
100品種以上ある組立をセル生産方式を用いたシステムで自動化へ!ーロボット導入事例25
- #垂直多関節ロボット
こんにちは!産業用ロボットの情報を発信しているROBoINです。[◎△◎]
今回も、ロボット導入事例を掲載していきます。
参考資料は経済産業省が展開しているロボット事例となりますが、見やすく、わかりやすく、をモットーに嚙み砕いてまとめていきます。
みなさんの困りごとに対しての解決方法となれば幸いです。
【導入内容】
・手荷物降ろし・コンテナ搭載工程にロボットを導
・手荷物の画像認識、手荷物を掴むハンドの開発、アルゴリズムによるコンテナ積込を実
【企業情報】
・大手企業
・サービス業(その他)
【導入工程情報】
・運搬工程・出荷工程(ハンドリング・パレタイズ)
・労働生産性の向上
今回のエンドユーザー様は空港を運営していました。
空港ではお客様の荷物を預けますよね。
ご存知の方も多いかと思いますが、預けた後、バックヤードでは、コンベアでみなさんの荷物を搬送します。
その後、コンテナに積込み、コンテナを飛行機に載せています。
従来、バックヤードで行われる、お客様の荷物をコンテナに積込工程は人手で行われていました。
しかし、飛行機は決められた時間に出発してしまうため、限られた時間の中で積み込む必要がありました。
また、コンテナの限られた空間に、荷物を積み込むため、正確性も求められていました。
今でこそ、新型コロナウィルスの影響によって、飛行機の利用者が激減してしまいましたが、当時は増加傾向にありました。
そのため、便の増加に伴い、業務が増加していました。
労働者の減少により、中小、大手限らず、人手不足の影響を受けています。
更に、コンテナに綺麗に積み込むためには作業員の熟練も必要だったため、自動化の検討しました。
【主な導入製品】
・パレタイズロボット
・画像処理カメラ
パレタイズロボットは、パレタイズに特化したロボットです。
垂直多関節ロボットの1種ですが、その中でも軸数が少なく設定されています。
軸数が少ないと自由度が減る一方で剛性を強化することができます。
パレタイズでは基本的にそこまでの自由度を要求されることが少ないため、当然ではありますが、一番適している機種となります。
また、コンテナにスペースを考慮しながら綺麗に積み込むことを要求されていました。
そのため、荷物の画像認識を行うことは勿論、積込アルゴリズムにより、手荷物サイズとコンテナ積込状況をもとに、積載場所を算出できるシステムを構築しました。
本案件は、弊社が設計したものではないため、具体的な導入費用を掲載することができませんが、効果などとしては下記のようになっています。
【主な効果など】
投資回収年数 :約7年
生産性 :約1.9倍
導入部門人員 :42人削減
効果 :19,800万円/年
その他の効果 :生産性向上、過酷作業の減少
今回、導入規模が大きく、ロボット自体も複数台導入しています。
※参考動画は本案件のロボットシステムではありません
パレタイズはロボットが一番得意とする作業です!
一般的なパレタイズパターンに従って規則的に積荷を行うことができるのは勿論、
今回の事例のようにアルゴリズムを構築して、演算で不規則だけど、決められた枠内にピッタリ積荷を行うこともできます。
パレタイズは、重労働になってしまうことが多く、作業員が腰痛を患ってしまったり、身体的ダメージでリタイヤしてしまうこともあり、非常に問題視されています。
ぜひ自動化して、作業員の負担を軽減したいですね。
いかがだったでしょうか?
ロボット導入について「もうちょっと知識を深めたい」という方はこちらのコラムをご覧ください!
⇒『初心者必見!これを読めば導入に向けて大きく前進!ロボット導入に必要な情報をまとめました!①』
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