ダイカスト製品の検査工程を自動化して良品率を10%以上向上!ーロボット導入事例31
- #垂直多関節ロボット
製造DX.comでは工場自動化の事例を紹介しております。参考資料は経済産業省が展開しているロボット事例となりますが、見やすく、わかりやすく、をモットーに初めての方でも問題なくご覧いただける記事制作を行っております。
もくじ
人手が足りず、作業が滞ることで商品が陳列されていない状態が頻発していた
今回の事例のエンドユーザー様は、スーパーマーケットを展開していました。コンビニとは異なりスーパーマーケットでは、敷地面積も大きく、陳列作業はとても手間のかかる作業でしたが、従業員も顧客の量によっては、レジの担当で手一杯になってしまうことも多々ありました。商品が陳列されていないということは、欠品状態ということであり、欠品は売上に直結するため、エンドユーザー様は問題視していました。コンビニやスーパーは、人件費が低い業界ですが、昨今の人手不足により、人員が確保できない状態だったため、導入を検討しました。
商品陳列作業の自動化はまだ進んでいなかったため、今回の事例で業界初のデモ機の導入を行いました。変位センサを用いて、商品の残量を判別し、少なくなった商品をロボットが掴み、バーコードリーダーを用いて、商品の向きを判別後、正面を向けて陳列するシステムとなっておりますもちろん、顧客へ冷たい飲料を提供するため、冷却機を用いて飲料を冷却しているため、陳列後すぐにご提供できます。
本案件は、弊社が設計したものではないため、具体的な導入費用を掲載することができませんが、効果などとしては下記のようになっています。
前述しましたが、今回の事例は、デモ機にであり、導入後、稼働実績が少なく、定量的な効果実績は得られていないとのことです。また、協働ロボットではないため、バックヤードでの作業が前提となりますので注意が必要です。
※参考動画は本案件のロボットシステムではありません
いかがだったでしょうか?お近くのスーパーやコンビニで働くロボットを目にするのも遠い未来の話ではないのかもしれません。サービス業では、特にお客様満足度(接客)が売り上げに直結するかと思います。「いつも欠品している」「配置が乱雑」なんて接客以外でのご不満を目にしたことはありませんか?また、敷地内を走りまわって疲れ果てた従業員の方に接客をお願いしていませんか?
そんな店舗では、お客様全員に笑顔でまた来店してもらえるよう、ロボットと従業員をうまく役割分担をして、接客の質の向上を検討してみると良いと思います。
自動化を行うにあたって知っておくべき事項をまとめた「工場自動化ガイド」を作成しました。これから自動化を行っていきたいと考えている企業様は是非参考にしてみてください。
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