自動化・ロボットの活用事例Amazonやニトリも導入している!―物流倉庫で活躍するロボットシステム
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静岡県のロボットSIer(システムインテグレーター)は、浜松(西部)・静岡/清水(中部)・沼津(東部)を中心に県内へ広く分布しており、本記事では地場の代表的な10社を一覧で比較します。静岡県は製造品出荷額が全国上位の「産業のデパート」と呼ばれる地域で、自動車・二輪・楽器・食品など多様な産業が集まるため、対応分野の異なるSIerが数多く存在します。
「どのSIerに相談すればいいか分からない」という方に向けて、各社の拠点エリア・設立・得意分野を整理したうえで、失敗しないSIerの選び方と、発注前にそろえておくべき情報まで解説します。
結論として、静岡県には対応分野の異なるロボットSIerが県内全域に分布しており、「自社の課題に近い実績を持つ社」を軸に選ぶのが近道です。まずは10社がどのエリアに集まっているかを地図で確認しましょう。
| 会社名 | 拠点エリア | 設立 | 従業員 | 得意分野 |
|---|---|---|---|---|
| 三明機工株式会社 | 静岡市清水区 | 昭和22年(創業明治3年) | 95名 | アルミダイカスト・鋳造プラント自動化 |
| 株式会社ヤナギハラメカックス | 榛原郡吉田町 | 昭和42年(創業大正13年) | 100名 | FA・ロボットシステム構想設計〜保守 |
| 靜甲株式会社 | 静岡市清水区 | 昭和14年 | ― | 包装機械・冷間鍛造・FA |
| 株式会社アステクノス | 静岡市駿河区 | 平成5年 | 270名 | 自動車部品・医療・食品・電子部品 |
| 株式会社ティーエス | 浜松市 | 平成4年 | ― | 産業用ロボットの自動搬送・検査 |
| フリースタイルデザインズ株式会社 | 沼津市 | 2015年 | ― | 3次元技術による自動化設備・治具 |
| 株式会社特電 | 沼津市 | 昭和34年 | 133名 | FAパーツ販売・システム販売・ロボット導入 |
| 金城機工株式会社 | 静岡市清水区 | 昭和35年 | ― | 医療・自動車・検査機・容器成形 |
| 株式会社マルイチ | 榛原郡吉田町 | 1985年 | 20名 | 生産設備の設計・製作・OEM |
| 株式会社日本設計工業 | 浜松市 | 昭和48年 | 136名 | マテリアルハンドリング(搬送) |
各社は搬送・検査・鋳造・包装など得意分野が分かれます。ここでは10社それぞれの拠点・規模・特徴を紹介します。自社の自動化したい工程に近い実績を持つ社から候補を絞ってください。
拠点:静岡市清水区/設立:昭和22年(創業明治3年)/従業員:95名。得意分野はアルミダイカスト・鋳造プラント自動化。機械×電気×ロボットの総合システム力。鉄道・食品・医薬など多分野の自動化・省人化に対応。
拠点:榛原郡吉田町/設立:昭和42年(創業大正13年)/従業員:100名。得意分野はFA・ロボットシステム構想設計〜保守。ロボティクス支援センターで特別教育・実技訓練も実施。機械部品加工やOEM/ODMも手がける。
拠点:静岡市清水区/設立:昭和14年/従業員:―。得意分野は包装機械・冷間鍛造・FA。三菱電機の代理店として協働ロボットMELFA・ASSISTA等を用いた最適ソリューションを提供。
拠点:静岡市駿河区/設立:平成5年/従業員:270名。得意分野は自動車部品・医療・食品・電子部品。270名の技術者集団で提案〜アフターサポートまで一貫対応。国内6工場と米中子会社を持つ。
拠点:浜松市/設立:平成4年/従業員:―。得意分野は産業用ロボットの自動搬送・検査。機械・制御設計から施工・調整まで一貫。独自のリークテストシステムで高い評価を得ている。
拠点:沼津市/設立:2015年/従業員:―。得意分野は3次元技術による自動化設備・治具。3次元CAD・3Dプリンターを活用し、試作品から大型のロボット自動化設備まで幅広く対応。
