日本でも導入がはじまった配膳ロボットを徹底比較!各メーカー5種類のロボットを紹介

日本でも導入がはじまった配膳ロボットを徹底比較!各メーカー5種類のロボットを紹介
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こんにちは!
産業用ロボットの情報を発信している製造DX.comです。[◎△◎]

急激に配膳ロボットが増えてきた印象ですね。

そうですね。SNSの投稿もよく見かけるようになりました。
逆に、まだ配膳ロボットが珍しいということなのかもしれませんが。

上記のようにTwitterなどのSNSで「配膳ロボット」に関する投稿を検索すると、多くの写真や動画を見つけることができます。

新型コロナ感染症のパンデミックにより、サービス業界も大きな変化をしているようです。その中の一つに配膳ロボットの導入が挙げられます。

そこで、本記事では配膳ロボットのメーカーや販売元、機種別に基本的な情報を紹介しました。また、それぞれのメーカーや機種を比較しています。ぜひ、配膳ロボット選定時の参考にしてください。

工場自動化・ロボット導入に関してお悩みがあれば、お気軽に製造DX.comまでお問い合わせください!
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配膳ロボットとは

配膳ロボットとは、室内外に自動で配膳するためのロボットのことです。飲食店をメインに、コンビニエンスストアや病院などでも活躍しています。

配膳ロボットの主な利用方法は、設定した場所に料理やカルテなどを運ぶというもの。マッピング方式またはタグ方式によって自身の位置と目的場所を把握し、人や障害物と接触しないように自動で運搬することができます。

配膳ロボットに関する具体的な機能などについては、下記の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。
>>今話題の配膳ロボットについて徹底解説!導入するメリット・デメリット、導入事例、主要メーカーなどを紹介

それでは早速、配膳ロボットのメーカーと各メーカーから販売されている機種について見ていきましょう。

配膳ロボットの主な会社名と機種名!人気の5機種を徹底比較!

日本国内で導入されている配膳ロボットは様々な種類がありますが、その中から厳選した人気の5機種を紹介しましょう。

まずは簡単に比較してみましたので、下表をご覧ください。

機種PEANUT
(JSP ROBT)
ServiBellaBotAkerサービスショット
メーカーKeenonRoboticsBear RoboticsPudu Roboticsパンゴリン・ロボット・ジャパンアルファックス
取り扱い日本システムプロジェクト
(JSP)
ソフトバンクロボティクスKAIYO ROBOTICSパンゴリン・ロボット・ジャパンアルファックス
サイズ

奥行
高さ
[mm]
500
500
1200
462
486
1046
565
537
1290
400
550
1085
720
580
1200
トレイ数
耐荷重
3層
最大30kg
3層
最大30kg
4層
最大40kg
4層
最大30kg
3層
最大100kg
価格250万円(買取)
58,000円~(リース)
570万円(買取)
99,800円/月(レンタル)
291.5万円非公開6万5千円~10万円(レンタル)

BellaBotを製造しているPudu Robotics(中国深圳)はKettyBotという別の機種も販売していますが、本記事ではより日本国内に馴染みの深いBellaBotの方を詳しく紹介します。

また、PEANUTは日本システムプロジェクト(JSP)が「JSP ROBOT」という名称で国内販売していますが、基本的には同じ商品です。

では、それぞれの配膳ロボットについて、もう少し詳しく見ていきましょう。

一番人気!jspの配膳ロボット「PEANUT」

jspが販売する「PEANUT」は国内でも多くの飲食店で導入されている、一番人気の配膳ロボットです。下記は実際に導入されている様子を表した動画になります。

配膳ロボット「PEANUT」の基本的な仕様は下記の通りです。

メーカーKeenonRobotics
販売・取り扱い日本システムプロジェクト
サイズ500×500×1200mm
通行可能な通過幅80cm
重量60kg
充電時間4時間
稼働時間10時間
最大荷重30kg(10kg×3段)
最大上昇角度
自動走行システムタグナビゲーション式、LIDAR
最大走行速度1メートル/秒
サポート24時間365日
「PEANUT」の基本仕様

PEANUTは混雑する店内でも停止せず稼働が可能です。また、コミュニケーション機能も充実しているので、ある程度の受け答えもできます。

導入実績として代表的なのは「幸楽苑」です。ラーメン店としては全国で初めて配膳ロボットを導入したことで有名になりました。後楽園では、現在全国の30以上の店舗に導入しています。

CMでもおなじみの配膳ロボット「Servi(サービィ)」

こちらはアイリスエディションの配膳ロボット「Servi」です。

https://youtu.be/tZOUME5hFe8

Serviは日本ではソフトバンクロボティクスが販売している配膳ロボットです。動画で紹介しているアイリスエディションは1週間のお試しができるので、実際に使ってみてはいかがでしょうか。

