ロボット自動化が物流にもたらす3つの効果!人件費削減だけじゃない!

ロボット自動化が物流にもたらす3つの効果!人件費削減だけじゃない!
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こんにちは!
産業用ロボットの情報を発信している製造DX.comです。[◎△◎]

物流の業界も色々と変化してきましたね。

確かにそうですね。物流業界の価格の問題もありますが、ロボットによる自動化も進んできたようです。

現在は誰もが簡単にインターネットを利用できるようになり、それと共にE-Commerce業界も拡大してきました。そして、その影響を大きく受けているのが物流業界です。物流業界では既にロボットを導入している企業も多く、それにより様々な効果を得られているという話もよく聞くようになりました。

たとえば、以前もコラムで取り上げているAmazonやニトリ。これらの事例ではデメリットもありますが、多くのメリットがあることがわかります。
>>Amazonやニトリも導入している!―物流倉庫で活躍するロボットシステム

そこで今回は、物流業界におけるロボット自動化の効果について詳しく解説していきましょう。

実は、物流業界におけるロボット自動化は、AGVAMRなどの技術革新にも大きく貢献しています。これらは現在、多くの製造工場やサービス業界でも活躍しているシステム。物流業界の動向を知ることはその他の業界にも大いに参考になるでしょう。ぜひ記事を最後まで御覧ください。

ロボット自動化が物流にもたらす3つの良い効果

物流におけるロボット自動化
3つの効果

ロボット自動化が物流にもたらす効果として考えられることは主に次の3点です。

  • 作業者の作業軽減
  • 人件費の削減
  • 生産性の向上

それでは、具体的に解説してきましょう。

ロボット自動化で作業者の作業が大幅に軽減!

ロボットを導入し、物流倉庫を自動化することで作業者の作業が大幅軽減が可能です。特にロボットは重量物でも文句を言わずに運んでくれるので、作業員の負担が減ります。

では、物流分野の自動化にはどのような種類があるでしょうか。物流関係の自動化は主に次の4種類です。

  • 自動倉庫
  • ピッキング
  • AGV(無人搬送機)
  • AMR(自律走行型搬送ロボット)

まず、自動倉庫は商品の入庫や保管、出庫を自動化を実現した倉庫。中にはロボットを使って入庫・出庫までを完全に自動化しているものもあります。自動倉庫は製造業界においてもパーツを管理するのに利用されているので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

続いて必要な品物を集めるピッキング作業です。ピッキングはロボットにビジョンセンサなどを追加することで、外形による品物の判別も可能となります。品物によっては完全に自動化することは困難かもしれませんが、限られた分野では完全自動化も可能です。ピッキングロボットを用いることで、大幅な人員削減も可能となります。

AGV(Automatic Guided Vehicle)とAMR(Autonomous Mobile Robot)は共に品物を無人で搬送する手段です。人手不足の解消に繋がりますが、導入が困難というデメリットもあります。

AGVとAMRについては別記事に詳しく記載しているので、下記リンク記事を参考にしてください。
>>AGV・AMRとは?工場・倉庫で活躍が加速!スマートな自動化に貢献!

ロボット自動化によって物流の人件費は削減が可能!

前述した通り、ロボット自動化を導入することで大幅な人件費が削減できます。ただし、費用という面ではロボットや周辺設備の導入費用保守・点検に費用も必要となるので、一概にコストダウンができるというものではありません。

しかし、長い目で見た場合、ロボットを導入した方がコスト削減は十分可能と言えます。物流業界での費用対効果を考えた場合、ロボット自動化を導入してすぐに効果が得られることはありません。しかし、数年後には必ず人件費削減の効果が現れます。焦らず数年単位で検討するのが良いでしょう。

ロボット自動化で生産性も向上!

ロボット自動化を導入することで、生産性も大幅に向上することになります。実は、あのAmazonでも数年前までは人手で倉庫の品物を集めていたという話を聞いたことがあるのではないでしょうか。

友達がAmazonの倉庫でアルバイトをしているって言ってたよ!

