農業でもロボット活用が活発化!―農業危機を脱するため”スマート農業”
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こんにちは!
産業用ロボットの情報を発信している製造DX.comです。[◎△◎]
ロボット増えましたよね。色んな所で仲間に会えるようになって嬉しいです。
最近は産業用ロボット以外のサービスロボットが増えてきたから、一般の人の目につくことも増えたと思います。
ロボットといえば、従来の主流は産業用ロボットという印象でした。しかし、近年はお掃除ロボットなどに代表されるようなサービスロボットが家庭でも使われるようになり、ロボット自体が一般的になってきています。
そこで、本記事ではサービスロボットの定義や種類・活用事例などについて詳しく解説しました。
個人・企業を問わずに利用が増え続けているサービスロボットを使いこなし、より良い環境を作りましょう。
もくじ
ロボットを大きく分類すると、下記の2種類があります。
工場などで人間の代わりに作業を行うのが産業用ロボットです。それに対し、サービスロボットは人間の支援をするのが目的。人間とコミュニケーションを取ることや日常生活のサポートをするのが得意なロボットです。
サービスロボットに関する明確な構造的定義は定められていませんが、産業用ロボットとは稼働する場所が異なるのが大きな特徴と言えるでしょう。
近年では画像認識やAI機能などを駆使して受付業務や接客、警備、介護などの人と接する仕事がサービスロボットに置き換わってきています。また、一般的に利用されている清掃ロボットも、多くの商業施設で使用されるようになりました。
サービスロボットが急速に普及してきたのは、新型コロナ感染拡大によって非接触が推奨されている影響が大きいでしょう。したがって、今後ますます導入が増えることが予測されます。
ところで、サービスロボットにはどのような種類があるのでしょう?
サービスロボットにはいくつかの種類に分類が可能です。総務省『現実世界へのフィードバックとロボット』では、サービスロボットを下記の2種類に分類しています。
実際は上記の2種類を更に細かく分類されているので、細かな種類について詳しく解説していきましょう。
屋内用サービスロボットは、下記の3種類に分類できます。
それぞれについて詳しく解説していきましょう。
人工知能搭載型家電製品は近年、メーカー各社から様々な商品が発売されています。ロボットと言えばお掃除ロボットをイメージされるかもしれませんが、それだけではありません。たとえば冷蔵庫、洗濯機、エアコンなど。また、「Google Home」などの音声認識Aiは人の言葉を認識し、家電の操作が可能です。
上記の家電製品は機能を満たせばサービスロボットとなり得ます。一般的なロボットとは姿形がことなるかもしれませんが、機能としてはサービスロボットです。
近年は医療業界では医療用ロボットの導入が進んでいます。AR・VR技術の発展に伴い、医療用ロボットの導入が増えているという印象です。また、介護業界においてもサービスロボットが導入されるケースが増えています。
医療・介護業界のロボット化については、下記の記事も参考にしてください。
コミュニケーションロボットとは、何らかの手段によって人間とコミュニケーションをすることが目的のロボットです。コミュニケーションロボットは、店舗の受付や介護のサービスロボットとして利用されることが増えてきました。
続いて屋外用サービスロボットについて解説しましょう。
屋外用サービスロボットはフィールドロボットとも呼ばれ、下記の7種類に分類できます。
上記を見てわかるように、屋外用サービスロボットは屋内用のサービスロボットよりも実作業に近いイメージとなります。たとえば農作業用ロボットは収穫をはじめとする様々な作業の支援をするものです。農林水産省でもロボット技術やICTを活用したスマート農農への取り組みがされています。
スマート農業については下記の記事に詳しく記載していますので、参考にしてください。
また、災害時に活躍する災害対応ロボットもサービスロボットの仲間です。いわゆるレスキューロボットと呼ばれるものも、産業用ロボットではありません。具体的には、人命救助ロボットや探索作業・掘削作業用のロボットもサービスロボットです。
災害時に使用されるドローンもサービスロボットといえます。ドローンというと、ロボットのイメージとはかけ離れているかもしれません。しかし、人間の代わりに作業を行ったり、支援をしたりという点を考えると、ドローンはサービスロボットの一種です。
産業用ロボットとサービスロボットの違いが曖昧になってきました!