Serviの具体的な仕様は下記の通りです。

メーカーBear Robotics
販売・取扱ソフトバンクロボティクス
特徴配膳後は重量センサーにより自動でパントリーへ戻る
自動充電
天井マーカー不要
サイズ幅462×奥行き486×高さ1046mm
本体重量約35kg
走行可能幅60cm
トレイ数3段
参考価格買い取り:570万円
レンタル月額99,800円×36か月(3年)※初期費用無
配膳ロボット「Servi」の基本仕様

最大の特徴は天井マーカーが不要という点。天井マーカーによって位置を把握するタイプの配膳ロボットの場合、マーカーの貼り付け作業が意外と大変です。その点、Serviはマーカーが不要なので、ロボット単体での導入が可能となります。これは大きなメリットと言えるでしょう。

Serviの導入によって店舗の回転率が上がったという口コミも多いのですが、逆に導入が難しいという口コミもありました。

具体的には「パフェなどの不安定な形状の器を運搬することは難しい」などです。導入する店舗のレイアウトだけでなく器の変更も検討が必要かもしれません。

ネコ型配膳ロボット「BellaBot」で癒やしと集客効果にも期待!

見た目の可愛さで選ばれているのが、「BellaBot」です。まずは下記の動画をご覧ください。

「BellaBot」の基本的な仕様は下記の通り。

製造メーカーPudu Robotics
販売・取扱KAIYO ROBOTICS
自動充電バッテリー交換方式
充電時間4時間
サイズ幅565×奥行き537×高さ1290mm
重量約55kg
トレイ数4段
最大荷重40kg
特徴天井マーカー不要
コミュニケーション機能が充実している
参考価格291.5万円
「BellaBot」の基本的な仕様

「BellaBot」の最大の特徴は「ネコ型」という点とコミュニケーション機能が充実しているという点でしょう。本物のネコという感じではありませんが、触れ合うことで表情が変化したり音声で表現したりということが可能です。

見た目の可愛さと愛嬌たっぷりの動作でファミリー向けのレストランなどでは集客効果もバツグンでしょう。

シンプルな配膳ロボット「Aker」

パンゴリン・ロボット・ジャパンの配膳ロボット「Aker(エイカー)」はレストランなどの配膳だけではなく、工場物流の現場においても利用されています。

シンプルな配膳ロボットを検討している場合にはおすすめです。

「Aker」の基本仕様は下記の通りです。

製造・販売パンゴリン・ロボット・ジャパン
サイズ幅400×奥行550×高さ1085mm
トレイ3段
最大荷重30kg
充電方式設定時刻・電池残量で充電ステーションに戻る
充電時間8時間
特徴メニュー紹介・移動広告としても機能
日本語・英語・中国語での発話が可能
「Aker」の基本仕様

配膳ロボット「Aker」は見た目はシンプルですが、機能は充実しています。特にタッチパネル上でのメニュー紹介の際にはクーポンを表示する機能もあり大変便利です。

また、時刻や電池残量を設定することで、自動的に充電ステーションに戻って充電を行ないます。バッテリー切れの心配もないので安心して業務に集中できるでしょう。

AIにより進化し続ける配膳ロボット「サービスショット」

配膳ロボット「サービスショット」を製造・販売しているふぁるファックスは、レストランの注文から支払いまでの非接触を実現しました。詳しくは下記の動画をご覧ください。

サービスショットの基本仕様は下記の通りです。

製造・販売アルファックス
サイズ幅720×奥行580×高さ1200mm
トレイ3段
最大荷重100kg
充電方式稼働しないときは自動で充電BOXに戻って充電
充電時間8時間
特徴日本語音声案内
機種により名前認識が可能
「サービスショット」の基本仕様

最大荷重が100kgという点は他社と大きく異なります。配膳ロボットというジャンルですが、料理以外の重量物の搬送にも応用が可能でしょう。

また、配膳ロボット「サービスショット」はAIを駆使して、人間に近いサービスができるように日々アップデートを繰り返しています。

機種によってはお客様の名前を認識が可能なものや、運んでいる料理が見えないものもあります。このような点においては他社の配膳ロボットと差別化を図ることも可能です。

配膳ロボットまとめ

本記事では国内で良く利用されている配膳ロボットについて詳しく解説しました。

昨今はサービス業界の人手不足が深刻な問題となっています。そこでおすすめしたいのが、配膳ロボットの導入です。配膳ロボットの導入によって、省人化が可能。問題解決の一助となることは間違いありません。

ただし、配膳ロボットと言っても多くの機種があるので選定が難しいと感じるのではないでしょうか。今回、記事内で紹介した配膳ロボットは全て国内でも多くの実績がある人気の配膳ロボットばかりです。

記事内で紹介したのは次の5機種でした。

  • PEANUT(JSP)
  • Servi
  • BellaBot
  • Aker
  • サービスショット

上記の配膳ロボットには、それぞれに特徴があります。ですから、利用環境利用方法によって、最適な配膳ロボットを選定してください。

アルバイトを雇うことも必要かもしれませんが、配膳ロボットを数台導入することでより良い労働環境と接客を整備することが可能です。

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