ロボットビジョンセンサとは? 活用方法は?

ロボットビジョンセンサとは? 活用方法は?
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こんにちは。

産業用ロボットの情報を発信する製造DX.comです。

今回は、ロボットビジョンについてお伝えしたいと思います。

ロボットビジョンとは何か、そしてどのように活用するのか。参考になれば幸いです。

・ロボットビジョンとは?

ロボットは目を持ちませんが、その目の部分になって、画像認識を2Dもしくは3Dで行ってくれるものです。ロボットビジョンは、ロボットに目が付くことでさまざまな可能性を広げてくれる存在です。これまで、製造現場や物流現場では、きちんと並んでいたり形が同じだったりすることが前提だった産業用ロボットの作業も、ロボットビジョンがついていることで、形がふぞろいな製品や、雑に積まれた荷物も、揃えて製作や搬送を行えます。

また、混載になっていても、識別できますし、ひとつの産業用ロボットがたくさんの種類の取り扱いができたり、ティーチングがいらなかったりと、さまざまなメリットがあります。

ロボットビジョンはカメラを通して認識した対象物を位置や画像を測定してくれます。形をロボットの知能に伝達し、ロボットの動作につなげます。これにより、アルゴリズムで認識できるようになるので、人間の作業を代替してくれるようになるのです。

・ロボットビジョンの大きなメリットは4つ

ロボットビジョンは、予算がとても取られるというコストの面でのデメリットはあるものの、基本的に導入したあとは、メリットが非常に大きいものです。いってみればロボットがさらに賢くなり、複雑な作業の助けになります。

●複雑な動きかつ高精度の動きを、24時間体制で稼働できる

●ティーチング作業がいらなくなるシステム構成も可能である

●整然としていなくとも、認識してくれる

●ロボットを替える必要がなく、たくさんの種類の荷物を取り扱える

このように、ロボットビジョンによって、とてもいい効果が生まれますので、お金がかかるというコストの面をのぞけば、デメリットがほとんどありません。

ロボットビジョンによって、いち早く市場の動きに対応できます。従来であれば、製品ラインが変わればロボットも変わっていたのが、ロボットビジョンがあることで切り替えが不要になるのです。

 

・設定はシンプルで簡単

ロボットビジョンを有効活用できれば、生産工程の切り替えのためにティーチングなどの再設定は必要なくなります。産業用ロボットは、ロボットビジョンの搭載によって、治具を交換する必要をなくすこともできます。

また、キャリブレーションと呼ばれる偏差を計る行為が必要なくなります。段取りを製品ごとに行っていたのが、ロボットビジョンの画像認識によってキャリブレーションが不要になりますので、人が見ていなくとも、製品ごとの作業を分類できます。

キャリブレーションがすべて自動になるので、生産性は向上しますし、人が見ていた分の人件費もカットできますし、人手が足りなくて困っている部門に人を回せて人手不足も埋められます。

・ロボットビジョンはすべてのロボットに搭載できるわけではない

注意点として、現在使っている産業用ロボットに必ずしも搭載できるわけではない、という点が挙げられます。ロボットビジョンは、専門メーカーが作っている場合もありますので、ロボットメーカーとはまた違う会社の場合があり、適合するとは限らないのが注意点です。

よって、現在導入している、あるいは、これから導入したいロボットと、ロボットビジョンがちゃんと適合するか、ロボットメーカーに確認する必要があります。また、ロボットビジョン専門メーカーなら、かなり高品質なロボットビジョンを作れますので、多少高くても結局は生産性が著しく上がってコストが十分ペイするということは考えられます。

そのため、どうせなら高品質のロボットビジョンを導入するのが、遠回りなようで近道ではないでしょうか。

とはいっても、ロボットビジョンはどのメーカーに頼めばいい、またそもそもロボットビジョンはどれが優れているのかや、適正価格はどの程度なのか、導入して費用を回収できるのか、などなど、さまざまな疑問がわくと思います。そのときは、ぜひ弊社ROBoINにお問い合わせください。

 

・最後に

展示会にいけば、多くのロボットビジョンをチェックできます。オンライン展示会でも、さまざまなロボットビジョンの活躍を確認できるぐらい、いまはさまざまな工場でロボットビジョンが活躍しています。

お菓子工場、ネジやギアのメーカー、ラインの最終工程など、さまざまなシーンでロボットビジョンは動作し、細かい違いをカメラで見分けて、自動で指令を出してくれます。また、技術も常に進化の途上にあり、各ロボットビジョンメーカーが競争しています。産業用ロボットの中でもかなり伸びる分野であり、将来の開発に期待が持たれる機能です。

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