
反りのある多様な梱包材へのラベル貼付作業を自動化!ーロボット導入事例48
- #水平多関節ロボット
こんにちは!産業用ロボットの情報を発信しているROBoINです。[◎△◎]
今回も、ロボット導入事例を掲載していきます。
参考資料は経済産業省が展開しているロボット事例となりますが、見やすく、わかりやすく、をモットーに嚙み砕いてまとめていきます。
みなさんの困りごとに対しての解決方法となれば幸いです。
【導入内容】
・自動車部品の検査梱包工程に双腕ロボットを導入し、治具取出・検査・トレー梱包を自動化
・移動可能な協働ロボットを採用し、ロボットを複数システムに兼用することで導入費を低減
【企業情報】
・中小企業
・製造業(科学工業)
【導入工程情報】
・検査工程・梱包工程(ハンドリング)
・生産性の向上
今回のエンドユーザー様は自動車部品の製造を行っていました。
自動車産業は、製造業の中でも自動化が進んでいる傾向にあります。
今回のエンドユーザー様も自動化をすでに行っていました。
従来は固定式の多関節ロボットを使用し、ひとつの部品に対して、
専用のシステムを構築して運用するのが一般的でした。
そのため、スペースと費用が大きくなってしまっていたことが問題としてあげられました。
また、多品種少量にも適していませんでした。
そのため、今回、多品種少量に対応できるロボットシステムの導入を検討しました。
【主な導入製品】
・双腕ロボット
・画像処理カメラ
・AGV
複数の作業台に対して、2台のロボットで対応する手法を選定しました。
そのため、双腕ロボットの架台として、AGVを採用しました。
ロボットが移動して、各作業台で作業を行います。
協働ロボットである双腕ロボットを選定することにより、
安全柵を不要にしたことで、導入スペースを削減することができました。
本案件は、弊社が設計したものではないため、具体的な導入費用を掲載することができませんが、効果などとしては下記のようになっています。
【主な効果など】
投資回収年数 :約7.9年
生産性 :約1.8倍
導入部門人員 :1人削減
効果 :460万円/年
その他の効果 :品質の向上、良品率の向上
※参考動画は本案件のロボットシステムではありません
検査工程を自動化することで、良品の数が必ず増えます!
これは、今まで検査していた人が悪いわけではなく、
ロボットが非常に高いため、良品通過率が向上するとされています。
人による目視の検査の場合、あいまいな判定はNGとします。
それは、製品ロスよりも品質不良が発生させたときのリスクのほうが高いためです。
品質不良が発生した場合、そのロットを全て再検査したり、
最悪の場合、世に出回っているものを全回収なんてことも発生する可能性があります。
ロボットによる検査の場合、設定した寸法、条件からなる判定基準を持っているため、曖昧さがありません。
また、簡単にエビデンス(検査結果)を残すことができる点も大きなメリットですね。
いかがだったでしょうか?
ロボット導入について「もうちょっと知識を深めたい」という方はこちらのコラムをご覧ください!
⇒『初心者必見!これを読めば導入に向けて大きく前進!ロボット導入に必要な情報をまとめました!①』
Twitterアカウント開設しました!ぜひお気軽にフォローよろしくお願いします!
ROBoIN(ロボイン)を運営する株式会社ファースト・オートメーションでは、製造業の業務効率化を支援する様々なサービスを開発提供しています。工場自動化プロジェクト特化のプロジェクト管理サービス「ROGEAR(ロギア)」やAI仕様書作成サービス「SPESILL(スぺシル)」は特に反響をいただいております。ぜひご活用ください!
厳選した記事を定期配信
キャンペーン情報などをいち早く確認