こんにちは!産業用ロボットの情報を発信している製造DX.comです。[◎△◎]
今回は、パレタイズロボットについてお話していきます!
もくじ
①パレタイズロボットとは?
パレタイズロボットとは、パレタイズ、つまり、荷積みに特化したロボットです。
パレタイズに”ing”を付け“パレタイジングロボット”と呼ばれることもあります。
もちろん、荷下ろし(デパレタイズ)も人間の代わりに行うことができます。
つまり、人手作業で重い荷物を荷積み、荷下ろししていたものを
ロボットが簡単に、軽々と持ち上げ、パレットに並べたり、他の場所に移動させることができます。
また、他のロボット同様、ハンド先端の設計により、段ボール、紙袋、様々な形状のものを扱うことが可能です。
②パレタイズロボットの構造
パレタイズロボットは各ロボットメーカーから販売されていますが、
その多くが、垂直多関節ロボットに分類されます。
垂直多関節ロボットは、複数の関節を持ち、人の腕に見えることから、
一般的に”ロボットアーム”と呼ばれることも多いです。
垂直多関節ロボットの特徴は、柔軟に動くことができ、自由度が高いことがあげられます。
一般的なハンドリング等に用いられる垂直多関節ロボットは、6軸が主流ですが、
パレタイズロボットは、重量物の搬送を行うことを考慮して開発されているため、
軸を減らし、重量物に耐えうる剛性を確保していることが多いです。
人の腕も、関節は脆く、骨折するよりもわずかな力で脱臼してしまいますよね。
ロボットの関節も同様に関節は脆いとされます。
現在のパレタイズロボットの主流の軸数は、4軸となっています。
③パレタイズロボットのメリット
パレタイズロボットのメリットは、なんといってもやはり、
重量物の搬送を簡単に行えることでしょう。
一言で終わらせてしまうと、「それだけ?」と思われてしまいますが、
その恩恵は非常に大きいものといえます。
人間が手作業で行うことができる重量は、厚生労働省により定められています。
つまり、配置する人の体格や性別が制限されてしまうため、人員確保が非常に難しくなります。
また、法令によって定められた重量以下でも、慢性的な腰痛や椎間板ヘルニアを発症させてしまい、
作業が困難になったり、突発的な休暇が必要となってしまうこともあります。
パレタイズロボットは、それらの課題をクリアにすることができ、
また、従業員の満足度を向上させ、会社全体を活気立たせることができます。
④パレタイズロボット導入のポイントは?
パレタイズロボットの導入ポイントは以下の通りです。
- 可搬重量
- 導入スペース
- 予算
可搬重量は、ロボット機種によって様々です。
導入工程にあった重量を選ぶことはもちろん、
今後、数年の間に扱う可能性がある重量も考慮することも視野に入れておきましょう。
次に導入スペース。
パレタイズロボットのほとんどが重量物を扱うことでしょう。
そのため、安全柵が必要となることが多いです。
十分なスペースがあるか確認しておきましょう。
予算については、ご相談するロボットSIerや、導入用途によって大きく変わってきます。
簡単に『コストが安いか、高いか』だけを判断するためには、導入工程が一般的な工程か、
取り扱っているものが段ボールなど一般的な梱包か、それらで判断することができます。
一般的な工程、梱包であれば、流通量が多いため、比較的コストが低いといってよいでしょう。
ロボット導入のお問い合わせは製造DX.comまで
自動化を行うにあたって知っておくべき事項をまとめた「工場自動化ガイド」を作成しました。これから自動化を行っていきたいと考えている企業様は是非参考にしてみてください。
インターネット接続せずに使える生成AI「ローカルLLM」を使いたい方はこちら
https://spesill-local.studio.site
インターネット接続せず、セキュアに生成AI活用ができる環境を提供します。具体的には、ローカルLLMを使用して、専用アプリを50万円~提供します。買い切りになるのでランニングコストはかかりません。
DIfy、Microsoft Copilot Studio、GPTsの構築支援のご相談はこちら
DifyやMicrosoft CopilotなどのノーコードAIツールの活用方法がわからない、社内に導入したけど使用している社員が少ない、生成AIを活用した新事業を立ち上げたい、という企業様を徹底的にサポートします!
お気軽にお問い合わせください。
汎用的な生成AIツールを導入したい方はこちら
Word、Excelと親和性が高く、高度な文章生成、図表から文字・文字から図表の生成ができ、ナレッジ検索ができるAIアシスタントツールです。
専門文書の作成や社内外からのお問い合わせ対応などに課題を感じている、人手不足で業務が逼迫している、埋もれている有益なデータが大量にあるなどナレッジマネジメントのお悩みがあれば是非お気軽にお問い合わせください。
運営会社について
製造DX.comを運営する株式会社ファースト・オートメーションは製造業特化の生成AI活用支援会社です。製造DX.com内で研究成果の一部を投稿しています。また、製造業のデスクワークをAIで簡単にする「SPESILL(スぺシル)」を開発提供しており、特に反響をいただいております。ぜひご活用ください!