【ChatGPT】製造業界でも使える!AIを活用して業務効率を改善しよう

【ChatGPT】製造業界でも使える!AIを活用して業務効率を改善しよう
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前回の記事では、仕様書などの文書作成に関するユーザーのお悩みとその解決策についてお話させていただきました。今回はそれを踏まえて現在、弊社が開発しているAIを活用した仕様書作成サービスSPESILL(スペシル)について詳しく紹介していきます。この記事ではSPESILLでどんなことができるのか、どんな効果が得られるのかを機能説明を兼ねて紹介していきます。

そもそもAIで仕様書を作成することは可能なのか?

タイトルにもある通りSPESILLはChatGPT連携のサービスであり、基本的な仕組みはよく似ています。既に試した方もいるかと思いますが、ChatGPTに「〇〇の文書を作成してください」と指示すれば何となくそれっぽいものは生成してくれます。しかしこれには問題点がいくつかあり、まず情報が正確かどうか定かではないということです。特に予備知識のない人だとChatGPTが答えた情報が正しいかどうかの判断ができないという問題があります。次にやはり専門的な文書を作成させることは難しいということです。現状何となくそれっぽい文書を生成してくるだけで、とても業務で活用できるレベルではありません。そもそも仕様書というのは企業ごとにフォーマットも異なりますし、内容も限りなく専門的なものなのでAIが学習データを持っているはずもありません。では、弊社のSPESILLは何が違うのか?次からはSPESILLの具体的な機能を紹介していきます。

SPESILLの機能を詳しく紹介

まずはSPESILLの基本的な仕組みを解説していきます。と言っても仕組みは非常にシンプルで、ユーザーは自社が保有している過去の文書ファイルなどをデータベースにアップロードすることで、AIがその内容を学習し、その内容を元に文書を自動生成するというもの。初期設定も簡単で、操作もシンプルなので導入のし易さも特徴の1つだと言えます。次からは具体的な機能を1つずつ紹介していきます。

文書データベース

文書データベースとは、先述したようにAIに学習させるための文書データをアップロードする機能です。データベースは複数作成することができるため、例えば上の画像のようにデータベースA、データベースBのようにそれぞれの文書毎にデータベースを切り分けることで、AIはその文書に特化した情報だけを学ぶことができます。逆に言えば1つのデータベースに何でもかんでも学習データを入れ込んでしまうと、学習データにノイズが入り、逆に生成される文書の質が下がってしまうことが想定されます。今回は例として文書毎に分ける運用を紹介しましたが、他にも企業ごとなど様々な運用方法が考えられます。

評価データベース

評価データベースは先述の文書データと仕組みはよく似ていますが、その用途が異なります。このデータベースはAIが生成した文書の正確性を評価するために必要となるもので、例えば工場設備基準など評価基準となる文書を学習させると良いでしょう。文書の評価機能については後述します。

フォーマットの設定と自動生成

AIに文書を生成させる際には必ずフォーマットを設定する必要があります。フォーマットは仕様書の目次のようなもので、必要な項目を表記したシンプルなもので構いません。既に決まったテンプレートがある場合はそれをそのまま使用することも可能ですし、そもそも仕様書に必要な項目も分からないと言った場合はフォーマットをAIに自動生成させることも可能です。まだノウハウが少ないユーザーなどはこの機能を利用いただくことで事前調査に掛かる時間を大幅に削減することができるでしょう。フォーマットは画像のように文書を生成する際にどちらかを選択します。

文書の自動生成

文書の自動生成はSPESILLの肝となる機能です。文書生成時には文書の「フォーマット」と参照元となる「文書データベース」を指定する必要があります。これによってより望む形に近い文書を生成することが可能となります。文書データベースを指定せずに作成することも可能ですが、その場合は文書の質が著しく低下することが想定されます。AIは毎回3パターンの文書を生成し、ユーザーは一番意図に近いと思うものを自由に選択することができます。もちろんAIが作成した文書を人の手で手直しすることもできます。また、AIが文章を作成した際の参照データも確認できるので、エビデンスを明確にしながらの文書生成が可能となっています。

AI文書チェック機能

AIが生成した文書の質をさらに高めたいならAI文書チェック機能を活用できます。この機能は事前に作成した「評価データベース」を指定することでAIが生成された文書とデータベースの情報を照合し、改善点を自動で提案してくれるというものです。提案された内容はそのまま反映することもできますし、無視することもできます。

正式版のリリースも間近

SPESILLは現在無料で利用できるベータ版を公開しており2023年9月1日にリリースに向けて現在事前利用申込を受付中です。有難いことに日刊工業新聞様でも紹介され、本日まで非常に多くの反響を頂いております。最近はChatGPTを活用した業務の効率化がトレンドとなりつつありますが、本サービスでAI活用の第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?ご利用について不安があるという方には、弊社の担当者が伴走しながら丁寧にご説明させていただきます。また、「こんな文書をAIに作成させたい」などのご相談も常時受け付けております。本記事でSPESILLにご興味を持っていただけましたら、まずはお気軽にお問合せ下さいませ。

ロボット導入のお問い合わせは製造DX.comまで

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