5Gで変化があるのはスマホだけじゃない!?5Gによる工場自動化の変化
- #品質向上
- #品質管理
こんにちは!
産業用ロボットの情報を発信している製造DX.comです。[◎△◎]
製造業界ではロボット導入による工場全体の自動化が進んできました。しかし、ロボットの導入経験が無い場合には少し敷居が高いようです。
ロボットを導入して製造工場の省人化をしたいのですが・・・
ロボットの発注方法すらわからりません。
製造工場では、単純にロボットを導入するだけで省人化が可能というわけではありません。実際にはロボットを含むシステムを構築する必要があります。
システム構築に関しては別記事にて解説しています。詳しくは下記リンクを参考にしてください。
>>ロボットシステム構築の流れ!6つのステップをわかりやすく解説!
しかし、ロボットを含むシステム構築となると、ますますどこに発注すべきかわからなくなるのではないでしょうか。そこで今回はロボット発注先の選定方法についてのポイントを解説しましょう。
この記事を読めば、ロボット発注時の悩みが激減することは間違いありません。ぜひ最後まで記事を御覧ください。
もくじ
ロボット発注先5つの選定ポイント
ロボット発注先の選定ポイントとしては、主に次の5点です。
それでは、それぞれについて詳しく解説してきましょう。
ロボットの発注先として考えられるのは、主に「ロボットメーカー」と「ロボットSIer」です。おすすめは「ロボットSIer」。何が違うのでしょうか?
前述した通り、ロボットを単体で購入しただけでは製造工場の省人化はできません。ロボットは半完成品なので、実際にロボットを導入する場合にはロボット自体にも付属部品が必要となります。また、ロボットだけではなくロボットの周辺装置も必要です。したがって、周辺装置の設計・製造・調整も行わなければなりません。
以上のような理由により、ロボットメーカーにロボットを発注して納品されるだけでは利用不可能ということになります。また、ロボットメーカーは基本的にロボットを単体で販売する業者なので、周辺機器の設計・製造をすることは不可能。必要な場合は別の業者に設計から製造までを依頼することになります。
その点、ロボットSIer(システムインテグレータ)なら、ロボットだけではなくロボットの周辺機器までをトータル的にサポート可能です。ロボットSIerについては別記事にて詳しく解説しています。詳細は下記リンク記事を参考にしてください。
>>ロボットシステムインテグレーター(ロボットSIer)とは?必要性を考える
実は、ロボットSIerには次のようなメリットがあります。
ただし、ロボットSIerにも様々な企業があるので、適切な業者を選定することが重要です。
ロボットSIerはどのような基準で選定すれば良いの?
実はロボットSIerと言っても業務形態は様々です。ロボットシステムを構築するには、次のような工程があります。
理想は上記全ての工程が可能なロボットSIerへの発注です。しかし、実際は上記工程の一部分だけが得意で、他は苦手という企業もあります。
もし、ロボットを発注したSIerが、苦手な部分のある企業であったり、特定の工程のみしか受注できないという場合には困ることになるでしょう。もちろん、そのロボットSIerのカバーできない部分を社内で行えるということなら大きな問題ではありません。
最悪はそれぞれの工程を別々の企業が担当するという場合です。費用が嵩むだけではなく、時間的なロスが発生する可能性もあるので注意が必要でしょう。
したがって、トータル的なサポートが可能なロボットSIerにロボットを発注するのがおすすめです。しかし、ロボットSIerを選定する条件は他にもあります。
ロボットは色々なメーカーのものを選定したい!
似たような性能のロボットであったり、部分的に違うメーカーのロボットを使用したいという場合もあるのではないでしょうか?
産業用ロボットには様々なメーカーから様々な種類の商品が販売されています。産業用ロボットは大きく分類すると6種類。詳しくは別記事に記載しているので、下記リンク記事を参考にしてください。
>>産業用ロボットは6種類!それぞれの特徴と導入事例も紹介!
