重いものを持てない協働ロボットの力を底上げする方法!電動バランサってなに?
- #協働ロボット
こんにちは!産業用ロボットの情報を発信している製造業DX.comです。[◎△◎]
今回は、話題の『配膳ロボット、運搬ロボットについて』見ていきます。
「配膳ロボットってどんな感じ?」「簡単に導入できるものなの?」
そんなあなたの疑問を解決するためのコラムとなっています!
もくじ
その名の通り、配膳・運搬を自動で行えるロボットです。
勿論、下膳も可能のものがあります。
新型コロナウィルスの影響により、顧客も従業員も人との接触を最小限に抑えるようにしています。
そんなコロナ禍に非常に適したロボットといえます。
飲食店やホテル・旅館、小売店などで従業員と共に働くことを目的に開発されていて、高い安全性が保障されています。
様々な企業が開発を進めているため、仕様も多種多様です。
例えば、ロボットの上に商品が載ったトレーを置いて、タブレットでテーブルを指定することで配膳することができます。
また、中には、アームを搭載したロボットもあり、自動で下膳することができるものもあります。
いわゆる外食産業は、人件費の高騰を始め、様々な課題を抱えています。
運搬ロボットはその多くの課題にメスを入れることができます。
●メリット
1.省人化
配膳作業を自動化することができるため、従業員を削減することができます。
また、アルバイトとは異なるため、費用が管理しやすいメリットもあります。
2.非接触
勿論、ロボットによる作業なので、お客様と従業員の接触がなくなります。
現在まん延している新型コロナウィルスは、あと数年現状が変わらないと言われています。
もし、従業員の中に感染者が発生した場合、休業せざるを得ない状況となりますし、お店の評価も下がってしまいます。
そういったリスクを抑える対策として、注目を集めています。
また、一部の注意深いお客様から評価を得ることができるでしょう。
3.生産性の向上
配膳ロボットは1度に複数のテーブルへ配膳することができます。
各テーブルまで配膳する作業は、生産性が高いとは言えません。
商品を指定した位置まで運び、また戻ってくる。
そういった定型的な動作はロボットに任せることで、従業員は、調理等の作業に専念することができるようになります。
メリットにより、現在の業界課題は、クリアできるかと思います。
しかしそんな中で、以下のようなデメリットも存在します。
●デメリット
1.人の温かみがなくなってしまう
外食業界はサービス業であり、人との関わりにウエイトを置いている企業は数多くあります。
そんな中、ロボットを導入してしまうと、今までリピーターだった方々が離れていってしまう場合もあります。
2.完全自動化は難しい
産業用ロボット同様、どこかは人がサポートしてあげる必要があります。
例えば、配膳前は従業員がロボットに商品を持たせてあげる必要があります。
また、下膳は、お客様によってロボットに持たせてあげる必要があります。
そのため、快くお客様に下膳してもらう対策等を考える必要も発生します。
3.導入環境に制約がある
人とは異なるため、段差があったり、通路の幅が狭かったりした場合には導入ができません。
ただし、こちらのデメリットはロボットを導入するために必要な条件です
なので、レイアウト変更等で対応することができれば取り除くことができるデメリットです。
結論、デメリットの影響が少ない場合は、導入するべきでしょう。
安全に配慮されているため、スピードこそ出ないものの、人手で複数のテーブルに配膳する場合、
キッチンと客席を何往復もする必要があります。
その間にも注文は増えますし、お客様が来店された際や、お会計の場合、対応する必要あります。
そういった待ち時間を減らすことが、リピーターを増やすことに繋がります。
導入するときの注意点としては、
『失われた温かみをどこで補うか』だと考えます。
配膳ロボットの中には、猫の顔が付いている機種もあり、工夫がされています。
あなたのお店に合った配膳ロボットを導入することで、お客様を維持しつつ、生産性が向上しましょう!
いかがだったでしょうか。
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