ロボット自動化が農業にもたらす3つの大きな効果!技術継承が鍵!
- #スマート農業
こんにちは!
産業用ロボットの情報を発信している製造DX.comです。[◎△◎]
2021年は色々なことがありましたが、ロボット業界でも何か大きな動きはありましたか?
やはりロボット業界の動きは時代の流れに追従しているという印象です。
今、正に変革の時という感じなので、トレンドも色々な動きがありますね。
2021年はロボット業界にとってどのような年になったのかを振り返る意味でも最新トレンドについて紹介しましょう。
2021年はロボット情報コラムでも様々なことを取り上げてきました。今回はその総まとめです。2021年の最新トレンドを振り返ることで、2022年以降のトレンドについても予想もできるでしょう。そういった意味でも是非、最後まで記事をご覧ください。
もくじ
最新トレンド
国際ロボット連盟(IFR)が示す最新トレンドや2021年のロボットに関するニュースなどから、最新トレンドを下記の4点をピックアップしました。
上記の4点について、詳しく解説していきましょう。
製造工場にIoTやAIの技術を取り入れることで、工程の管理・最適化を行う手法がスマートファクトリーです。スマートファクトリーの中には産業用ロボットを組み込み、省人化・省力化を行うこともできます。省人化を突き詰めて行くことで、最終的には完全無人化のスマートファクトリー化も可能です。
実際に完全無人化をされているスマートファクトリーの事例については、下記の記事を参考にしてください。
スマート化の主なメリットは次の3点です。
スマートファクトリーでは、IoTを用いて取得したビッグデータをAIなどを用いて解析することで、製造工場全体を一元管理することができます。また、今までは職人しか作れなかったようなものも、ノウハウをデータ化することで技術継承も可能。そして、ロボットを使用することで、職人と同様の動きもできます。
ビッグデータを活用した工場自動化については、別記事にて詳しく解説しています。詳細は下記の記事を参考にしてください。
更に、製造工場全体を一元管理することによって、材料の調達から顧客に届くまでの物流も管理可能です。後述しますが、工場のスマート化によって、サプライチェーンマネジメントも容易になります。
2020年から2021年にかけての新型コロナウィルスの感染拡大によって、サプライチェーンに大きな混乱が生じました。その混乱は2021年12月現在、未だ解消する目処が立っていません。国内の製造業界がグローバル化を推し進めてきた結果、材料の入荷ができなくなるという状況となっています。
よって、2021年にはサプライチェーンマネジメントが重要視されるようになりました。
また、サプライチェーンの正常化の鍵はロボットによる自動化です。ロボットによる自動化を導入することで、生産性、柔軟性、安全性のメリットが得られます。そして、それらのメリットがサプライチェーンの維持に効果をもたらすでしょう。
サプライチェーンマネジメントについては別記事にて事例を交えて詳しく解説しています。詳細は下記の記事を参考にしてください。
それでは、続いて今までになかった新たな市場ということについて考えてみましょう。
ロボット産業を牽引しているのは製造業界です。しかし、今後は製造業界だけでなく、医療業界やサービス業界などのロボット市場が拡大していくことは間違いありません。また、製造業界と言っても、今まではロボットを導入していなかった分野での活躍も期待されています。
そして、ロボット産業の新たな市場として、2021年のトレンドとなっているのが次の3つの市場です。
これらの市場は以前からありましたが、2021年には更に大きくなったという印象です。新たなロボットの市場としても注目されているので、チェックしておきましょう。
2021年のロボット業界でのトレンドと言えば、協働ロボットを外すことはできません。協働ロボット市場は2020年には約10億米ドル。そして2021年には2桁の成長率と言われていました。その通り、2021年のロボット業界のニュースを賑わせたのは協働ロボットだったと言えるでしょう。
協働ロボットの最大のメリットは、今までの産業ロボットとは異なり安全柵が不要という点です。つまり、人と同じ空間を共有して作業ができるということになります。設置面積の問題や安全性の問題で今までロボットが利用できなかったような工程でも、協働ロボットなら利用ができます。
協働ロボットに関しては別の記事で詳しく解説しています。詳細は下記の『協働ロボットとは、産業ロボットとの違いを解説!』を是非ご覧ください。
