【ロボット導入事例】多品種生産でも低コストで解決する方法があります!多形状の蓋閉め作業を自動化
- #水平多関節ロボット
近年様々な分野にAI技術が活用され始めています。私たちの身の回りの生活から仕事までその活用範囲は日々拡大していると言えるでしょう。一説では今後さまざまな分野でAIが人間を凌駕し、その殆どがAIに代替されていくとも言われています。そして工場自動化・産業用ロボットの分野も例外ではなく、日々AIを活用した様々な技術が誕生しています。
もくじ
まだまだ聞きなれない人も多いかと思いますが、AIの分野で今大変話題になっているのがこのChatGPTです。OpenAIが開発するこのサービスは簡単に言うとAIとテキストベースで会話が可能なチャットボットです。それだけ聞くと別に真新しくも何ともないと思うかもしれませんが、このサービスの特徴はまるで本当に人と会話をしているようなクオリティで、ある程度精度の高い回答をしてくれるという点でしょう。また、小説や歌詞を書かせたり、プログラミングコードや論文まで書くことができるということで今大きな注目を集めています。百聞は一見にしかずということでまずは下記のサンプルをご覧ください。
工場自動化において要件定義は最も重要なフローの1つです。その中で必要となるのが仕様書の作成ですが、もしこれをAIが作成できてしまうとしたら業界に革命が起こること間違いなし。というのはまだまだ夢物語ではありますが、実際にざっくりとした内容をChatGPTに依頼してどのような反応が返ってくるのか見てみましょう。
依頼内容
物流倉庫のパレットに段ボールをパレタイズする垂直多関節ロボットでティーチングレス仕様のロボットの仕様書を書いてください
このように仕様書と言うには程遠い内容ではありますが、最低限検討しなければならない項目はなんとなく教えてくれました。しかしこれがAIで、なおかつここまで短時間で回答が返ってくると思うとAIの進化を実感しますよね。文章も全く違和感がなく、まるで対人でやり取りをしているみたいです。また、ChatGPTの特徴はまったく同じ質問をしてもその度に別の回答が返ってくると言う点です。これはAIが受けた質問を常に学習しているためなんだとか。凄いですね。
ここまででChatGPTにどんなことができるのかはなんとなくお分かり頂けたかと思います。しかし、ChatGPTには間違った情報も含まれる可能性があるということを忘れてはいけません。一見正しそうに思えるようなことも、実は間違っていたなんてこともあるようなので、現時点では自分自身で情報の正誤判断をしっかり行う必要がありそうです。
今回はChatGPTについて少し遊びを加えて紹介してみました。まだまだ発展途上のサービスではありますが、使い方によっては今後FA業界にも活用できそうだなと感じました。例えば自社の過去の案件から情報を抽出し、最適な仕様を導き出すアドバイスをさせるなどと言ったことができるかもしれません。もしかしたらAIに相談しながらプロジェクトを進めるような時代が来る日も近いのかもしれませんね。
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伊藤 雅也
株式会社ファーストオートメーション CEO
1995年生まれ。愛知県の工業高校卒業後、自動車部品メーカーへ入社し、生産管理部に従事。
大手ロボットSIerの株式会社豊電子工業に転職し、技術営業として工場自動化、ロボット化の提案営業を行う。自動車業界に限らず、物流業界、食品業界、医薬品業界の企業様を担当。画像解析や自動制御技術を活用したロボットシステム提案も経験。
2020年9月、株式会社ファースト・オートメーションを創業。FA設備の調達プロセスを効率化するプラットフォームROGEARを展開し、業界全体の問題解決に取り組む一方で、自社メディアであるROBoINにてロボットSIerや業界の認知度を向上させる活動にも積極的に取り組む。
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