樹脂製品の面取り作業を自動化することで24時間稼働可能へ!ーロボット導入事例39

樹脂製品の面取り作業を自動化することで24時間稼働可能へ!ーロボット導入事例39

こんにちは!産業用ロボットの情報を発信しているROBoINです。[◎△◎]

今回も、ロボット導入事例を掲載していきます。
参考資料は経済産業省が展開しているロボット事例となりますが、見やすく、わかりやすく、をモットーに嚙み砕いてまとめていきます。

みなさんの困りごとに対しての解決方法となれば幸いです。

①主な導入内容

【導入内容】
・手作業に頼っていたプラスチック製品の面取り加工工程にロボットを導入し自動化
・繊細な手作業の動きを垂直多関節ロボットで再現、3次元倣い加工技術を用いてロボット化を実現

【企業情報】
・大企業
・製造業(樹脂製品)

【導入工程情報】
・加工工程・バリ取り工程(ハンドリング)
・労働生産性の向上

②導入前(生産現場の課題)

今回のエンドユーザー様は建設用の手すりの製品製造を行っていました。

独自技術を用いた射出成型で生産する手すり用の樹脂製品は、
人の手が触れる可能性が高い部品であり、安全上の配慮から、
バリ取り、面取り加工が必要不可欠な工程
でした。

樹脂成型は、様々な要因で寸法にバラツキが発生するため、
精密な金属加工の実現が難しいとされ、今回のエンドユーザー様も、
長年の間、作業者による手作業で加工を行っておりました。

昨今の高齢化により、バリアフリー化の意識が高くなり、
生産数が急増したため、24時間体制で加工をすべく、自動化を検討しました。

③ロボットシステムの導入

【主な導入製品】
・垂直多関節ロボット
・作業台

今回の事例では、射出成型機のそばに垂直多関節ロボットを配置することにより、
射出成型からワークを取り出す作業から、面取り加工を行う一連の工程を
完全に自動化
することができました。

また、手作業の動きを再現するため、
エンドミルユニットにエアシリンダと電空変換システムを組み合わせることにより、
柔軟性を持たせ、製品と密着しながら倣い加工ができる
ようになりました。

④自動化による効果

本案件は、弊社が設計したものではないため、具体的な導入費用を掲載することができませんが、効果などとしては下記のようになっています。

【主な効果など】
投資回収年数 :約1.4年
生産性    :約14倍
効果     :500万円/年
その他の効果 :品質の安定、単純作業の代替

※参考動画は本案件のロボットシステムではありません

ロボット導入のお問い合わせはROBoINまで

いかがだったでしょうか?

ロボット導入について「もうちょっと知識を深めたい」という方はこちらのコラムをご覧ください!
『初心者必見!これを読めば導入に向けて大きく前進!ロボット導入に必要な情報をまとめました!①』

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