
メッキ工程を双腕ロボットが代替!作業者を過酷環境から解放!ーロボット導入事例57
- #双腕ロボット
こんにちは!産業用ロボットの情報を発信しているROBoINです。[◎△◎]
今回も、ロボット導入事例を掲載していきます。
参考資料は経済産業省が展開しているロボット事例となりますが、見やすく、わかりやすく、をモットーに嚙み砕いてまとめていきます。
みなさんの困りごとに対しての解決方法となれば幸いです。
【導入内容】
・自動車用ボデーフレームの溶接工程にロボットシステムを導入
・従来の手動溶接に代わり、溶接6ガンまでの自動交換を可能に
【企業情報】
・中小企業
・製造業(機械製造)
【導入工程情報】
・溶接工程
・生産性の向上
今回のエンドユーザー様は自動車用のボデーフレームの製造を行っていました。
従来、ボデーフレームの溶接は熟練した作業員による手作業で行っていました。
1基のフレームに対し、2名で行い、1日で1台の生産能力であり、生産性は決していいとはいえませんでした。
また、手作業による溶接は品質を安定させるのが困難で大きな課題の1つでした。
そのため、今回自動化を検討しました。
【主な導入製品】
・溶接ロボット
・直交ロボット
・スライド式作業台
今回の溶接システムは、溶接6ガンまで自動交換が可能なものを選定しました。
また、溶接ロボット自体を直交ロボットに設定することにより、
溶接ロボット本体が可動できるようにし、位置決め精度を向上しました。
結果、不良率を1/2削減することができ、生産台数も3倍に向上することができました。
本案件は、弊社が設計したものではないため、具体的な導入費用を掲載することができませんが、効果などとしては下記のようになっています。
【主な効果など】
投資回収年数 :約2.7年
生産性 :約3.0倍
効果 :1200万円/年
その他の効果 :生産性の安定、良品率の向上
※参考動画は本案件のロボットシステムではありません
溶接作業は、繊細かつ、高い品質が問われる作業です。
例えば、同じ速度、同じ送りで溶接を行っていかなければ、
溶接が均一にできず、場合によっては、使用時に応力集中が発生してしまう可能性もあります。
品質の向上は勿論、安定させるためには、自動化が必要となってきます。
いろいろなメーカーが溶接ロボットを製造しているため、導入イメージが比較的しやすく、
作業目的も定まっているため、ハードルは決して高くはありません。
更なる発展のためにも、ぜひロボットを迎え入れたいですね。
いかがだったでしょうか?
ロボット導入について「もうちょっと知識を深めたい」という方はこちらのコラムをご覧ください!
⇒『初心者必見!これを読めば導入に向けて大きく前進!ロボット導入に必要な情報をまとめました!①』
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