
部品を一部設計変更しロボットのスペックを最大限に生かす!ーロボット導入事例35
- #垂直多関節ロボット
- #直交ロボット
こんにちは!産業用ロボットの情報を発信しているROBoINです。[◎△◎]
今回も、ロボット導入事例を掲載していきます。
参考資料は経済産業省が展開しているロボット事例となりますが、見やすく、わかりやすく、をモットーに嚙み砕いてまとめていきます。
みなさんの困りごとに対しての解決方法となれば幸いです!
【導入内容】
・人手に頼っていた部品の入出庫作業(使用先別の仕分け)のロボット化を実現
・入庫時の衝撃や部品の接触による傷、破損を防止するハンドリング
【企業情報】
・大手企業
・製造業(金属製品)
【導入工程情報】
・搬送工程(ハンドリング)
・生産性向上
今回のエンドユーザー様は事業の一環として、自動サービス機器の製造を行っていました。
いわゆる自動販売機で、主に貨幣処理を行う機器の製造を行っており、
部品点数の多さはもちろん、各サービス機に対応した機種が存在していました。
そのため、部品の入出庫作業が複雑化しており、
材質、大きさ、重量などそれぞれが異なる部品が一日に3000品目が入荷していました。
入荷した部品は、人手作業で行き先別に仕分けし運搬していましたが、
その作業の複雑さからミスが多かった課題がありました。
今回、その課題を解決すべく、自動化を検討しました。
【主な導入製品】
・垂直多関節ロボット
・直交ロボット
今回の事例では、直交ロボットと垂直多関節ロボットを選定しました。
直交ロボットは垂直多関節ロボットを可動させるために活用されました。
作業者が入庫の際に同梱されている伝票のバーコードをスキャナーで読み取り、
該当の部品をコンベア上のトレーに入れると、読み取った情報を基に
専用アプリケーションが必要な情報をICタグに書き込み、
これを利用してロボットが行き先別の部品箱に部品を投入するシステムを構築しました。
軽いものから、2kgまでの部品まで、傷がつかないよう部品箱へ投入することができ、
製品不良率を下げることに成功しました。
本案件は、弊社が設計したものではないため、具体的な導入費用を掲載することができませんが、効果などとしては下記のようになっています。
【主な効果など】
投資回収年数 :約4年
生産性 :約3倍
導入部門人員 :4人削減
効果 :800万円/年
その他の効果 :過酷作業の代替、品質の向上
※参考動画は本案件のロボットシステムではありません
部品倉庫における、入出庫作業や仕分け作業は、
ご高齢の方や女性の方などの比率が高い傾向があります。
また、アルバイトやパートの方でメンバーを構成していることも多いでしょう。
そういった方々は、複雑な作業は、敬遠してしまいます。
「もっと簡単でもっと時給がいいバイトはたくさんある」
なんて思う方も多いでしょう。
ロボットを活用し、作業を簡略化してすることで、
人員確保のハードルを下げ、より良い職場を作り上げていきたいですね!
いかがだったでしょうか?
ロボット導入について「もうちょっと知識を深めたい」という方はこちらのコラムをご覧ください!
⇒『初心者必見!これを読めば導入に向けて大きく前進!ロボット導入に必要な情報をまとめました!①』
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