拠点:沼津市/設立:昭和34年/従業員:133名。得意分野はFAパーツ販売・システム販売・ロボット導入。「ワンストップカンパニー」を掲げ制御・画像処理・機械設計を融合。ロボットラボの見学会も実施。
拠点:静岡市清水区/設立:昭和35年/従業員:―。得意分野は医療・自動車・検査機・容器成形。製罐用機械から2006年にロボット参入。提案力と開発力を併せ持つモノづくり集団。
拠点:榛原郡吉田町/設立:1985年/従業員:20名。得意分野は生産設備の設計・製作・OEM。自動化・省人化装置を検討〜導入・アフターまで一貫。完全オーダーメードとOEM生産に対応。
拠点:浜松市/設立:昭和48年/従業員:136名。得意分野はマテリアルハンドリング(搬送)。コンベア77機種を揃える搬送の専門メーカー。FPD・自動車・製薬など幅広い業界に導入実績。
SIer選定は、知名度や規模ではなく「自社の課題に対する適合度」で見るのが失敗しないコツです。次の5つの軸で候補を比べると、各社の違いが判断しやすくなります。
SIer選びで最もつまずきやすいのは、SIerの優劣ではなく「発注側の要件が固まっていないこと」です。要件が曖昧なまま複数社に声をかけると、各社が異なる前提で見積もるため、金額も提案内容もばらつき、比較そのものが成り立たなくなります。
この「要件がそろわず判断がばらつく」という構造は、SIer選定に限らず製造現場の業務全体に共通します。設計・調達・品質の情報が個人の頭やExcelに散在していると、比較や判断の起点になる情報が毎回集め直しになります。
検索時間だけを測ると、設計部全体のコストの3〜4割を占める「検索を起点にした判断遅れ」が完全に視界から消える
こうした「情報が業務に紐づかず散在する」状態を、記録台帳(ERP)でも図面保管庫(PLM)でもない第3の基盤で整えようという考え方が、業務OSです。
ERPも入っている。PLMも入れた。それでも図面探しは続いているし、設計変更の連絡漏れも消えない。承認の押印待ちで案件が止まる日も変わらない
導入するロボットの種類を検討する段階でも、要件の明確さがそのまま構成の妥当性を左右します。
自由度が最も高く需要も高い種類ですが、導入時にはロボットを扱う技術と、比較的高額になる導入費用を考慮して検討する必要があります。
次の5項目のうち、いくつ「はい」と言えるかを確認してください。3つ以上そろっていれば、SIerとの初回相談がかなりスムーズになります。
本記事で紹介した地場企業だけで10社あり、これ以外にも全国対応のSIerが県内で活動しています。まずは自社の課題に近い得意分野を持つ社を軸に、3〜4社を比較検討するのがおすすめです。
多くのSIerは規模に応じた対応をしています。ただし各社で得意な案件規模が異なるため、想定予算やライン規模を初回に伝えると、対応可否や適した提案を早く判断してもらえます。
対象工程・数量とタクト・品質基準・既存設備の4情報を、どの社にも同じ条件で伝えることです。前提がそろっていないと見積もりや提案がばらつき、正しく比較できません。
必須ではありません。メーカーを固定すると選択肢が狭まる一方、既存設備との統一で保守が楽になる利点もあります。まず要件を伝え、SIerに最適な構成を提案してもらう方法が無難です。
自動化したい工程の範囲、生産数量とタクト、品質基準、既存設備・設置環境の4点を整理しておくことです。この情報がそろうほど、初回相談から具体的な提案・見積もりに進みやすくなります。
自社の自動化構想や生産技術の課題を、SIerに相談する前に一度整理しておきたい方は、業務診断で論点を洗い出すところから始められます。
各社の基本情報・特徴は各社公式サイトを参照(2026年8月時点):三明機工/ヤナギハラメカックス/靜甲/アステクノス/ティーエス/フリースタイルデザインズ/特電/金城機工/マルイチ/日本設計工業。静岡県の製造品出荷額など地域の産業データは静岡県および経済産業省「工業統計/経済センサス」に基づく編集部整理です。図表は各社公表情報をもとに編集部が作成した整理図であり、拠点分布は代表所在地に基づく概略です。
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