産業用ロボットの情報と現在の市場動向を確認!今のメーカーの動きはどう?
こんにちは!産業用ロボットの情報を発信している製造DX.comです。[◎△◎]
今回は、産業用ロボットの市場動向についてお話していきます!
「ロボットを導入したいけどもう少し待つべき?」
「今後ロボット市場はどう進んでいくの?」
そんなあなたにピッタリな記事となっています。
もくじ
①ロボット業界の市場動向
結論からお伝えすると、ロボット業界は今後も市場拡大、需要増加が進むと考えられます。
即ち、今後も成長と発展を続け、さらなる進化を遂げることとなります。
また、現在世間を騒がせている新型コロナウイルスの影響により、
非接触の需要も急上昇しており、サービス業においても人をロボットへ代替する意識が高まっています。
その結果として、業界全体では、直近の2四半期は連続で受注額が最高額へと増加しています。
ロボット業界の市場動向について、詳しくおまとめしているコラムはこちら!
⇒『 ファクトリーオートメーションの今後-ロボット市場動向について 』
②産業用ロボット導入の課題
産業用ロボットは、高い成果をあげることができ、
しっかりと検討を行うことで、確実に投資を回収できる、正に夢のようなシステムです。
そんな産業用ロボットの課題はなにか・・・。
それは、“システム導入のハードルの高さ”です。
コストの面はもちろん、ロボットシステムを検討すること自体、難易度が高いとされています。
ロボットシステムは、自動車を購入する際のように、基板がしっかしと出来上がったものではありません。
ロボットシステムを導入する際、各導入作業によって、システムの内容が異なるため、
実質、特注といっても過言ではない製品となります。
パレタイズ、ねじ締め、ピッキング、溶接などの加工・・・。
様々な作業内容に適したロボットを選定し、適したハンドや周辺機器を設定します。
そのため、エンドユーザー様側がロボットを選んで、専門家(ロボットSIer)を介さず、
ロボットシステムを導入するというのは、非常に難しいです。
③ロボットメーカーの動き
そんな課題が取り巻く中、各大手メーカーも課題を問題視しており、アクションを起こしています。
具体的には、各企業、システムのパッケージ化に力を入れています。
例えば、今月(2021年6月)デンソーウェーブがロボット本体とねじ締めツールをパッケージ化した、
ロボットシステム「ねじ締めロボット」の受注を開始しました。
こういったパッケージ製品は、セットアップされた状態で納品されるため、
現場への導入に必要とする工数を押さえることができるようになります。
そのほかにも、今話題の非接触の需要にこたえるべく、パッケージ化された配膳ロボットや、
食器洗浄機システムが続々と登場しています。
また、コストの面では、
1基1000万円近くコストがかかるロボットシステムの導入コストを抑えるため、
サブスクリプション制のパッケージを販売している企業も増えてきました。
④まとめ
前述した通り、今後も産業用ロボットは注目され、
導入のハードルも下がっていくことが予測されます!
幸か不幸か、新型コロナウイルスの影響により、発展が更に加速しています。
もちろん、同時に今後需要も高まっていくことが予想されます。
ただでさえ、産業用ロボットは、”購入したらすぐに届く”というものではありません。
今後の需要の高まりによって、導入までの期間が更に空いてしまうようになる前に、
導入検討を進めていくことをおすすめします。
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