に手術を行えることになります。
また、内視鏡によって拡大して確認することも可能。肉眼よりもよく見えるので、より繊細な切除も可能です。
さらに縫合についても人間の手以上に細やかな動作ができるので、術後の傷痕も奇麗に治るという特長もあります。
手術は自動というわけではなく、医師の手の動きを忠実にロボットが再現するというものです。しかし、実際に医師の手を使用した施術とは違い、ロボットの方が関節の可動域が広いという特長があります。また、最新技術では手ぶれもありません。
したがって、医師の身体的負担の軽減効果が期待できます。
前述したように、肉眼よりも良く見えるという点も身体的負担の軽減に効果的です。
また、最新の手術支援ロボットではより人間の動きに近くなり、技術習得の時間に関しても大幅な短縮ができます。この点も負担を軽減している理由の一つです。
医療現場での人為的なミスは人の命に直結する重大なものです。したがって、出来る限り人為的な医療ミスを防止しなければなりません。
昨今ではAIによって学習することにより、医療ミスを防止するという動きも活発になってきました。そして、さらにVRを用いたトレーニングなどを行うことで、人為的なミスの防止に努めています。
VRについては別記事にて詳しく解説していますので、下記リンク記事を参考にして下さい。
>>製造業でのAR/VRの導入事例!作業効率・経費削減も可能!
それでは、続いて介護業界についても見ていきましょう!
下記のグラフは公益財団法人介護労働安定センターの「度介護労働実態調査」の結果です。
介護業界でのロボット導入状況はほとんど進んでいないみたいですが・・・
介護業界へのロボット導入で多くの効果が期待されています。したがって、今後は介護業界へのロボット導入が加速していくでしょう。では、介護業界におけるロボット自動化ではどのような効果が得られるのでしょうか。
考えられるのは、下記のような4つの効果です。
それでは、それぞれについてもう少し詳しく解説していきましょう。
介護で最も大きな問題は介護者の身体的負担です。特に介護関係者に多いのが腰痛の悩み。しかし、ロボットを導入することで介護者の身体的負担を大きく軽減することが可能になります。
介護のイメージと言えば、次の「三大介護」。
上記の3つはどれも人の体を支える必要があります。力だけでなく、中腰で行わなければならない作業も多く、特に腰に負担が掛かるという印象ではないでしょうか。したがって、介護の仕事を長期間続けることで、少しずつ疲労が蓄積して腰痛を発症することは少なくありません。
そこで、有用なのが介護ロボットです。介護ロボットの利用によって、介助業務の身体的負担を軽減する効果が得られます。
介護ロボットの中には下記のようなものが含まれます。
その中でも、認知症の方の見守りセンターなどの使用により、介護者の精神的負担を軽減する効果があります。
見守りセンサーなどの利用で脈拍、呼吸、血圧、体温などのバイタルチェックや離床の検知が可能です。したがって、夜間の見回り回数を減らすことができるでしょう。また、体調の変化などにも気付きやすくなる為、精神的な余裕を生む効果があります。
ロボット導入に期待できる効果として、作業の効率化が挙げられます。製造業などと同様に、介護業界でも人手が必要な単純作業については介護ロボットへの置き換えが可能です。
介護ロボットを利用することで、作業時間の短縮効果が得られます。それにより、作業者は他の業務を行う時間的な余裕ができるでしょう。介護業界では、年々事務的作業が増えているという印象。したがって、実際の介護作業以外の業務に時間を使えるというのは業務の改善という点でも効果的です。
また、自動排泄処理装置などを利用することで、排泄についても効率化が可能。また、排泄介助での失敗も減らす効果も得られます。失敗が減るということは、結果的に着替えやシーツ交換などの二次的な業務も必要が無くなるでしょう。ほんの少しの改善でも、結果的に大きな効果を得ることができます。
では続いて、要介護者側に得られる効果について考えてみましょう。
要介護者が介護ロボットを使用することで、以下のような精神的な効果が得られます。
要介護者が介護を受ける際には何らかの精神的なストレスを受けることになります。しかし、ロボットを介して介助することによって、要介護者のストレス軽減が可能です。
また、見守りセンサーなどの介護ロボットは介護者だけではなく要介護者にも安心感を与えることになります。
ストレスが軽減され、さらに安心感を与えることにより、睡眠の質に関しても向上効果が得られるでしょう。
睡眠の質が向上すれば要介護者にとっては、全てが好循環となる可能性もありますね!
今回はロボット自動化が医療・介護業界にもたらす効果について詳しく解説しました。もう一度記事を振り返ってみましょう。
まず、医療業界にロボットを導入した場合に得られる効果としては、次の4つが考えられます。
ロボットを導入することで高度な技術で手術が可能なだけではなく、患者への身体的な負担を軽減するという効果もあります。AIやまた、VRなどを導入することによって人為的なミスの防止も可能です。
介護業界については、ロボットを導入することで次のような効果が得られます。
医療業界・介護業界ともにまだロボット自動化が普及しているわけではありません。しかし、ロボットの導入により多くの効果が得られることがわかっています。したがって、今後ますますロボットが導入されることになるでしょう。
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