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三重県は近畿地方ですが、愛知県、岐阜県と共に東海3県と呼ばれている地域です。したがって、文化面で大阪よりも愛知県との結びつきが強くなっています。文化面だけでなく、工場などの産業部門においても同様。特に桑名市や四日市市などの北勢地域は中京工業地帯に含まれています。

そこで本記事では、三重県で見学ができるお勧めの工場として、2023年の最新情報をお届けしましょう。

三重県にも魅力的な工場がたくさんありますので、ぜひチェックしてみてください。

工場見学とは？

工場見学とは、製造工場の設備や施設、工場内の雰囲気などを見るものです。三重県には工業製品だけでなく、食品関係の工場も多く、より身近な製品の製造工程を見学できるでしょう。

工場見学はものづくりの工程や技術を学ぶことも重要です。しかし、それだけでなく会社の理念を肌で感じることができます。また、工場で働く人の様子を見学することで、社風も知ることができる貴重な機会です。

三重県内でも工場見学が可能な施設はたくさんあります。特に北勢は中京工業地帯に含まれていて、多くの工場があります。北勢は下記「桑名・員弁生活創造圏」「四日市生活創造圏」「鈴鹿・亀山生活創造圏」の地域です。

中でも主要企業が多い地域が四日市港や四日市コンビナートなどを擁する四日市市。日本屈指の商工業地域となっています。お子さんだけでなく、知識のある大人だからこそ楽しめる工場見学をぜひ体験してみてください。

三重県内の工場見学が可能な工場を10ヶ所紹介

三重県内には工場は多数ありますが、工場見学が可能な施設としては食品関係が多い状態です。新型コロナの影響もあり、まだ見学を見合わせているところもありますが、今後は徐々に見学可能な工場が増えると思われます。

ここでは、工場見学が可能な工場の中からおすすめの10ヶ所を紹介しましょう。

本田技研工業株式会社　鈴鹿製作所

「鈴鹿」と聞いて「鈴鹿サーキット」をイメージされる方も多いでしょう。かつては鈴鹿サーキットに隣接してホンダコレクションホールが設置されていました。現在は栃木県のモビリティリゾートもてぎに移設されていますが、鈴鹿は未だに本田技研工業のイメージが強い地域です。

本田技研工業の鈴鹿製作所は、国内3番目のホンダ工場として設立された歴史のある工場です。鈴鹿製作所ではフィットや軽自動車のNシリーズ、ハイブリッドカーなどを製造しています。

鈴鹿製作所は工場内の随所に高精度の最新鋭機械が導入されている、人と機械が調和した生産ラインです。また、産業用ロボットも多く設置されていることもあり、工場見学は見どころが満載。車好きの方だけでなく、多くの方が楽しめる工場です。

「本田技研工業　鈴鹿製作所」の工場見学についての詳細は、下記の公式サイトを御覧ください。

味の素株式会社　東海工場

味の素株式会社　東海工場は四日市市にあり、「甘味料工場」「医薬品工場」「化成品工場」からなる工場です。

甘味料工場は昨今のダイエットブームにより、ダイエット食品やシュガーレス食品などに使用されている甘味料を製造。医薬品工場では肝疾患用製剤、血糖降下剤等の原薬などを製造しています。また、化成品工場は、肌への刺激が少ないアミノ酸系シャンプーやリンスなどの化成品を製造する工場です。

東海工場における工場見学のコースとしては、下記の2種類が用意されています。

「ほんだし®」コースは、見学者が新聞記者となって取材する形式。味噌汁の試食などもあり、大人にも人気の工場見学コースです。

社会科見学コースでは、「ほんだし®」工場を中心にした製造工程を見学できます。商品が作られ消費者の手元に届くまでの流れ、商品を作る工夫や努力、企業や働く人の思いなどをたっぷり体感できる120分のコースです。

「味の素株式会社　東海工場」の工場見学についての詳細は、下記の公式サイトを御覧ください。

若戎酒造株式会社　若戎吟醸館

若戎酒造株式会社は、伊賀市にある名古屋国税局酒類鑑評会で15年連続入賞を果たしている蔵元です。伊賀で作られた良質の「山田錦」、三重の酒米「神の穂」と恵まれた良水を使って製造されています。

工場見学としては、酒蔵内の一部の見学が見学可能。また、かつて使用していた道具や古くから伝わる酒造りについて学べます。

見学の申し込みは10～40名となっており、予め予約が必要です。見学の基本コースは約20分の酒造りVTRを観た後に蔵元SHOPにて試飲販売となっています。

「若戎酒造株式会社　若戎吟醸館」の工場見学についての詳細は、下記の公式サイトを御覧ください。

伊賀越株式会社　伊賀越第2工場

伊賀越株式会社は醤油や味噌、漬物などの発酵食品や佃煮を製造している食品工場です。発酵食品に関しては明治6年より製造し、昔ながらの天然醸造を守り続けています。伊賀の地場産品として、後世に伝える役割を担っていると言っても過言ではありません。

