
反りのある多様な梱包材へのラベル貼付作業を自動化!ーロボット導入事例48


こんにちは!産業用ロボットの情報を発信しているROBoINです。[◎△◎]
今回も、ロボット導入事例を掲載していきます。
参考資料は経済産業省が展開しているロボット事例となりますが、見やすく、わかりやすく、をモットーに嚙み砕いてまとめていきます。
みなさんの困りごとに対しての解決方法となれば幸いです!
①主な導入内容
【導入内容】
・多品種・大量のフローズンチルド商品へのラベル貼付にロボットを導入
・処理速度・貼付け精度の個人差は解消され、安定した作業生産性と物流サービスを提供
【企業情報】
・大手企業
・サービス業(物流)
【導入工程情報】
・搬送工程(ハンドリング)
・生産性向上
②導入前(生産現場の課題)
今回のエンドユーザー様は、フローズンチルド商品の製造を行っていました。
フローズンチルド商品とは、コンビニなどで販売されているサラダチキンなどのことです。
食品製造業の多くは商品の点数が多いこと、出荷点数が多い課題を抱えています。
今回のエンドユーザー様も同じ課題を抱えていました。
さらに、そんな中、フローズンチルド製品は、パッケージの反りが激しく、
自動機の運用が難しいとされていました。
多数の作業者による手作業が必要とされ、省人化が進まなく、
さらに、手作業では処理速度・貼付け精度に個人差が生じていました。
加えて、昨今の労働力不足の問題は安定した作業生産性や、
物流サービスを提供し続けるために避けられない課題を抱えていました。
それら課題解決すべく、自動化を検討しました。
③ロボットシステムの導入
【主な導入製品】
・水平多関節ロボット
・画像処理カメラ
・コンベア
今回の事例では、押し込み動作に強いとされる水平多関節ロボットを選定しました。
コンベアにより、投入された製品は画像処理カメラにより形状・ラベル貼り付け位置を確認。
製品の反りを押さえるために設計された押さえ込み機構により、パッケージの両端を押さえ反りをなくし、
ラベル貼り付けを自動で行うことを実現しました。
貼付け品質の大幅な向上、作業者の疲労軽減など、多くのメリットが得られました。
また、ロボットが商品を画像認識するため、ベテラン作業者や、マニュアルによる
アイテム毎のラベル貼付け位置の判断に頼らず、新人でも作業ができるようになりました。
④自動化による効果
本案件は、弊社が設計したものではないため、具体的な導入費用を掲載することができませんが、効果などとしては下記のようになっています。
【主な効果など】
投資回収年数 :約5.0年
生産性 :約1.2倍
導入部門人員 :1人削減
効果 :300万円/年
その他の効果 :過酷作業の代替、品質の向上
※参考動画は本案件のロボットシステムではありません
⑤最後に
部品倉庫における、入出庫作業や仕分け作業は、
ご高齢の方や女性の方などの比率が高い傾向があります。
また、アルバイトやパートの方でメンバーを構成していることも多いでしょう。
そういった方々は、複雑な作業は、敬遠してしまいます。
「もっと簡単でもっと時給がいいバイトはたくさんある」
なんて思う方も多いでしょう。
ロボットを活用し、作業を簡略化してすることで、
人員確保のハードルを下げ、より良い職場を作り上げていきたいですね!
ロボット導入のお問い合わせはROBoINまで
いかがだったでしょうか?
ロボット導入について「もうちょっと知識を深めたい」という方はこちらのコラムをご覧ください!
⇒『初心者必見!これを読めば導入に向けて大きく前進!ロボット導入に必要な情報をまとめました!①』
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