
金属フレームの溶接作業を自動化して生産性3倍へ!ーロボット導入事例34
- #溶接ロボット
- #直交ロボット
こんにちは!産業用ロボットの情報を発信しているROBoINです。[◎△◎]
今回も、ロボット導入事例を掲載していきます。
参考資料は経済産業省が展開しているロボット事例となりますが、見やすく、わかりやすく、をモットーに嚙み砕いてまとめていきます。
みなさんの困りごとに対しての解決方法となれば幸いです。
【導入内容】
・パレット上の商品を店舗出荷カートへ仕分け積載する過酷労働のロボット化
・ロボットユニットのネットワーク化で現場規模に応じたシステム導入を実現
【企業情報】
・大企業
・サービス業(物流)
【導入工程情報】
・出荷工程・搬送工程(外観検査・ハンドリング・パレタイズ)
・品質の向上・省力化
今回のエンドユーザー様は倉庫事業を運営していました。
一般的に倉庫事業は、顧客の製品を扱っているため、扱う商品が多種多様である課題があげられます。
在庫ロットや入出荷タイミングも顧客によって異なるため、その不規則故に、ロボット導入が進んできませんでした。
また、従来は、大規模設備投資を行っても製造用の大型ロボットを流用することが多く、
スペース効率が悪くなっていることもロボット導入が進まない要因の1つとしてあげられます。
しかし、当初、エンドユーザー様の作業状況として、
人が1つずつ製品を持ち上げ積載し、搬送を行っていたり、窮屈な姿勢のまま何十ケースも移載させていました。
これにより、作業員が長期的に腰痛持ちになってしまったり、作業者が力のある男性にのみ絞られてしまう問題が発生してしまいました。
【主な導入製品】
・垂直多関節ロボット
・AGV
今回、システムの小型化を図るため、垂直多関節ロボットに持たせた機能は、
物流パレット上の商品を1個ずつエア吸着させ、出荷用のカートに積み替える単機能小型ロボットを導入しました。
また、一般的なパレタイズシステムだと、コンベアを使用したり、システムが大型化してしまうデメリットがありましたが、
本システムでは、AGVを運用することで、コンベアレスのシステムとなりました。
AGVとは、無人搬送機のことで、可動式なので、場所を取りません。
また、人が苦手とする、重量物の搬送を無人化できるので非常に注目されているロボットです。
垂直多関節ロボットにより、商品を積荷したカートは、再度AGVによって搬送され、最終着点であるトラックバースへと向かいます。
本案件は、弊社が設計したものではないため、具体的な導入費用を掲載することができませんが、効果などとしては下記のようになっています。
【主な効果など】
投資回収年数 :約6.6年
生産性 :約4倍
導入部門人員 :5人削減
効果 :1000万円/年
その他の効果 :過酷作業の代替、採用できる作業者の幅が広がった
※参考動画は本案件のロボットシステムではありません
ロボットが得意とするのは、やはり、重量物の搬送や、定型的な動き(積荷など)といえます。
今回の事例のような場合、まさにロボットによる自動化が生産性向上への近道でした。
生産方式の変更、レイアウトの変更により、生産性は一時的に向上します。
しかし、作業者によって作業効率がばらついたり、離職により、メンバーが欠けてしまったり、
そういった人要因で簡単に効率が落ちてしまうのが実態です。
抜本的な解決方法として、自動化を検討されてみてはいかがでしょうか?
いかがだったでしょうか?
AI技術は、まだ発展途上であり、知見を持っている専門家であるロボットSIerの力が必要不可欠です。
ROBoINではそんな、レベルの高いロボットSIerをご紹介することもできます!
ぜひ、お声かけください!
ロボット導入について「もうちょっと知識を深めたい」という方はこちらのコラムをご覧ください!
⇒『初心者必見!これを読めば導入に向けて大きく前進!ロボット導入に必要な情報をまとめました!①』
Twitterアカウント開設しました!ぜひお気軽にフォローよろしくお願いします!
ROBoIN(ロボイン)を運営する株式会社ファースト・オートメーションでは、製造業の業務効率化を支援する様々なサービスを開発提供しています。工場自動化プロジェクト特化のプロジェクト管理サービス「ROGEAR(ロギア)」やAI仕様書作成サービス「SPESILL(スぺシル)」は特に反響をいただいております。ぜひご活用ください!
厳選した記事を定期配信
キャンペーン情報などをいち早く確認