【ロボット導入事例】高所での危険作業を自走式ロボットにより自動化へ!自動塗装システム
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製造DX.comでは工場自動化の事例を紹介しております。参考資料は経済産業省が展開しているロボット事例となりますが、見やすく、わかりやすく、をモットーに初めての方でも問題なくご覧いただける記事制作を行っております。
もくじ
品種・数量の急激な増加に伴い作業員の残業時間が増加していた
今回の事例のエンドユーザー様は、製パン業界の企業様で冷凍品の製品を解凍して消費期限ラベルを貼付け出荷する作業がありました。従来、ラベル貼付作業はハンドラベラによる手作業で行っていましたが、品種・数量の急激な増加に伴い作業員の残業時間が増加してしまいました。
納品時間の関係で深夜作業もありましたが、作業員の確保が厳しく、自動化を検討。当初は、ロボットSier様より、自動ラベル貼付装置を提案されましたが、個単位での自動ラベル貼付けでは、箱出・箱取作業が必要となってしまい、省人化効果が低い問題がありました。
今回の事例では、2つのロボットを組み合わせてラベル貼付システムを構成しまいた。パン箱単位で正確にラベルを貼ることができるパラレルリンクロボットを使ったロボットシステムの開発。可搬重量10kg可能な協働ロボットにより、タイプが4種類ある箱をセンサーで判別してパン箱をパラレルリンクロボット側へ共有、排出できる装置を開発することで課題解消を実現しました。
本案件は、弊社が設計したものではないため、具体的な導入費用を掲載することができませんが、効果などとしては下記のようになっています。
導入前のラベル貼付作業は、56製品、約23,000個/日を5名の作業員が手作業で9時間/日かけて行っていました。導入後の効果は非常に大きく、3,000枚/時を自動で貼り付けることができ、時間としても約8時間で作業が完了するようになりました。また、ロボットが貼付けを行うため、貼付精度のバラツキがなく、品質が安定、また、ライン化による作業の一元化、カメラによる作業データの保存等品質保証体制が強化されました。
※参考動画は本案件のロボットシステムではありません
いかがだったでしょうか?品質向上や生産性向上は勿論、今回の事例のように自動化することにより、カメラ等で集荷品の管理をすることができたり、データ管理できるのは非常大きい効果をもたらします。そういった別の角度からみてみるとより、会社全体が導入に前向きになるかと思います。
また、ロボットSier様はたくさんの知識を持っており、ロボットに更なる自由度を持たせることができます。みなさんの職場の課題解決のハードルを大幅に下げていただけるのではないかと思います。
また、工場自動化を行うにあたって知っておくべき事項をまとめた「工場自動化ガイド」を作成しました。これから自動化を行っていきたいと考えている企業様は是非参考にしてみてください。
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