【ロボット導入事例】精肉のトレー盛付工程をロボット化!衛生環境、生産性を向上させて消費期限を延長

【ロボット導入事例】精肉のトレー盛付工程をロボット化!衛生環境、生産性を向上させて消費期限を延長
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製造DX.comでは工場自動化の事例を紹介しております。参考資料は経済産業省が展開しているロボット事例となりますが、見やすく、わかりやすく、をモットーに初めての方でも問題なくご覧いただける記事制作を行っております。

主な導入内容

【導入内容】

  • ブロック肉を薄くスライスし両端を折り曲げて盛り付ける工程を自動化
  • 熟練した作業者が必要な工程で、ロボット化を実現

【企業情報】

  • 大企業
  • 製造業(食料品)

【導入工程情報】

  • 加工工程(面取り)
  • 生産性の向上

生産現場の課題

今回のエンドユーザー様は事業の一環として、精肉の製造を行っていました。スライス加工は、専用機を用いて自動化が行われていましたが、その後の工程である、両端を折り曲げてトレーに盛り付ける工程は熟練した作業者が手作業で行っていました。専用機によって薄くスライスされたお肉がコンベアに流れてくる中、そのお肉を瞬時に折り曲げトレーに折り曲げるのは、まさに職人技でした。しかし、衛生管理の難しさ人材確保のハードルの高さが課題となっており、それらを解決する必要がありました

ロボットシステムの導入

主な導入製品

  • 水平多関節ロボット
  • 直交ロボット
  • コンベア

今回は、上下の動きが強いとされる水平多関節ロボットが選定されました。また、トレーの最終移動は、重さ約500kgにもなり、多関節ロボットを採用する場合、コストが上がってしまうことを懸念して、直交ロボットを採用しました。水平多関節ロボットにより、スライスされたお肉の両端を折り曲げ、トレーに盛り付けます。これにより、従来課題となっていた、衛生管理、作業環境の改善を行うことができました。また、人手作業では、人の手の温度が伝わってしまい、微小ではありますが、品質の低下が考えられましたロボットへの代替により、品質低下は抑えられ生産速度も向上したことで、消費期限を延長することができるようになりました

自動化による効果

本案件は、弊社が設計したものではないため、具体的な導入費用を掲載することができませんが、効果などとしては下記のようになっています。

主な効果など

  • 投資回収年数 :約3.0年
  • 生産性    :約2.7倍
  • 導入部門人員 :1人削減
  • 効果     :400万円/年
  • その他の効果 :品質の向上

※参考動画は本案件のロボットシステムではありません

最後に

今ではロボットは、自動車や電化製品の製造業だけではなく、食品業界や医薬品業界などにも幅広く導入されています。食品や食材は、機械の製造業とは異なり様々な形状をしていることが多々あります。また、お肉は脂の付き方などにより色も異なってくるので「絶対に自動化は無理!」と思われているケースも見られます。しかしながら、ここ数年で3次元画像処理の技術が進化を遂げており、今回の事例をはじめ、食品業界でもさまざまな工程で自動化が進んでいます。同時にロボットSierのスキルも高くなってきているため、みなさんの職場の課題解決のハードルを大幅に下げることができます。一歩踏み出して、ロボット導入を検討することにより、飛躍的な成果を収めることにつながることでしょう!

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