工場見学は約40分で、15名以上のグループのみ受付可能です。製造直販のおみやげや試食もできる人気の工場見学。ただし、期間によっては工場見学ができないので、見学希望の際には事前に確認してください。

「伊賀越株式会社　伊賀越第2工場」の工場見学についての詳細は、下記の公式サイトを御覧ください。

中部電力株式会社　川越火力発電所

中部電力株式会社　川越火力発電所は、三重郡川越町の海岸部に170万平方メートルを埋め立てた臨海工業団地の一角に位置しています。

発電の燃料はLNG（液化天然ガス）を使用。発電総出力は480.2万kWとなっています。また、桑名市ににある川越電力館テラ46では、火力発電について詳しい学習も可能です。

川越火力発電所の見学は10名以上となっています。したがって、家族や個人での見学は日曜日・祝日に開催している「発電所探検ツアー」がおすすめです。

「中部電力株式会社　川越火力発電所」の工場見学についての詳細は、下記の公式サイトを御覧ください。

株式会社宮崎本店　本社工場

株式会社宮崎本店は四日市市に位置する日本酒・焼酎・ウイスキーのメーカーです。2018年6月に日本酒の新蔵が完成し、近代的な製造方法を取り入れています。

「株式会社宮崎本店　本社工場」の工場見学についての詳細は、下記の公式サイトを御覧ください。

AGF鈴鹿株式会社　本社工場

鈴鹿市に位置するAGF鈴鹿株式会社は、2006年に発足した「味の素AGF株式会社」の生産関係会社です。

工場見学では、コーヒー豆の焙煎、コーヒーの抽出、乾燥までの製造工程の見学が可能。コーヒー豆の温室を見学したり、工場で取り組んでいる環境対策を学んだりできます。所要時間は約2時間で、45名までの工場見学を受け入れています。料金は無料でおみやげ付きのお得なツアーです。

「AGF鈴鹿株式会社　本社工場」の工場見学についての詳細は、下記の公式サイトを御覧ください。

株式会社おやつカンパニー　久居工場

ベビースターラーメンやブタメン、スナック菓子を製造している株式会社おやつカンパニーは遊び心いっぱいの工場です。平成4年に竣工した久居工場では、入荷から出荷までのすべての工程を全自動化した製造ラインの見学ができます。

見学できる製造ラインはベビースターラーメンの製造工程。小麦粉がベビースターラーメンの形になり、出荷されていく様子を見られます。

ただし、施設は3歳～15歳を対象としているため、大人のみの団体は見学できないので注意が必要です。

「株式会社おやつカンパニー　久居工場」の工場見学についての詳細は、下記の公式サイトを御覧ください。

かつおの天ぱく　まるてん有限会社

まるてん有限会社は志摩市に位置し、かつお節や冷凍食品などを製造しています。特に、まるてん有限会社では、いぶし小屋の見学が可能です。昔ながらの製法にこだわったいぶし鰹の製造工程を見学し、一番出汁の試食やおかかご飯の試食もできます。

伊勢志摩地方の鰹節は、地域の里山から採った薪（間伐材）を使用し、赤外線効果によって中心からじっくりと燻す製造方法です。

「かつおの天ぱく　まるてん有限会社」の工場見学についての詳細は、下記の公式サイトを御覧ください。

若松屋 かまぼこ体験工房

若松屋は明治38年創業のかまぼこメーカーです。伊勢神宮奉納品用やお祝いに最適なかまぼこ詰め合わせなどを製造しています。

かまぼこ体験工房では、約70分で工場見学だけでなく、焼きかまぼこ・板かまぼこのかまぼこ作りを楽しめます。かまぼこの製造工程を学び、美味しく味わえるお得なツアーです。また、箸作りの体験もできる「箸作り体験工房」や気軽に見学できる「立寄り見学コース」も開催されています。

料金は下記の通りです。

「若松屋 かまぼこ体験工房」の工場見学についての詳細は、下記の公式サイトを御覧ください。

まとめ

本記事では、三重県内で工場見学が可能な施設10ヶ所についての最新情報を紹介しました。記事内で取り上げたのは、下記の10ヶ所です。

三重県内で工場見学について公開している企業は少ないのですが、直接問い合わせれば見学が可能な場合もあります。ぜひ、色々な工場を見学して、自社とは異なる部分を学び、良い内容は取り入れていきましょう。

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