元ロボットSIerが語る!生産技術部が抱えている問題とその解決策とは

元ロボットSIerが語る!生産技術部が抱えている問題とその解決策とは
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こんにちは!
株式会社ファースト・オートメーション代表の伊藤です。

日本ロボット工業会の統計データではロボットの年間受注額と生産額は過去最高とのことで、工場自動化は益々需要が拡大していますね。今後も需要拡大が期待できますし、弊社もその市場に関わる皆様に貢献できると考えると今後がとても楽しみです。弊社は創業時からロボットSIer企業の業務改善や問題解決のためのソリューションを提供してきましたが、最近は大手自動車部品製造業など自社の工場の自動化およびロボット化を検討する力のある(生産技術部門が居る)企業様にも弊社の提供するソリューションが活用され始めています。

今回は、なぜ生産技術部門の方々が弊社のソリューションを活用するのか、生産技術部門の抱えている課題感などと合わせて考えていけたらと思います。そして、この記事を読んでくださっている皆様と一緒に問題解決に向けて取り組んでいきたいと思っていますので、最後まで読んでいただけると嬉しいです。それでは、よろしくお願いいたします。

生産技術部に共通している課題感

弊社はこれまで多くの生産技術部の方々にヒアリングしてきました。当然どの企業も様々な課題を抱えていますが、その中でも殆どの企業で共通していた課題感を3点ご紹介できたらと思います。

  • 仕様書を作成する際の抜け漏れ
    回覧中の上長からの指摘、他部門の関係者からの都度都度の追加要望が多数あり、仕様書類への反映漏れが発生してしまう。 自分自身も多忙のため、電話や口頭、メールで追加要望や指摘があった時にどうしても抜け漏れが発生してしまう。とは言いつつ勝手に仕様書を書き換えられても困るので非常に悩ましい課題です。

  • 改修を繰り返し過ぎており資料と現物の整合性が取れない
    テスト機を作ってから量産機を開発するにあたって、テスト機段階で要件に抜け漏れがある。メーカーとの合意形成が不十分でエビデンスも残らないため、量産機段階で大きなトラブルに繋がることがある。どれが最新情報でどこが変更になっているのか分かりづらく、関係者間で認識ずれが発生しやすくなっている。 さらには、プロジェクト完了後に今ある設備がどういう仕様なのか把握できておらず、図面や仕様書との整合性が取れないため悪循環を生んでしまう課題です。

  • 発注先のメーカーの負荷状況がわからない
    いつも発注しているメーカーの今の負荷状況が可視化されていないため、メーカー担当者に都度都度電話するか、社内担当者同士でプロジェクトの優先順位を決めて調整するかしないと、自社内でメーカーの取り合いになる課題です。

どんな解決策が考えられるか

これに対してどんな解決策があるか考えていきます。

  • 業務量を減らす
    シンプルに人員を増やすことで、業務が分散し各自の業務に余裕がうまれ、仕様に関する連絡や指摘があっても反映漏れを防ぐことはできそうです。ただし、人員を増やすのも中々難しいですし教育にもリソースを割く必要があるので、すぐに効果の出るような策ではないのが難点です。

  • 関係者・関係部門と密なコミュニケーションを心掛ける
    メーカー担当者や他部門、他の担当者と密にコミュニケーションをとり、それぞれの状況を把握しお互いにフォローしあえば抜け漏れや認識ズレなどを防ぎスムーズに業務は進むでしょう。ただしこれは、自分自身だけではなく他者に依存する部分も大きく、ただでさえ多忙の中メールや電話の頻度が増えても困ります。

  • ソフトウェアを活用する
    最新情報が常に可視化されており、過去情報も変更履歴や承認履歴と合わせていつでも見返すことができるソフトウェアはどうでしょうか。例えば、Microsoft TeamsとBOXを組み合わせてチャットで素早くコミュニケーションをとりつつ、ファイルはBOXで一元管理しているという企業様は多いです。他にもSlackやキントーン、プロジェクトのスケジュール管理はRedmineなどなど数えきれないほどのツールが存在します。

    そして弊社が開発する「ROGEAR(ロギア)」もこれらの課題を解決できるツールの1つです。ROGEARは工場自動化に特化したプロセス管理サービスとして提供しています。メーカーへの発注状況・負荷状況の可視化やプロジェクトごとの情報管理を簡単に行える環境になっており、社内外のユーザーとのコラボレーションができるので、コミュニケーションをとりやすい環境になっています。ぜひロギアに興味をもっていただけましたら下記リンクのサービスサイトよりお問い合わせください。

    ロギア|業務を標準化しロボット導入を円滑に (rogear.jp)

課題を解決できるとどんなメリットがあるか

これらの課題が解決できれば仕様定義の質が高まることはもちろん、社員の負荷も減りますしそれによって浮いたリソースを教育に回したりなど、様々なことが円滑に進むようになります。常にリソースが逼迫している状態では社員の労働環境も悪化し、それが結果的にミスに繋がったり、最悪の場合は離職に繋がるなど、会社の成長を阻害する悪循環に陥ることになります。これらの問題解決は後回しにされがちですが、本来すぐにでも解決するべき問題です。

しかしリソースが逼迫している状態では身動きが取れない、そもそも解決の仕方が分からないなど、各企業にそれぞれの課題が存在するかと思います。業務効率化については製造DX.com内にも過去に記事を掲載していますので是非参考にしてみてください。ロボットSIer向けに書かれた記事ではありますが、生産技術部にも通ずる部分は多いでしょう。

また、弊社の開発するROGEAR(ロギア)も生産技術部の課題を解決するには最適なツールとなっています。無料トライアルもご用意していますので是非ご検討ください。

まとめ

今回は生産技術部門の課題感と解決策についてまとめました。製造DX.comではロボットSIerや業界の役立つ情報を日々発信しています。また、弊社が展開するサービスであるROGEARは実際にご利用いただいているユーザーの意見を参考にし、日々アップデートされています。業務に関するお悩みをお持ちの企業様はぜひお試しいただけますと幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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伊藤 雅也

株式会社ファーストオートメーション CEO
1995年生まれ。愛知県の工業高校卒業後、自動車部品メーカーへ入社し、生産管理部に従事。
大手ロボットSIerの株式会社豊電子工業に転職し、技術営業として工場自動化、ロボット化の提案営業を行う。自動車業界に限らず、物流業界、食品業界、医薬品業界の企業様を担当。画像解析や自動制御技術を活用したロボットシステム提案も経験。
2020年9月、株式会社ファースト・オートメーションを創業。FA設備の調達プロセスを効率化するプラットフォームROGEARを展開し、業界全体の問題解決に取り組む一方で、自社メディアであるROBoINにてロボットSIerや業界の認知度を向上させる活動にも積極的に取り組む。

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