100品種以上ある組立をセル生産方式を用いたシステムで自動化へ!ーロボット導入事例25

100品種以上ある組立をセル生産方式を用いたシステムで自動化へ!ーロボット導入事例25
banner_01

こんにちは!産業用ロボットの情報を発信しているROBoINです。[◎△◎]

今回も、ロボット導入事例を掲載していきます。
参考資料は経済産業省が展開しているロボット事例となりますが、見やすく、わかりやすく、をモットーに嚙み砕いてまとめていきます。

みなさんの困りごとに対しての解決方法となれば幸いです。

①主な導入内容

【導入内容】
・少量多品種の組立工程にバラ積みピッキングと組立を行うロボット導入
・従来のライン方式に代わり、セル方式を採用してコストダウン

【企業情報】
・中小企業
・製造業(機械製品)

【導入工程情報】
・組立工程(ハンドリング・ピッキング)
・生産性の向上

②導入前(生産現場の課題)

今回のエンドユーザー様は印刷機に搭載される部品の生産を行っていました。
様々な印刷機に対応していたため、多品種小ロット生産をしていたため、
全ての製品を自動化対応しようとすると、膨大なスペース費用が必要であることを懸念していました。

特に、エンドユーザー様にて検討していた手法では、少ない製品に対して1ライン必要であり、
100種以上の製品を扱うエンドユーザー様には、最適ではありませんでした。

また、ロボットシステムは、自動車メーカーの製造現場や、大量生産製品の生産現場で導入されているというイメージを持たれており、自動化の検討に本腰を入れて進めていませんでした。

③ロボットシステムの導入

【主な導入製品】
・垂直多関節ロボット
・コンベア
・エレベータ式ストッカー

今回の事例でもっとも大きな課題は、システムの規模の大きさでした。
通常のライン方式を選定した場合、数十ものシステムが必要となる可能性が大きかったため、セル生産方式を選定しました。

セル生産方式とは、作業台等(今回の場合は製品棚)をU字型やL字型に配置することで1人または少人数でも効率よく対応することができるようになる作業方式です。
トヨタ生産方式を学んだことがある方は、ご存知だと思いますが、トヨタ自動車の生産コンサルタントの方が発案しました。
部品箱の入れ替えや作業員の作業順序を変えるだけで、生産品目(製品バリエーションなど)を容易に変更でき、多品種少量生産への対応に優れていることが一番のメリットとしてあげられます。

今回、エレベータ式のストッカーを用いることで、セル生産による省スペースのロボットシステムを実現することができました。


④自動化による効果

本案件は、弊社が設計したものではないため、具体的な導入費用を掲載することができませんが、効果などとしては下記のようになっています。

【主な効果など】
投資回収年数 :約3.7年
生産性    :約8.0倍
導入部門人員 :3人削減
効果     :1,260万円/年
その他の効果 :品質の向上

※参考動画は本案件のロボットシステムではありません

⑤最後に

ロボットは、”大量生産に強く、少量生産に弱い”と考える方が多いです。
勿論、少量生産でも場合によっては、導入コストと見合わず、断念してしまうこともあります。

しかし、多品種少量生産の場合では、導入コストを回収することは十分に可能です。
ロボットSIerの持っている知識を活かし、あなたの工場、倉庫に合ったシステムすることができます。

ロボット導入のお問い合わせはROBoINまで

いかがだったでしょうか?

ロボット導入について「もうちょっと知識を深めたい」という方はこちらのコラムをご覧ください!
『初心者必見!これを読めば導入に向けて大きく前進!ロボット導入に必要な情報をまとめました!①』

Twitterアカウント開設しました!ぜひお気軽にフォローよろしくお願いします!

ROBoIN(ロボイン)を運営する株式会社ファースト・オートメーションでは、製造業の業務効率化を支援する様々なサービスを開発提供しています。工場自動化プロジェクト特化のプロジェクト管理サービス「ROGEAR(ロギア)」やAI仕様書作成サービス「SPESILL(スぺシル)」は特に反響をいただいております。ぜひご活用ください!

banner_01
記事一覧
広告 広告

関連記事

の最新情報をお届け

厳選した記事を定期配信
キャンペーン情報などをいち早く確認