2021年は飲食店などで大きな変化がありました。新型コロナ感染拡大を受け、人との接触を避けるために利用されたのが、サービスロボットです。
飲食店では以下のような作業において、サービスロボットを利用されるようになりました。
2021年の大きな変化として、あなたの街の飲食店でもこのようなトレンドを肌で感じるのではないでしょうか。飲食業界の自動化については、下記の『ロボット自動化が飲食業界にもたらす5つの効果!省人化だけではなかった!』をご覧ください。
また、飲食業界以外では、介護業界でもサービスロボットが活躍しています。少子高齢化という現状を鑑みると、今後ますますサービスロボットの導入が増加することは確実です。
ロボットと共に急激に市場が拡大しているのがドローンです。2021年はドローンに関する法規制でも大きな変化がありました。変更されたのは、次の4点です。
法規制が変更されるということは、それだけドローンの市場が大きくなってきたということになります。利用される分野についても徐々に拡大中。記憶に新しいのは、2021年東京オリンピックの開会式はないでしょうか。東京オリンピックの開会式では1824機のドローンが使用されました。
産業分野においても、農業・建設業界・物流業界・報道などでは頻繁に使用されるようになっています。また、災害発生時の捜索や調査などにも利用され、今度ますます活躍することは確実です。よって、2021年のトレンドであることには間違いありません。
ドローンで出来ることについては、別記事で詳しく解説しています。詳細は下記の記事を参考にしてください。
新たな市場という点では、CO2に関連する事業も同様です。
2021年最新トレンド
CO2排出量の削減
2021年最も世間を驚かせたニュースの一つにCO2排出量の削減というものがあります。現在、製造業界を中心に多くの企業がその対応に追われているという状況ではないでしょうか。
そして、CO2排出量の削減についてはロボット業界も同様の対応をしなければなりません。2021年は、ロボット業界としてもCO2を排出しない工場へ取り組む企業が増えてきました。
具体的には、太陽電池や水素燃料電池といった再生可能エネルギーを利用したロボット製造を行っています。また、ロボット自体も省エネ化、CO2排出量の削減が可能な製品の開発に取り組んでいるところです。
2021年は確実にCO2排出量を減らしていくことがトレンド。日本はその最先端を走り続けているので、今後は更に世界を牽引していくことになるでしょう。
本記事では2021年のロボット最新トレンドということについて紹介しました。記事内で取り上げたのは次の4点です。
2021年のロボット業界のニュースを振り返ってみると、「コロナ」と「CO2削減」が最も大きなトレンドだったのではないでしょうか。そして、「コロナ」によって、スマートファクトリー、サプライチェーンの維持が加速したという印象です。
また、CO2排出量の削減については2020年から様々な取り組みをされるところが増え、ロボット業界でも最新トレンドとなっています。そして、この流れは今後もしばらく続くことになるでしょう。
自動化を行うにあたって知っておくべき事項をまとめた「工場自動化ガイド」を作成しました。これから自動化を行っていきたいと考えている企業様は是非参考にしてみてください。
https://spesill-local.studio.site
インターネット接続せず、セキュアに生成AI活用ができる環境を提供します。具体的には、ローカルLLMを使用して、専用アプリを50万円~提供します。買い切りになるのでランニングコストはかかりません。
DifyやMicrosoft CopilotなどのノーコードAIツールの活用方法がわからない、社内に導入したけど使用している社員が少ない、生成AIを活用した新事業を立ち上げたい、という企業様を徹底的にサポートします!
お気軽にお問い合わせください。
Word、Excelと親和性が高く、高度な文章生成、図表から文字・文字から図表の生成ができ、ナレッジ検索ができるAIアシスタントツールです。
専門文書の作成や社内外からのお問い合わせ対応などに課題を感じている、人手不足で業務が逼迫している、埋もれている有益なデータが大量にあるなどナレッジマネジメントのお悩みがあれば是非お気軽にお問い合わせください。
製造DX.comを運営する株式会社ファースト・オートメーションは製造業特化の生成AI活用支援会社です。製造DX.com内で研究成果の一部を投稿しています。また、製造業のデスクワークをAIで簡単にする「SPESILL(スぺシル)」を開発提供しており、特に反響をいただいております。ぜひご活用ください!
厳選した記事を定期配信
キャンペーン情報などをいち早く確認