【ロボット導入事例】油圧ブレーカ部品の内径のR面取作業を自動化!専用治具で着脱作業を削減
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最近はChatGPTを始めとしたAIの進歩が物凄いスピードで進んでいますね。また、日常の業務でも使えるプラグインが次々に登場し、情報収集が追い付かないぐらいです。私たちは普段、製造業やFA業界といった方々とお話させて頂く機会が多いのですが、まだまだこのようなAIの活用を始めている企業は少ない印象です。そこで今回は日常の業務の中でも気軽に使えそうなChatGPTのプラグインをご紹介します。
従来 ChatGPT 単体では行えなかったような処理を可能にするもので、プラグインによって様々な機能を拡張することができます。また、プラグインを使用するには有料版にアップグレードする必要がある点もご注意ください。
WebPilotの機能を簡潔に紹介すると、指定されたURLの情報を要約して出力を行ってくれるというものになります。そこで今回は、ロボット設備の検討をするという想定で実験を行ってみました。
まずはメーカーの特定のページを指定して以下の指示をしてみました。
この中で、10kgのものを搬送するのに向いているロボットの型式と概要を教えて
するとこういった回答が返ってきます。
結果としては指定した値以上のロボット全てを表示してきました。よってオーバースペックのロボットも表示されますが、目視で探すよりはいくらか効率化できそうです。また要約したテキストを生成してくれるのは有難いですよね。
お次は2023年版のものづくり白書の要約をお願いしてみました。結果は以下の通りです。
残念ながらエラーとなってしまいました。この後何回か試してみましたが、どうやら文章が膨大過ぎると要約するのが難しいみたいですね。この辺りは今後の進化に期待と言ったところです。
次にCAD製品をまとめた製品ページの要約をお願いしてみました。
結果としては、表示順で上からいくつか製品を要約して出力してくれました。何とも中途半端な結果であり、実用性があるかは微妙なところです。やはり一定の情報量を超えると対応しきれないというのが現状のようですね。
最後に実験①の内容を複数のメーカーのページを指定して行ってみました。
結果としては各ページからの情報抽出は成功しましたが、何故か同じ内容を繰り返し出力し始めたりとバグと思われるような挙動もありました。また、例えば比較表形式で出力したりと他にも便利に活用する方法がありそうだと感じました。
AI活用と言えば弊社も現在SPESILL(スペシル)というサービスを開発中です。SPESILLはAIのサポートで仕様書の作成を効率化するサービスで、現在ベータ版を公開しております。お陰様で業界各社から多くのお問い合わせをいただいており、正式版のリリースに向け様々な機能の実装も予定しております。SPESILLについては今後さらに情報公開をしていく予定ですので、ご興味のある方は是非ともホームページからお問い合わせください。
さて、今回は製造業界、FA業界でも応用できそうなChatGPTプラグインの活用方法について色々と実験してみました。まだまだ発展途上な感はありますが、今後はAIを活用した業務の効率化が当たり前の時代になっていくのは間違いないと思います。また、弊社が開発するSPESILL(スペシル)に関しても、このようなAI技術を活用したサービスです。皆様の業務効率化にお役立ちできればと思っておりますので、是非お気軽にお問い合わせください。
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