工場の5Sとは?工場の安全・品質・生産性を改善する取り組みについて考えよう
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こんにちは!
産業用ロボットの情報を発信している製造DX.comです。[◎△◎]
最近は飲食業界や警備業界など、色んな業界でロボットが利用されるようになりましたね。でも、一番ロボットの利用が多いのはやっぱり製造業界ですか?
やはり製造業界が最も多いですね。
台数だけではなく、産業用ロボットなので一つ一つが大きいというのもあります。
ところで製造業界にも色々な種類がありますよね。今はロボットを使っていないところでも、今後はどんどんロボットが活躍していきそうで楽しみですね!
そこで今回は、製造業界の種類はどのようなものがあるかについて詳しく解説しましょう。
本記事では、最初に製造業とは何かという基本的な概念などについて解説し、更に製造業界の具体的な種類について解説します。また、製造業界が現在抱えている課題についても考えてみましょう。
小学校・中学校の社会の勉強から、更に一歩踏み込んで紹介していますので、身近な企業をイメージしながら読み進めていただけると幸いです。
もくじ
製造業界とは?
ものづくりを深く考えてみよう!
デジタル大辞泉で製造業とは何かと調べると、「原材料に加工を施して製品を生産する産業。」と書かれています。つまり、別の言葉で言い換えると、ものづくりの「工業」と言えるでしょう。
たとえばあなたが今使っているスマートフォンやパソコンもどこかで製造されています。もちろん、中に組み込まれている部品も全てどこかで製造されたもの。部品も含めてそれらを作る側の業界が全て製造業界です。
製造業と言うと、技術的な分野をイメージするかもしれません。たとえば、自動車や前述したような電子部品など。しかし、実際はそれだけではありません。
家やビルを建てる建設業も製造業ですし、あなたが普段何気なく買っているペットボトルやコーヒー用の紙コップを作っているのも製造業です。
エンドユーザーが商品を購入する時にはサービス業者とのやりとりになるので、製造業と直接関わらないという場合もあるかもしれません。しかし、もとを辿れば製造業界は非常に身近なところだということがわかるでしょう。
実は、日本の産業において製造業界はとても重要です。それはどうしてでしょうか。
日本のGDPの内、占める割合が最も多いのが製造業です。何と、約100兆円。全体のGDPが520兆円なので、約5分の1を製造業が占めているということになります。
製造業に携わっている人口も最近は減少していますが、それでも2019年のデータでは15.8%です。他にも理由はありますが、上記の2点により、日本の産業を支えているのは製造業界であるということがわかっていただけたでしょう。
しかし、製造業界と言っても多くの種類があり、いくつかの分類方法があります。どのような分類方法があるのでしょうか。
製造業界の種類を分類する方法は次の3つです。
産業3類型は経済産業省が定めている製品による分類方法。製造している製品によって、
という3種類に分類するという方法です。
また、製造する製品が「消費財」か「生産財」かによって分類するのが販売先による分類ということになります。
3つ目は「素材製造業」か「加工・組立製造業」かという製造工程による分類方法です。
以上のような3種類の分類方法がありますが、用途によって製造業界の業種を分類する方法が異なるということだけ知っておいてください。
もう少し具体的に製造業界の業種について見ていきましょう。
ここでは、製造業界の代表的な業種を次の7種類に分類しました。
また、上記には含まれない業種もありますが、ここでは代表的なものだけを取り扱っています。それでは、それぞれの業種について詳しく解説していきましょう。
機械製造と言っても、多くの種類があります。たとえば、日本の産業を牽引する自動車産業もその一つ。また、家電製品なども機械製造に含まれます。
また、製造業で使用するような産業機械と呼ばれるものや、研究用の装置なども機械製造です。
また、その工程には、機械の部品の設計・製造から組み立てまでの一連の製造工程が含まれています。
近年では産業用ロボットを利用し、最も省人化・効率化が進んでいる業界と言っても良いでしょう。
世の中の多くの製品に素材として使われているのが金属・鋼鉄です。
たとえばパソコンの筐体や自動車のボディ、家のサッシ、様々なところに使用するビスなど。あらゆるところに種類の異なる金属・鋼鉄の商品が使われています。
それだけではありません、近年は資源の問題からリサイクル業も盛んになってきました。つまり、空き缶などをリサイクルして再度別の製品を製造するのも金属関連の製造業ということになります。