それでは、産業用ロボットとの違いについて、もう少し詳しく解説しましょう。
前述したように、ロボットは産業用ロボットとサービスロボットに分類されます。実は、産業用ロボット以外がサービスロボットです。では、産業用ロボットとはどのようなロボットでしょうか。
産業用ロボットは、産業の自動化を目的とするロボットです。主に製造業の工場などで利用されています。具体的にはどのような定義でしょうか。
産業用ロボットについて、日本工業規格(JIS)では次のように定義されています。
自動制御され、再プログラム可能で、多目的なマニピュレータであり、3軸以上でプログラム可能で、1か所に固定して又は移動機能をもって、産業自動化の用途に用いられるロボット
引用元:日本工業規格(JIS B 0134:2015)
産業用ロボットの構造については、上記のように定義されています。上記の全ての要件を満たしたものが産業用ロボット。しかし、サービスロボットについては構造的定義は定められていません。
実は、構造が産業用ロボットであった場合でも、用途によってはサービスロボットという認識になります。
それでは、具体的なサービスロボットの活用事例を紹介しましょう。
サービスロボットの活用事例として、下記4つの事例を紹介しましょう。
こちらはつくば市役所において自律走行ロボットが除菌している様子を表した動画です。
自律走行式ロボットは、つくば市のCYBERDYNE株式会社が開発したものです。内閣府の「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」を活用し、2020年10月から2021年3月までの5ヶ月間試験的に運用されていました。
新型コロナウイルスの感染拡大によって多くの公共施設では除菌作業が必須となっています。よって、除菌作業用にサービスロボットを導入した施設も多いでしょう。また、最近では多くの施設において巡回警備しながら清掃するサービスロボットも導入されています。
現在、世界各国でAMR・AGVなどのサービスロボットを利用した自動配送が実用化されつつあります。日本国内においても、長崎県のリゾート施設において実証実験されました。
海外においては、既に無人宅配サービスロボットが実用化されています。詳しくは下記の記事を参考にしてください。
2020年頃から国内では配膳ロボットを導入するファミリーレストランなどが急速に増加しました。下の動画は札幌市の「真御膳そば葉実皮 羊ケ丘通り店」に導入されたネコ型配膳ロボットの様子です。
自律走行できる配膳ロボットは主に「タグ方式」と「マッピング方式」の2種類があります。最近は導入の際に手間がかからないマッピング方式の配膳ロボットを導入するケースが増えてきました。
配膳ロボットが導入されたきっかけは、主に新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からです。しかし、非接触というだけではなく、サービスロボットの導入によって人件費削減などのメリットも得られます。サービスロボットによって人手不足の問題解決も可能です。
配膳ロボットに関しては、下記の記事で詳しく解説しています。詳細は下記リンク記事を参考にしてください。
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上記の画像はパナソニック社の自律搬送ロボット「HOSPI(R)」です。HOSPI(R)は薬剤トレーを6段収納できる収納庫が備え付けられています。もちろん、薬剤以外の搬送も可能。実際は病院内において薬品や検体の搬送を行っています。
HOSPI(R)は病院内での搬送ということで、セキュリティ面の不安がありました。しかし、その点においても、職員のIDカードによる施錠・開錠ができるので問題ありません。
松下記念病院ではHOSPI(R)を導入し、病棟・外来からの薬剤オーダーへの即時対応ができるようになりました。また、搬送ログが残っているので、仮に間違いが起こった場合にもすぐに原因を特定できます。
サービスロボットは身近なところで活躍していることがよくわかりました。
本記事ではサービスロボットの定義や種類・活用事例について解説してきました。サービスロボットは新型コロナ感染拡大によって、導入数が急速に増えました。今後ますます導入数が増えることは間違いありません。
では、もう一度記事を振り返ってみましょう。
ロボットを大きく分類すると、「産業用ロボット」と「サービスロボット」に分けられます。サービスロボットとは、産業用ロボット以外のロボットのことです。
実は、サービスロボットには構造的定義が定められていません。したがって、産業用ロボットの構造的定義を満たしていても、用途が異なればサービスロボットにも成り得ます。
また、サービスロボットは屋内用と屋外用に分類が可能。さらに、それぞれについて下記のように細かく分類されています。
記事内では、具体的な活用事例として次の4つのケースを紹介しました。
サービスロボットは今後ますます導入数が増えることが予測されます。日常生活だけでなく、様々なシーンで目にする機会も増えるでしょう。サービスロボットは多くの可能性を秘めています。今後の市場拡大にも期待しましょう。
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