しかし、人の作業には確実性がありません。何度もチェックをして、それでも間違った商品が客先に届くということもありました。しかし、ロボットによる自動化で間違いは大幅に減り、物流業界の生産性は大きく向上したと言えます。

たとえば、ある物流企業ではAGV導入により下記のような効果が得られたということです。

  • 人件費は4分の1に減少
  • 出荷作業生産性は4倍に増加

人件費の削減だけでも大きなメリットですが、それ以上に生産性が大きく向上している点にも注目すべきでしょう。

では続いて、物流業界でロボット自動化を導入する際のデメリットについても考えてみましょう。

物流業界におけるロボット自動化!4つのデメリット

物流業界におけるロボット自動化!4つのデメリット

物流業界にロボット自動化を導入しても必ずしも良い効果が得られるとは限りません。では、どのようなデメリットがあるのでしょうか。デメリットとして考えられるのは、主に次の4点です。

  • 導入方法がわからない
  • 導入費用が高い
  • データ運用が必要
  • 技術レベルの高い社員が必要

もう少し具体的に解説していきましょう。

ロボット自動化を物流に導入する方法がわからない

ロボットシステムの導入経験が無い場合、どのような手順で導入の手続きをすればよいのかわからないかもしれません。これは物流業界に限ったことではなく、製造業やサービス業などでも同様です。

まずは仕様書RFPを作成しなければなりません。しかし、ロボットの導入経験がなければ作成方法もわからないのではないでしょうか。そんな場合には弊社のサービスROGEARのご利用が便利です。

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では続いてロボット自動化の大きなデメリットである費用について考えてみましょう。

物流のロボット自動化は導入費用が高い?

残念ながら、ロボット自動化は導入費用が高いというのは正しい情報です。これは物流業界に限ったことではありません。

なぜ導入費用が高くなるのかというと、単純にロボット単体での購入では無いからです。ロボットは半完成品と言われるように、ロボット単体でそのまま利用可能ということはほとんどありません。つまり、利用状況に応じてパーツの追加や付帯設備の設計・製造が必要となります。

特に物流における自動化の場合には、自動倉庫や搬送装置も必要となるケースが多いでしょう。そうなると、導入費用は大きくなるのは当然と言えます。

また、ロボットなどを導入することで、導入費用だけではなく保守・点検にかかる費用も必要となります。トラブル発生時の部品購入やメーカー対応などの費用だけでなく、メンテナンスのできる人材を確保しなければならないという点も大きな負担です。

物流のロボット自動化にはデータ運用が必要

物流業界は未だにアナログでの現場運営を行っている企業が多いという印象があります。少しずつデジタル化してきていますが、まだまだ発展途上という感じではないでしょうか。しかし、ロボット自動化を導入するには、企業全体をデジタル化する必要があります。

最も基本的なところでは、ロボット自動化を導入することで以下のデータを利用しなければなりません。

  • 在庫情報
  • 入出荷管理

したがって、デジタル化に拒否反応を示している物流企業の場合には、ロボット自動化自体が大きなデメリットとなります。時代の波に取り残されないように、これを機にデジタル化に取り組んでみてはいかがでしょうか。

ロボットの保守・点検には技術レベルの高い社員が必要!

ロボットを導入し、物流の自動化に取り組んだ場合も完全に放置しておくことはできません。必ず保守・点検作業が発生するからです。つまり、保守・点検という点に関しては導入時の大きなデメリットと言えます。

ロボットを含む設備の保守・点検には高い技術力が必要となるため、レベルの高い社員でなければ対応できないことになるでしょう。したがって、技術レベルの高い社員を雇うか教育して育てなければなりません。また、外部のSIerに完全委託するということも可能です。

しかし、突然のトラブルが発生したときに早期対応が可能となるのは社員でしょう。

物流とロボットの保守・点検は全く分野の異なる業種となるので、導入前に検討する必要があります。企業としては専門部署を作って取り組むのがおすすめです。

物流のロボット自動化は製造DX.comまで!

本気時では物流におけるロボット自動化がもたらす効果について詳しく解説しました。記事を振り返ってみましょう。

物流におけるロボット自動化の導入によって得られる大きな効果としては次の3点です。

  • 作業者の作業軽減
  • 人件費の軽減
  • 生産性の向上

現在、多くの企業では人手不足によって悩まされています。その問題を解決できるのがロボットの導入と言えるでしょう。

しかし、必ずしも良い効果ばかりというわけでもありません。残念ながらロボットを含む設備の導入には、次のようなデメリットがありました。

  • 導入方法がわからない
  • 導入費用が高い
  • データ運用が必要
  • 技術レベルの高い社員が必要

ロボット導入による自動化で、物流分野における多く効果が得られるのは明白です。もし、導入を検討している中で、上記のようなデメリットによって断念せざるを得ないという場合には製造DX.comまでご相談ください。

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