ロボットのメンテナンスは必須!事故・故障を未然防止!その重要性とは?

    こんにちは。

    ロボットの情報を発信する、ROBoINです。

    今回は、産業用ロボットにはメンテナンスが欠かせないということをお届けしたく思います。ただ単にきれいにしたりほこりを取ったりして長持ちさせるだけでなく、事故を防止し、工場の安全保全につなげます。

     

    丁寧に扱っているつもりでも、機械ですから経年劣化はどうしてもあります。ただ、どうしてもあるといっても、事故が起こってからは遅いので、メンテナンスは必須となります。産業用ロボットのメンテナンスの必要性は、非常に高いのです。

     

    ・制御装置(サーボ)のエラーが起きる

     

    何度も同じ動作を繰り返す産業用ロボットは、どんどんサーボに摩耗が発生してしまいます。モーターに負荷がかかりすぎて、熱を放ち、同時に速度が下がって、決められた動作からずれてしまう場合もあります。サーボエラーは、メンテナンス不良によって起こりますが、逆に言うとメンテナンスすることで早期にも発見できます。

     

    高速の繰り返し動作によって性能が低下して、位置ずれを起こすようになると、不良のサインです。早く見つけないと、生産ラインの異常率が大きくなってしまいます。

     

    ・断線

     

    産業用ロボットは有線のロボットなので、ケーブルが付いています。そのケーブルが断線することで、切れて通信できなくなり、故障の原因となってしまいます。そんなに切れやすいケーブルではないのですが、衝撃が与えられたり、負荷が強かったり、引きずられたりすると、いっきに断線してしまいます。

     

    断線すると、工場の生産ラインが止まってしまい、生産も出荷もできなくなります。そうなると売り上げが止まって、会社の経営に大ダメージです。また、事故の元ですし、火災が起きてしまう可能性もあります。工場での火災は最も恐ろしいものなので、断線は起こらないよう銅線内部の状態にも気を付けなければなりません。

     

    ・ロボットアームの経年劣化

     

    ロボットアームは長年使うことで内部のギアが摩耗して、経年劣化が起きます。グリースを塗っていますが、ちょっとずつ乾燥したり、熱で劣化したりすると、摩耗はますます起こりやすくなります。ロボットアームの部分は特に劣化しやすく、大きな音が出るようになったり、作業ができなくなったり、製品を傷めてしまったりと、品質や環境面で弊害がでます。

     

    ・メンテナンスは絶対に行いましょう

     

    労働安全衛生の観点からも、メンテナンスは絶対に実施する必要があります。法律でも定められていますし、事故や火災を防ぐためにも、メンテナンスは必須です。始業前点検、法定点検をきちんとクリアし、ルーティンでこなす感覚でやらないようにしなければなりません。

     

    <メンテナンスの間隔>

     

    ●毎朝、始業前に実施

    ●毎晩、終業後に実施

    ●週末に実施

    ●月末に実施

    ●半年に一度実施

     

    があります。メンテナンスはやってやりすぎることはありませんので、安全性を入念にチェックしていく必要があります。

     

    <チェック事項>

     

    ●ボルトのゆるみ

    ●異常音

    ●作業の位置ずれ

     

    など、基本的な部分をチェックします。

     

    <メンテナンスの範囲>

     

    ●マニピュレーターの動作

    ●非常装置

    ●アームのボルト

    ●電源の異常と振動

    ●ファンの回転

    ●グリース漏れ

     

    1か所でも、点検時に何か異常を感じるのであれば、すぐさま全工程をストップしてメンテナンスしなければなりません。産業用ロボットが事故を起こすと、起きる被害が甚大ですので、ちょっとした異常でも無視しない方が無難です。

     

    毎日、日々小さく点検して、小さな異音・異常をみのがさず、少しずつ補修していきましょう。手間がかかって面倒かもしれませんが、産業用ロボットで手間を惜しむと、結果として大きな事故が起きてしまいます。

     

    ・点検は、専門業者にも依頼を!

     

    そして、メンテナンスをする際に、本体、パーツ、アームを点検し、アームの部分は自分たちでもグリースや摩耗をチェックできますが、本体やパーツは精密機器ですので、専門家に依頼するのが一番です。

     

    製作を依頼したロボットメーカー、ロボットSIerに依頼して、半年に一度はオーバーホールしてもらいましょう。毎日、メーカーを呼ぶ必要はないですが、産業用ロボットの導入時に、点検の頻度をメーカー側と話し合っておくのがいいでしょう。

     

    ・最後に

     

    メンテナンスは、日常の一環でありながら、緊張感を持って取り組む必要がある業務です。ルーティンにならないようにしながら、非常停止できるか、ボルトのゆるみはないか、電源オンの後の異常音、異常振動、そして回転やグリースに異常がないか、チェックしていきます。

     

    少しでも普段と違う点があれば、ただちに生産ラインを停止して、修理を行う必要があります。そして、ロボットに関することは、専門家なしには進みません。ROBoINでは、お手伝いをできればと感じていますので、何かロボットのメンテナンスに関することで気になることがあれば、ぜひお問い合わせください。