ロボットSierの活用方法・選定基準・依頼方法

    こんにちは。

    産業用ロボットの情報を発信しているROBoINです。

    今回は、ロボットSIerという存在の活用方法・選定基準・依頼方法について、お届けしようと思います。

    そもそもロボットSIerとは、ロボットのシステム部分を担当してくれます。産業用ロボットは半完成製品と呼ばれ、魂を吹き込まれない状態で完成します。ロボットメーカーが作っただけでは、動いてくれないのです。しかし、ロボットSIerがティーチングと呼ばれるプログラミングで、ロボットに魂を吹き込むと、動くようになってくれます。

    ただ、そのロボットSIerもいろいろありますので、選定ポイントなどをお伝えできればいいなと思っています。

    ・ロボットSIerの活用方法

    冒頭で見たとおり、ロボットSIerとはロボットの魂を入れる部分を担います。

    産業用ロボットの本体にアームを取り付け、動作を定義し、産業用ロボットにまつわるサポートを全般的に行ってくれます。さまざまな部分をバックアップしてくれますので、全般的に頼ることができてしまいます。

    ロボットSIerの活用方法として、コンサル部分を依頼するのがよいのではないでしょうか。コンサルとして包括的に、導入までの工程をともに伴走してもらうのです。ロボットSIerは、ただソフト部分をプログラミングしてくれるだけではなく、なぜロボットが必要なのか、どのような効果が見通されるのか、どのように生産性をアップさせるのか、そうした部分もバックアップしてくれます。

    よって、導入の前段階から相談するといいでしょう。基本的にRPFと呼ばれる要件定義書を作って、それに従って仕様を詰めていきます。RPFは依頼側の社長や現場長が検討し、実際の仕様に落とし込んでいきます。

    ・ロボットSIerの選定基準

    では、どうやってロボットSIerを選定していくのでしょうか。基本的に、「相見積もり」でよいと考えられます。RPFを作り上げて、どのロボットSIerがいいか、複数に声をかけて相談してみましょう。そこで予算やスケジュールやその他の話をきちんとしてくれて、相性が良さそうな会社を選んでいけば特に問題ありません。

    向こうから営業をかけてくる会社は避けて、自分たちで選ぶ感覚でロボットSIerを見ていくのがおすすめです。理由としては、やはりどのような業界も同じですが、実力のある会社ほど忙しく、まだまだ実力が足りない会社ほど、自分から営業をかける傾向があるからです。

    それに加えて、アフターフォロー体制も重要です。ロボットシステムを納入後、メンテナンスやサービス体制はどのようになっているのか、今回、選定したSIerが定期的にサポートしてくれるのかも重要です。ロボットは作って作りっぱなしとはいきませんので、長く付き合える関係性を構築できるロボットSIerを探しましょう。

    また、予算で選ぶのは避けましょう。安かろう悪かろうになると、産業用ロボットの場合は事故につながりかねないので、品質と価格のバランスがとれている会社が無難です。バランスがとれているかどうかは、過去の実績で選びます。ホームページをみて、過去にどのような会社と取引しているか、チェックしてみると良いでしょう。

    ・ロボットSIerの依頼方法

    ロボットSIerの依頼方法ですが、ホームページから連絡を取り、RPFを送付して見積もりをとるのがおすすめです。営業の方に来てもらってまずは話を聞き、相性が良さそうなら現場の製作の方にも来てもらうと、より話が進みます。先方も商談になるので張り切ってきてくれることでしょう。

    そして基本的にロボットSIerはロボット本体はつくらないので、本体を作ってくれるロボットメーカーに作成を依頼することになります。どのメーカーに依頼するかを一緒に決めて、どのような仕様で作ってもらうかを、ロボットSIerとともに作り上げて、メーカーに渡します。

    ロボットメーカーの選定も、ロボットSIerと相談すると良いでしょう。ロボットメーカーは技術力とスピードと正確さが問われますので、ロボットSIerとかつて一緒に仕事をしたことがあったり、実績が豊富だったり、産業用ロボットの経験が豊富なメーカーにお願いすることになるはずです。

    (ロボットメーカーの選定は、ロボットSierごとに扱えるロボットメーカーに指定があるのでロボットSIerを選択するとロボット選定もそのSierの得意なロボットになります。ですのでロボットSierを選ぶか、ロボットメーカーから扱えるSierを選ぶかで進み方が変わってきます。これはロボット本体に限らず、FA機器や最先端テクノロジー、その他の自動化設備なども該当してきます。)

    ・最後に

    今回はロボットSIerの活用方法・選定方法・依頼方法をお届けしました。ロボットメーカーとロボットSIerと連携し、一緒に産業用ロボットを作っていきます。よって、最初の選定段階でコンサルに入ってもらえるロボットSIerといかに巡り会えるかが重要になってきます。

    ROBoINもまた、産業用ロボットの知識と経験を通じて、社会の役に立ちたいと願っています。ロボットにまつわる知識を生かしながら、ロボットSIerとのマッチング支援など市場に貢献して参ります。いま、産業用ロボットは進化の途中にあります。AIが進んで、さまざまな考えるロボットができるようになり、同時にコストも下がっています。AIはたとえば音を聞き分けて自分で故障を検知するなど、産業界での進化はめざましいものがあります。

    また、法規制も徐々に緩和されつつあり、厳密なルールが若干緩くなってここでも一気に産業用ロボットの進化が進んでいます。こうした動向を追いかけながら、引き続き産業用ロボットの情報を発信して参ります。何か産業用ロボットについて気になることがありましたら、ぜひROBoINまでお問い合わせください。