
高所での危険作業を自走式ロボットにより自動化へ!自動塗装システム!ーロボット導入事例29
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こんにちは!産業用ロボットの情報を発信しているROBoINです。[◎△◎]
今回も、ロボット導入事例を掲載していきます。
参考資料は経済産業省が展開しているロボット事例となりますが、見やすく、わかりやすく、をモットーに嚙み砕いてまとめていきます。
みなさんの困りごとに対しての解決方法となれば幸いです!
【導入内容】
・箱詰めキャップの供給と供給後の空き箱の解体片付作業のロボット化を実現
・箱の大きさや形状に柔軟に対応できるシステムを構築
【企業情報】
・大企業
・製造業(食料品)
【導入工程情報】
・供給工程(ハンドリング)
・過酷作業の代替
今回のエンドユーザー様は事業の一環として、ペットボトル飲料の製造を行っていました。
そんなペットボトル飲料、中でもペットボトルのキャップの供給作業は人手作業で行われていました。
キャップの入った箱は約10kgにもなり、それを人手によりパレットから降ろし、
箱を開けて、キャップをホッパーへ投入、その後空箱を解体して折りたたみ、
内袋のビニール袋は分別のため、回収をするなどの作業を繰り返し600回以上も行っていました。
またこの作業は、担当者6名で延べ18時間を要していました。
昨今の人手不足に打ち勝つべく、自動化を検討しました。
【主な導入製品】
・垂直多関節ロボット
・直交ロボット
今回は、比較的可動範囲が広い垂直多関節ロボットが選定されました。
従来、今回のような一連の作業を専用機で行おうとすると、非常に広いスペースが必要でした。
しかし、今回、垂直多関節ロボットを用いることでコンパクトなスペース同様の作業を行うことが出来るようになりました。
また、直交ロボットを用いて、空箱である段ボールを解体する作業の自動化を実現しました。
その結果、一連の作業を完全自動化することが出来るようになりました。
本案件は、弊社が設計したものではないため、具体的な導入費用を掲載することができませんが、効果などとしては下記のようになっています。
【主な効果など】
投資回収年数 :約3.0年
生産性 :約30倍
導入部門人員 :3人削減
効果 :900万円/年
その他の効果 :作業負担の軽減
※参考動画は本案件のロボットシステムではありません
ロボットが得意とするのは、やはり、重量物の搬送や、定型的な動き(積荷など)といえます。
今回の事例のような場合、まさにロボットによる自動化が生産性向上への近道でした。
生産方式の変更、レイアウトの変更により、生産性は一時的に向上します。
しかし、作業者によって作業効率がばらついたり、離職により、メンバーが欠けてしまったり、
そういった人的要因で簡単に効率が落ちてしまうのが実態です。
抜本的な解決方法として、自動化を検討されてみてはいかがでしょうか?
いかがだったでしょうか?
ロボット導入について「もうちょっと知識を深めたい」という方はこちらのコラムをご覧ください!
⇒『初心者必見!これを読めば導入に向けて大きく前進!ロボット導入に必要な情報をまとめました!①』
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