ロボットを導入したシステムを構築するには、ロボットが1台だけとは限りません。また、複数の工程で異なったロボットを使用することもよくあります。ここで問題となるのが、ロボットメーカーです。
実は、ロボットメーカーによっては得意な分野や苦手な分野があります。したがって、複数の工程で違うロボットを使用する場合には同じメーカーの統一が不可能という場合もあるでしょう。そんなときには別々のメーカーのロボットを発注することになります。
つまり、ロボットの発注先を選定するポイントとしては、マルチベンダーであることが重要です。システムを実現する為に最適なロボットを選定するという点では、メーカーを統一しない方が良い場合があることを覚えておきましょう。
近年、ビジネスはグローバル化が常識となってきました。しかし、信頼できるビジネスパートナーとしては、やはり地域密着型であることが望まれます。たとえば海外のロボットメーカーと直接取り引きをすることも可能ですが、費用面や時間的な効率を考えると大きなデメリットです。
また、ロボットシステムの納品後に何らかのトラブルが発生した場合を想定すると、地域密着型のありがたさがよく分かるのではないでしょうか。時差のある、遠くのロボットメーカーでは連絡するだけでも時間がかかります。
したがって、ロボットの発注先は地域密着型のロボットSIerがおすすめです。
現在、製造業界では産業用ロボットの導入による自動化が推進され、補助金が給付される場合もあります。
たとえば、中小企業庁の「ものづくり・商業・サービス経営力向上支援補助金」。これは中小企業を対象に、革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行うための設備投資等を支援するもの補助金です。(参考:ものづくり補助事業公式ホームページ)
他にも、それぞれの地域で補助金が受けられるケースもあります。過去には下記のような補助金もありました。
残念ながら、上記の補助金についてはどちらも募集が締め切られていますが、今後もこのような補助金が給付される可能性があります。したがって、補助金などについても詳しくアドバイスができるロボットSIerを選定するのが良いでしょう。
そういった意味でも、地域密着型でなければなりません。また、情報を得るという点では行政機関との繋がりがあるロボットSIerであることが望ましいと言えます。
本記事ではロボット発注先の選定ポイントについて詳しく解説しました。もう一度記事を振り返ってみましょう。
製造業の職場環境を改善するには、ロボットを導入して工場の自動化を図るべきと言えます。しかし、産業用ロボットは半完成品です。実はロボット以外にも周辺機器・周辺装置が必ず必要となります。したがって、ロボットを単体で購入しても目的を達成することは難しいでしょう。
その点を考慮すると、ロボットの発注先としては以下のような選定ポイントとなります。
自動化を行うにあたって知っておくべき事項をまとめた「工場自動化ガイド」を作成しました。これから自動化を行っていきたいと考えている企業様は是非参考にしてみてください。
弊社からは、製造業のデスクワークを簡単にするAI「SPESILL」を出展します。
開催日時 2024年9月18日(水)~20日(金)
開催場所 オンラインでの開催
参 加 費 無料
※過去ITトレンドEXPOに参加いただいた方も再度参加登録をお願いします。
https://spesill-local.studio.site
インターネット接続せず、セキュアに生成AI活用ができる環境を提供します。具体的には、ローカルLLMを使用して、専用アプリを50万円~提供します。買い切りになるのでランニングコストはかかりません。
DifyやMicrosoft CopilotなどのノーコードAIツールの活用方法がわからない、社内に導入したけど使用している社員が少ない、生成AIを活用した新事業を立ち上げたい、という企業様を徹底的にサポートします!
お気軽にお問い合わせください。
Word、Excelと親和性が高く、高度な文章生成、図表から文字・文字から図表の生成ができ、ナレッジ検索ができるAIアシスタントツールです。
専門文書の作成や社内外からのお問い合わせ対応などに課題を感じている、人手不足で業務が逼迫している、埋もれている有益なデータが大量にあるなどナレッジマネジメントのお悩みがあれば是非お気軽にお問い合わせください。
製造DX.comを運営する株式会社ファースト・オートメーションは製造業特化の生成AI活用支援会社です。製造DX.com内で研究成果の一部を投稿しています。また、製造業のデスクワークをAIで簡単にする「SPESILL(スぺシル)」を開発提供しており、特に反響をいただいております。ぜひご活用ください!
厳選した記事を定期配信
キャンペーン情報などをいち早く確認