古くは明治34年(1901年)に官営製鉄所として操業を開始した八幡製鉄所から始まり、現在でも日本国内の製造業界を牽引し続けていると言っても過言ではありません。
厚生労働省では、
の3つの分野を合わせて電気機械器具製造業としています。電気機械器具製造業は日本の大きな産業の一つ。あなたの持っているスマートフォンやパソコンなどの家電製品と、それに使用されている電子部品・電子デバイスを製造している業界です。
近年、電子部品・電子デバイスの製造に関してはコストの安い海外に依存するようになりました。コロナ禍における半導体不足が深刻化したのも、海外に依存した為と言えるでしょう。
したがって、今後は日本国内に製造工場を回帰さようとする動きが大きくなってきました。
化学製品と聞いてもどのような物か思い浮かばないかもしれません。しかし、気が付いていないだけで、実際はとても身近なところに使用されています。
たとえば化学繊維の洋服や接着剤、フィルム類、ビニール袋など。他にもペットボトルなどのプラスチック製品も化学製品に含まれます。
化学製品は主に原材料から製品までを一貫して製造している企業が多い印象です。
食品関連の製造業はイメージしやすいのではないでしょうか。食品加工業と言った方がわかりやすいかもしれません。
たとえば缶詰を製造する工場やお菓子やジュース、納豆工場などもあります。近年は手作業ではなく、自動化された製造ラインやロボットを用いて製造することが多くなりました。
こちらは弁当の具材を高速で詰めるロボットの動画です。動画では詰める動作だけですが、最近では具材を作る工程も自動化が進んでいます。
製造業界における建築・住宅関連は家やビルの建築だけではありません。道や橋などの製造も含まれます。他には住宅に使用する内装部品や窓やサッシなどの建材、資材の製造などです。
更に、リフォームについても建築業。したがって、リフォームに使用する資材などに関する製造業もあります。
建築業界は他の製造業と比較すると自動化が進んでいない状況です。今後のロボット導入が期待される業界と言えるでしょう。建築業界におけるロボット化については下記の記事を参考にしてください。
>>ロボット自動化が建築業にもたらす3つの効果!安全・効率化・品質向上!
昨今は医薬品の製造に関するニュースが多く見られるようになりました。
一刻も早い新薬の開発を・・・
と願っている方も多いのではないでしょうか。実は医薬品製造業は厳密には化学工業に分類されます。つまり、医薬品を製造する化学工業です。医薬品の製造業界の中でも主に工場で製造されているのは医師の処方箋が不要な一般用医薬品。他にも使用の対象が人ではなく動植物の場合もあります。
では、医薬品の製造業界における自動化についてはどうでしょうか?
こちらの動画は医薬・医療用ロボットの様子を示したものです。最近では協働ロボットを利用されている医薬品製造メーカーもあり、今後ますます自動化が進められるでしょう。
製造業界の種類について見てきましたが、実は製造業界にはいくつかの課題があります。
どのような課題があるのでしょうか?
製造業界が抱える3つの課題
ものづくり大国と言われる日本ですが、現在の製造業界には次のような3つの課題があります。
もう少し詳しく見ていきましょう。
現在の日本は少子高齢化によって労働人口が減少し続けています。対策としては、ロボットの導入による自動化です。ロボットを導入することで、下記のようなメリットが得られます。
具体的な方法は、『省力化ロボットの特徴と5つのメリットとは?』の記事を御覧ください。
近年、経済産業省ではIT人材の育成にも力をいれています。しかし、海外の製造業界と比較すると、日本の製造業界はIT面ではかなり遅れているという印象です。
ITシステムに関しては『ファクトリーオートメーションを構成するITシステムとは?』を参考にしてください。
2016年にスタートしたSDGsは製造業界でも取り組む必要があります。SDGsは2030年までに達成すべき17の目標を定めたものです。製造業界では17項目の内、主に次の4つの目標が重要となります。
具体的な内容については『製造業が取り組むSDGsとは?主に4つの項目を重視しよう!』の記事を参考にしてください。
本記事では製造業界とはどのような業界かということについて詳しく解説してきました。製造業界の主な業種は次の7種類です。
また、現在の製造業界には次のような3つの課題があります。
今後、これらの課題をクリアして、元気な製造業界になっていくことを期待します。
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